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ラジコンのタイヤがブレる。改善するためにやったこと
どうも!
しょーです。
数週間前に私が愛用してるTamiya XV-02について、真っ直ぐ走っているのに前輪が微振動を起こしていたり、ジャンプから着地をした時に後ろにぐいっと食い込んでしまう現象があることを書きました。
公園で野良でラジコンをしているので、前輪が多少ぶれたところで、走行には何の支障もありません。
でも、「ラジコンを本物のようにリアルに撮りたい」という欲求を持っている私にとって、前輪がぶれてしまうと実写感が減少してしまうんです。
本物の動きに近づけるように、前輪ブレはなんとしてもなくしていきたい。
そんな強い思いで解決に挑みました。
しかし、ラジコンで遊ぶ期間が2年以上あっても専門知識を勉強してこなかった私に解決策が思いつくはずもなく、Thredsにて相談することに。
ありがたいことに、すぐにラジコンの先輩たちからアドバイスを頂くことができました。
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そして、その中にあったアドバイスを実際にやってみたり、私の直感でいろいろいじってみたところ、かなりタイヤブレが軽減しました。
そんなわけで、私と同じように前輪ブレを軽減したいと思っている方のお悩み解決になると思いますので、この記事に書き残しておこうと思います。
結論:ホイールアライメントを調整すべし
ホイールアライメントってなんですか?
と、僕も最初は思いました。
なんで簡単に紹介していきますね。
特にフロント側サスペンションに関しては、いろんな部分を調整することができるようです。
・トー角
・キャンバー角
・キャスター角
・アッカーマン
・ジオメトリー
・切れ角
これらの部分を調整することで
「直線ではまっすぐ走り、カーブではしっかり曲がる」
そんなラジコンを作ることができます。
その中で、今回の前輪ブレを改善するために大きく貢献したポイントが「トー角」でした。
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トー角とは、ラジコンを上から見たときに左右のタイヤがどう向いているかを表したものです。
もしタイヤが前のほうで内側に寄っているなら「トーイン」。
後ろのほうで内側に寄っているなら「トーアウト」。
たとえば、タイヤが少し内側に向いていて、角度が3度だったら「トーイン3度」って言います。
ちなみにトー角の「トー」は英語で「つま先」っていう意味のようです。だからつま先が内側なら「トーイン」、つま先が外側なら「トーアウト」って覚えると分かりやすいと思います。
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私がこのXV-02を組み立てたときは説明書通りに作業をしたので意識をしていませんでしたが、デフォルトでは「トーアウト」になっていました。
コーナリング開始時からイン側のタイヤがより深く切れ込んで、ステアリングのレスポンスを高める狙いが見えます。
レースで勝てるセッティングに、最初からなっているということですね。
公園で勝負をするわけではない私には関係がない部分なので、トー角を減らしていきます。
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タイヤブレ解決の話からそれてしまいそうなのですが、「ちなみに本物のクルマのトー角はどうなってるの?」というのも気になったので検索してみました。
「実際の車のトー角は、一般的に0度またはややトーインに設定されています。」
とのことです。
実際にトー角をゼロにしてみた
トー角を調整するためには、ステアリングロッドを伸ばしたり縮めたりすればOKです。
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私は今回トーアウトになっている状態からトー角をゼロにするために、ステアリングロッドを伸ばしていきます。
ラジコンのタイロッドの長さを調整するためには、中心にある六角ナットのような突起物を回転するだけ。
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ビフォアーの写真を撮るのを忘れてしまいました。
アフターの写真だけになりますが、赤線とほぼ平行になりました。リアタイヤが若干トーインになっている件は、今回は割愛します。
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タイヤも平行になっていますね。バッチリです。
目視で調整しているので効率は悪いので、レース参戦でコンマ1秒を縮めたい方は計測アイテムを使いながら調整してください。
実際に走らせてみた
調整が完了したマシンを公園に持っていき、実際に走らせてみました。
おお!
かなり改善されていますね!
ブレブレだった前輪が、ピタッとしています。
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着地をした瞬間も、タイヤがブレることが無くなりました。
これでまた一歩、実写のような動きに近づけることができました。
まとめ
「前輪がブレるなぁ」と感じている場合は、トー角を見直してみましょう。トーアウトになり過ぎている場合、タイヤに変な力が働いてブレやすくなると思います。
トー角はステアリングタイロッドを縮めたり伸ばすだけで調整できるので簡単ですね。
これであなたのマシンのタイヤブレが軽減されたら、ぜひ嬉しい報告をコメント欄にて教えてください♪
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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