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2024夏 四国ロードトリップ③

夏休みにまるまる1週間使って四国に行きました。
真夏の四国車中泊旅行、自然満喫大満足プランです!
今思い返してもなかなかベストな旅ができたのでは、と思う2024夏だったので記録がてら振り返ります。

↓②はこちらから


6日目: 香川で満腹うどん巡りと絶品白味噌の豚汁

スーパー銭湯にて久方ぶりに空調が効いた部屋で足を伸ばして熟睡し、気持ちよく起きた朝。夫は朝風呂に行き、わたしは漫画NANAの続きを読んだ後、香川のうどんをはしごすべく、うどん屋さんに向けて車を走らせました。

今回の旅の目標のひとつ、福岡うどん(コシがまったくないやわらかいうどん)を愛する夫に本場讃岐うどんを食べて唸らせたい!

まず向かった先は純手打ちうどん よしや。
朝7時開店で9時ごろ向かったのですが長蛇の列かつ店の前の駐車場も満車ということで一旦わたしが車を降りて列に並び、夫はは駐車場に車を置きに行くことに。
ただ、警備員さんに教えてもらった駐車場がよく聞き取れず、かつそれらしき駐車場が見つからず結局かなり遠いパーキングに停めて歩いてくることに。
わたしは暑さを遮るものもない中、充電のないスマホだけを手に持ち並び続けるという状況で食べる前に疲労困憊した苦い思い出あり。


香川県内でも珍しい、すべて手打ちのうどんということで麺の太さがまばらだったのですが逆にそれが出汁に絡んで美味しい。


次に向かったのは手打ちうどん 歩。
よしやから歩いていける距離だったのでわたしは歩いて向かって先に並び、夫には遠くに停めた車を取りに行ってもらいました。
セルフ店ではなくふつうのお店で、店内で椅子に座ってから注文を聞かれます。
注文後すぐにうどんが届き、食べてみるとコシが強いおいしいうどん。ここの肉うどんが個人的にいちばん好みでした。


すでにおなかいっぱいになりつつもドライブでインターバルをはさみながら向かったのは手打ちうどん ますや。
お盆期間中ということもあり、営業時間内にも関わらずうどんはわたしたちで売り切れ。
たまたまラストの枠に滑り込むことができました。
すでに小サイズとはいえうどんを2杯食べてお腹いっぱい、かつ炎天下で汗が噴き出る中行列に並んでおり、なぜここまでしてうどんを食べることに意地になっているのか自分でもわからなくなる状況に。

そんな中、わたしたちの前に並んでいた地元の方らしきご家族は、次々とやってきて売り切れの文字を見て引き返す全国各地の車のナンバーを見ながら「えっあんなところから」「ここも有名になったね」といった会話をされていて和みました。

本日は終了!の看板あり
駐車場広めなのはポイント高い
釜玉うどん
肉うどん

天ぷら類がすべて売り切れだったのが残念だったけど(おなかいっぱいのくせに食い意地が張っている)、おいしいうどんでした。
半年経ったせいか、うどんという食べ物の特性か、全然味の特徴が思い出せないけどおいしかったのは間違いない。

うどんを食べておなかいっぱいでもう動けない、でも夜に行きたい店があるから高松からは動きたくないということで、コインランドリーで洗濯をしながらコメダ珈琲に避難。
ひとしきり涼んで休憩して、綺麗になった洗濯物とともに向かったのは瓦町のまほろば。
なんでもぶた汁が美味しいとのことで気になっていたお店。
17時開店で17時半ごろに向かったのですがすでに店内はお酒を飲み交わす上機嫌な人たちで混雑していました。

カウンターの席に通され、並んでいるおばんざいから気になるものを注文。最後にぶた汁をいただいたのですがどれもあたたかいおいしさで心に沁みました。
店内の程よい喧騒と雰囲気が、推定70代と推定50代の店員さん同士の親子喧嘩も包み込んでいました。

この肉じゃが!理想だった。
じゃがいもの形は崩れていないのに味がしみこんでいて人生ベスト肉じゃがかも。
肉たたき、おいしくないわけがない。
からしが合う焼き豚
おさしみも新鮮で身も分厚い
念願のぶた汁。白味噌仕立てのぶた汁ってこんなにおいしいんだ、真夏に食べてこんなにぶた汁がおいしいんだ、という発見。

おなかもこころも満たされたので、坂出から瀬戸大橋をわたって本州へ。
途中の与島PAでは瀬戸大橋を一望できる展望台もあり、1週間滞在した四国に思いを馳せてしんみりとした気持ちになりました。

そういえば福岡うどん好きの夫を讃岐うどんで唸らせる、という目標は結果として達成ならず。
美味しかったのは美味しかったけど、なんでも終盤おなかがいっぱいすぎて辛かったそうな。でもそもそも慣れ親しんだ味を超えるって難しいよね。

少しでも涼しいところを目指して1時間半ほど車を走らせ、岡山の小田郡の道の駅 山陽道やかげ宿で就寝。

車内はこんな感じ

7日目: 鞆の浦散策とグアテマラ出身の店主が作るハラペーニョお好み焼きで旅の締めくくり

朝起きて、道の駅山陽道やかげ宿を散策。道の駅にしては珍しく、野菜や特産品などの物販はありませんでしたが、そのせいかお盆中にも関わらず観光客もいなかったので、観光列車ななつ星のデザイナーの方が手掛けたという高級感あふれる優雅なつくりの中、置いてある本(自伝)などを読みゆったりとした朝を過ごせました。

そのあとは道の駅で読んだパンフレットに沿って道の駅の裏手にある矢掛の町を散策。
昔は旧山陽道の宿場町として栄えたという街並みが保存されていて、倉敷を彷彿とさせる白い壁面と瓦屋根がつづく家屋の並びと青空がきれいでした。

朝だからか全然人がいない!
ロマン溢れる細路地
日傘必須
凧揚げの絵柄みたい。
むっとしたお顔の両サイドにお花があるのかわいいな。


お盆休み最終日は家でゆっくり過ごそうということになったのでこの日が旅行の最後の日。
下道で福岡方面に向かいながら、気になった場所へ立ち寄ることに。
行きたかったパン屋さんがやっていなくて残念な気持ちになりながらも向かった先は広島県福山市の鞆の浦。
坂本龍馬ゆかりの地、かつ崖の上のポニョの舞台という幅広い観光客を寄せ付けるスポットですが、わたしが興味を持ったきっかけは鞆の浦から船で行ける仙酔島の五色岩。
ただし、24年8月時点では数年前の大雨の影響で通行止めだったので仙酔島には寄らず港町を散策しました。

駐車場に車を停めて海の方へ出ると、視界にぱあっと瀬戸内海が広がり、その中に小島が浮いており晴れやかな気持ちになります。

早速休憩。鞆の浦サイダーおいしかった!
タイムリーに車の中で健康でいたいよねっていう話をしていたので名物の保命酒も購入。ちびちび飲んでいます。炭酸割りも良いけどロックが美味しいかな。
福禅寺對潮楼からの景色
赤いカーペットに座って、スピーカーから絶え間なく流れる説明を聞いてふんふんとうなずく。
朝鮮通信使が日東第一形勝と称賛した眺め。
これはたしかにすばらしい。
陸軍が使用していたらしい望遠鏡
大満足だった



外に出ると暑くてたまらない天気だったので、美味しそうなジュースやお菓子に髪をひかれながら街を散策。
今回は行きませんでしたがいろは丸の展示館などもあったので歴史好きにはたまらなさそう。

有名な常夜燈まできたところで暑さの限界。行きとは別の道を通りながら車に戻りました。

途中スーパーやJAなどで休憩をはさみながら広島市内へ。JAで買ったシャインマスカット、おいしかったなあ。倉庫で直接売っている形式で、地元の人がひっきりなしにやってきてはお目当ての品をパパッと決めて宅配便の送り状を渡していた姿が印象的でした。毎年恒例の行事みたいなもんなんだろうな。受け取り主はその心遣いが嬉しいに決まってる。

広島市内では、昨年まで広島に住んでいた友人に教えてもらったお好み焼き屋さんへ。
鉄板が並ぶコの字型のカウンターの中心でお好み焼きを焼くのはグアテマラ出身の店主。
店主がお客さんに気さくに話しかけてくれる温かい雰囲気でした。隣に座った男性はなんと市内の別のお好み焼き有名店で修行しているという方。
ほかにも常連の方やわたしたちと同じく観光の方で満員、かつひっきりなしにかかってくるテイクアウトの電話で大忙しの中、仕事とはいえお客さんを気遣う器の大きさ見習わなきゃなあ。
肝心のお好み焼き、ハラペーニョトッピングはせめてトッピングだけでも家で真似したいほどおいしかったです!

たしかチリリオグランデ(シチュー)
関西のお好み焼きに慣れすぎて、そばもうどんも頼まなかったらこんなぺっちゃんこなんや!ってびっくりしたお好み焼き
こちらは肉玉そばの王道

大満足でお店を出ると行列ができていました。
最後に大きなスーパーで買い物をして(アボカド3つで200円だった!!安い!広島まったく関係ないけど)、高速に乗って福岡へ。
帰りに義実家に寄りお土産をわたして家に着いたのは23時ごろ。

まるまる1週間のロードトリップ、真夏に比較的標高の低い四国で暑さにやられたりもしたけどすごく思い出に残る旅行ができたなあ!
何よりも、今年の春に購入した愛車でいろんな場所に行けたことがよかった!

今回、香川を除いて都市部には行っていないので今度はゆっくりひとつの都市を堪能する旅行としてみたいな。

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