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【独り言日記】高齢者運転免許証の返納の難しさ

2024.6.12(水) 晴れ

こんにちは。福豆です。

認知症が日々進む義理父

今年、8月の誕生日がくると同居する義理父は88歳を迎える。
認知の低下が著しく、日々の会話も同じことを何回もしなければならない状況なのです。
こちらも毎回、初めて聞く話しのようなリアクションで対応する。否定はしないようにしている。気長に

そんな状況なのにまだ運転をしている(させてしまっている)のです。
「そろそろ、免許証返したほうがいいんじゃない?」というと、「何故だ?俺は身体はどこも悪くないし、まだまだ運転できる。」と言う。
私の知り合いが以前、同じ問題で悩んでいた時にこの会話のやり取りのことをよく聞いていた。
こちらの言い方に工夫や思いやりがないのかな。なかなか理解も納得もしてもらえない。このことは、運転免許証を持つ高齢者と暮らす家庭では必ずぶち当たる問題なのだ。
義理父は認知力は落ちているが身体については血圧以外どこも悪くない。ありがたいことに自分のことは自分でできるから、身体的な介助や介護の必要はまだない。

義理母は普段、義理父の様子を見ているにも関わらず、なぜ免許証を返す必要があるのかが今ひとつピンときていないらしい。
旦那も免許証の返納が必要な状態なのは分かっているが、現実から目を背けて過ごしているように思える。
たしかに親が日に日に衰えていくのを目の当たりにするのは嫌なのだろうと思う。
だから、私が鬼嫁になるしかないのだ。自分の立ち位置はそうなんだと言い聞かせている。

今年、義理父は運転免許証の更新時期なのだが、75歳以上のドライバーは、認知機能検査等を受けなければならないことになっている。
免許証更新期間中(更新期間が満了する日の6月前から)に認知機能検は受けられる。記憶力や判断力を測定する検査で、手がかり再生及び時間の見当識という2つの検査項目について検査するようだ。
公安委員会から通知の文書すら意味が理解できていないから、この時点でアウトじゃないかと思うし旦那にも話しているが、今の彼は自分のことでいっぱいいっぱいらしい。

インターネットで検査問題が検索できたので問題を見てみた。
簡単な問題だけど、どう考えても今の義理父には難しいと思える。
検査の結果、「認知症のおそれがある」と判定された場合は、公安委員会(警察)から連絡があり、臨時適性検査又は診断書提出命令により医師の診断を受けることになる。認知症であると診断された場合は、聴聞等の手続を経た上で免許の取消し又は効力の停止を受けるのだそうだ。

これなら、理解して返納するだろうか、いや、自動車を処分しない限り隠れて乗る可能性が高い。鍵を渡してくれる気がしない。
義理父は私が嫁いできたときから、家族や近所、周囲に対してわががままで暴力的だった。近所からも相手にされていなかった。
ある家族とのいざこざがあったときは、その横暴さにあきれてしまい、半年ほど口を聞いていない時期があった。

とはいえ、今は90歳近い高齢者。しかし根底にある人間性は変わっていない。
鬼嫁となった私に毎日毎日注意される義理父。義理母曰く、私がいると若干緊張しているらしい。若干の緊張も必要な場合もあるのよ。

「お願い!認知症機能検査に合格しないでくれ!」と毎日、祈っている。
こんなお願い、本当は私だって嫌なのに。
でも、交通事故で人様に迷惑をかけてしまうようなことが起きる前に対処しなければならないのだが。

もし、認知症機能検査に合格してしまったら・・・・・

本当は、認知症機能検査を受けて不合格の判定を待つより、今すぐ強制にでも返納させなければならないけど、本当に言うことを聞いてくれない。
更新満了日まであと2か月弱。

福豆の緊張の日々は続く。





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