知っていますか?プラスチックごみの行き着くところ

こんにちは
岩澤です。

先日、人にお勧めしていただいて「プラスチック・オーシャン」と言う映画を観てきました。
題名からも予想が付く方も多いかもしれませんが、これは世界で問題となっているプラスチックごみを取り上げたドキュメンタリー映画です。

プラスチックごみの問題は誰もがなんとなくしては知ってはいるものの、実際に映像として見てみると非常にインパクトがあります。

そもそも、みなさんは「分別しているから大丈夫」と思ってはいませんか?
これは僕自身がそう思っていたので言える事です。

今回は素人知識ですが、まずは映画から学んだこと書いていければと思います。

人が見えないところにこそゴミがある

日本に住んでいるとゴミはほとんど落ちていることはなく、一つでも見つかればそれが目立つような状態です。
題材となっている海についてもみなさんが見るような浜辺や海沿いを見ると0とは言わずともほとんどごみは見かけないものです。

では、少し粗を探して、物陰や人があまり立ち入らないちょっとした入り江などはどうでしょうか。

僕の経験ですが、
以前、イベントで秋葉原のごみ拾いに参加した際には1時間足らずでごみ袋一杯のごみを回収することとなりました。
また、友人たちと江の島を散策して、人が立ち入らない入り江に入ると多くのごみが漂流してごみ溜めになっているのを見かけたことがあります。

人が見えるところは危機感を持った方々が回収をしてくれています。
しかし、さすがに見えないところまでは手が回っていないのが現状かと思います。

そして地球上で一番広く、人の目につかない場所。
それが海です。

誰がプラスチックを回収するか

映画では沖から数十キロ離れた海面や、海の底の映像を観させていただきました。

言葉足らずで申し訳ありませんが非常に多くのごみが散乱している状態。
目に見える大きなごみからマイクロプラスチックと呼ばれる小さな破片まで。
もちろんすべての海域がそんな状態ではないとは思いますが、そういう海域があるのは事実です。

映像の中で潜水艦を使って海底に沈んだごみを回収する様子もありましたが、ぱっと見でとても困難。
そもそも、潜水艦なんてものを持っているのは一部の人、組織だけです。

映っていたのはペットボトルやビニール袋です。
遠くの世界の話ではなく明らかに僕たちの日常から生まれたごみです。

海に出たごみを一つ回収するだけでどれだけの労力がかかるかが肌感で伝わりました。


ごみの回収に労力を費やしても見返りがないのが現状です。
そんな状況下で誰が労力を出すのか?
誰かにやってもらうにしてもまずは一人一人がごみを出さないことが重要です。

捨てたごみは帰ってくる

生物濃縮と言う言葉を聞いたことはあるでしょうか?

有害な物質を生物が食べたものが消化されずに体内に残り続けた結果、生物内に蓄積していく現象です。
少し前の放射能物質の際に知った方も多いのではないでしょうか。

これはプラスチックにおいても言える事です。

結果、外国ではプラスチックを食べたことが原因で死に至る動物達がいることが紹介されています。

僕はこれを見た時、人体まで戻ってくることはないのでは?
どこか収穫した際に危険なものは省かれているのでは?

と思っていましたが、2018年の研究ではボランティアで被検体となった日本人8名のうち8名からプラスチックが検出されたとの事。

すでにどこからかプラスチックは人間の元へと帰ってきているのが現状のようです。

さいごに

まずは現状を知ることが重要と思い、今回このような記事を書かせていただきました。
僕自身が、ごみを減らすことは前提としても効果は微々たるもの。
既に気付いて動いている人がいるのも事実ですが、現状で解決には至っていません。

1人1人が意識をしてまずはごみを減らすこと。
生まれたごみも適切に処理されるように分別していくことが第一歩かと思いました。

多くの人の意識が高まればもっと大きな動きとして解決に進むこともあるかと思います。

できる事から実践してこれからの地球に貢献していきます。

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