添加物を気にしすぎて、スーパーで何も買えなかった日々
わたしは元々、添加物の勉強をするのが好きでした。
きっかけは中学の家庭科の授業で配られた2枚のプリント
発がん性があったりアレルギーの原因になるかもしれない添加物の名前がいっぱい載ってて
わたしはそれからスーパーに行くたびに食べものの裏の原材料が書いてある欄を見て
「あ!これプリントに載ってたやつだ!」と見つけるのが楽しくなりました。
高校生になり、進路を決めるときに
栄養士になる勉強ができる学校に行けば、もっと添加物について詳しく勉強できるかもと思い、大学を探しましたが
でも苦手な化学式も覚えなきゃいけないのは嫌だなー
というので、栄養士になるのはあっさり諦めました。笑
それから20歳まで実家にいたので、食べるものには特に気を遣わず
一人暮らしを始めてからも、彼氏とマクド行ったり吉野家行ったり
ジャンキーな食べ歩きをするのがすごく楽しくて
とりあえず安くて美味しければいいや!という感じでした。
そして結婚し、妊娠がわかり
流産したらどうしよう、と毎日不安でたまらなくて、ネットでいろいろ調べまくっていたとき
添加物の危険性について書いてあるサイトを見て、中学でもらったプリントに書いてあったことを思い出しました。
そらからは少しでも身体に良いものを取ろうと思って気を遣うようになり
買い物に行っても、絶対に裏の原材料のところをチェックするようになりました。
気になる添加物があったら、「これ食べたら病気になる」と思ってしまって
結局何も買えずに帰ってきて
でも冷蔵庫には使えそうなものなくて
旦那が帰ってくる30分前まで、何作ろうって悩んで
結局お弁当買ってきてもらったりして本末転倒…
そんな自分が嫌になり、「もうどーでもいいや!!」と自暴自棄になり
毎日カップ麺食べてみたり
そしてまた気分が持ち直してくると、身体に良さそうなもの買って、頑張って手料理作って…
の繰り返しでした。
今思えば、あのときは「オルトレキシア」という摂食障害になりかけてたのかな?なんて思ったり。
朝から晩まで、添加物に対する恐怖感でいっぱいで
旦那にも子供にも、何を食べさせていいかわからなくなり
料理番組みても「あ、ハム使ってる…癌になりそう」って思って、作るときにレシピ通りにできなかったり
子供がホットケーキ食べたい!って言っても、小麦粉はダメだと思って米粉で作って、固いまずいホットケーキもどきになったり
そんなことが下の子を出産するまで続いたのですが
娘を出産した病院の食事がめちゃくちゃ豪華で、とにかく美味しくて、見た目もすごく華やかで
出産で疲れた身体も、食べるたびにどんどん元気になるのを感じました。
その時わたしは、「こんなおいしい食事、毎日家族にも食べさせてあげたい」って思ったんです。
その料理には、ハムもウインナーも
多分アメリカ産の小麦粉も
食べすぎたらアレルギーになると恐れていた卵も
たくさんの食材が使われていました。
でもわたしは、食べ物を気にして食べてなかったときより、確実に元気になってるし
何より食べることがすごく幸せで、楽しいって思ってる
添加物を気にするより、まずはそこが基本だったんじゃないか
そうふと気づいたときから、やっと添加物を気にしすぎずに生活できるようになりました。
今では〝コープ自然派〟さんで、牛乳や卵、油を買いつつ
足りない分はスーパーで「あ、これ美味しそう(*^^*)」って思ったものを、あまり気にせず買えるようになりました。
全ての食事を楽しくオーガニックに変えられる人は、もちろんその方が身体にいいのかもしれませんが
わたしは気にしすぎて両極端になってしまってしんどかったので、今はこのくらいゆる〜く取り入れるのが、心身ともに楽でいいなぁって感じてます(*^^*)
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