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『ドバイから考える今後の日本』

本日のテーマは、
『ドバイから考える今後の日本』です。

最近、「秒で1億を稼ぐ男」として話題になった実業家が、海外で持っていた会社を2つ閉鎖したというニュースがありました。

彼は2014年にドバイに移住し、その後、豪華な生活ぶりがメディアに取り上げられたことで、ドバイが富裕層の街として広く知られるようになった印象です。

一世風靡したものの、手放さざるを得ない状況になったことから、お金の扱い方について改めて考えさせられました。

私自身、中東には何度か旅行やトランジットで訪れたことがありますが、ドバイにはまだ行ったことがありません。

金融に携わる仕事をしていることもあり、ぜひ一度は行ってみたい場所です。

では、なぜドバイに多くの富裕層が集まるのでしょうか?

その理由は、ドバイの独自の経済戦略にあります。

ドバイは他の産油国ほど石油に頼らず、税金を安くすることで企業やお金を集め、経済を発展させました。

特に「フリーゾーン」というエリアでは、外国の企業が100%出資して会社を作ることができ、法人税もかからないため、世界中の企業や富裕層が集まってきました。

2023年から一部の会社に対して法人税が導入されましたが、それでもまだ多くの人にとってメリットがある場所です。

今では、ドバイがあるアラブ首長国連邦(UAE)の人口のうち、自国民は10%ほどで、90%は外国人です。

UAEの国民は医療費や教育費が無料で、所得税や相続税、贈与税などの税金もかかりません。

2018年からは消費税5%が導入されたくらいで、税金面の優遇が、富裕層にとって住みやすい環境を作っています。

一方、日本も少し前まで「国際金融都市」を目指していましたが、その話はいつの間にか消えてしまいました。

都市構想が復活するかというと、難しいと思います。

なぜなら、日本には昔からの企業や制度が多くあり、新しい外国企業が入りにくい仕組みになっているからです。

そのせいで、日本の成長が止まっているように感じます。

このままの状況では、日本の経済が発展するのは難しく、課題は、ドバイのように、外国企業をもっと受け入れ、古い制度を見直す必要があると思います。

変化を恐れず、新しい経済のやり方を取り入れることが、日本の未来には必要だと考えます。

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