『命の時間を使って得たお金を無駄にしないために』
本日のテーマは、
『命の時間を使って得たお金を無駄にしないために』です。
最近、日本郵政グループにおいて、郵貯銀行の顧客情報がかんぽ生命保険の営業活動に不正に流用されたという大きな問題が報道されました。
この不正流用により、155万人分もの個人情報が不正に使用されたと言われています。
この出来事は、過去にかんぽ生命が引き起こした問題を思い出させます。
例えば、高齢者に対し、意図しない形で保険契約を複数回結ばせる「二重契約」や、不適切な保険の切り替えを繰り返すなどの不正が行われていたことです。
これらの事件により、かんぽ生命に対する信頼を失っている人も少なくありません。
それにもかかわらず、地方の高齢者を中心に「かんぽ生命信仰」は根強く残っています。
その理由の一つは、1990年代に日本郵政グループのゆうちょ銀行の金利が約8%と非常に高かった時期があったことです。
預けるだけでお金が増えるという時代を経験した世代にとって、日本郵政に対する信頼感は今も続いており、かんぽ生命に対しても「安心できる」というイメージが強いようです。
しかし、このような信頼がある一方で、度重なる不正の背景には組織的な問題や風習が残っているのではないかと感じさせられます。
現在では、かんぽ生命での営業ノルマは廃止されていますが、過去には年間200本から300本の保険契約を取るという厳しいノルマが課されていました。
月にすると約20件の契約が必要となりますが、これは他の保険会社と比べて極めて多い数字です。
一般的な保険会社では、月に2〜5件程度の契約が平均的と言われているため、かんぽ生命のノルマは相当な負担を営業職員にかけていたことがわかります。
このような厳しいノルマが、営業担当者に自ら保険に加入させる「自爆営業」を引き起こし、多くの問題を招きました。
ノルマが廃止された現在でも、見えない形での圧力が残っている可能性は否定できません。
なぜ、これほどまでに保険業界で厳しい営業活動が行われるのか。
それは、日本の生命保険市場が約40兆円という巨大な市場だからです。
保険は比較的原価が低いため、企業にとっては非常に儲かるビジネスとなっています。
実際に、2023年のかんぽ生命の決算では、年間の保険料収入が約3兆円に達しました。
一方、郵便局全体の郵便・物流事業の売上は約1.6兆円とされています。
かんぽ生命の保険料収入は郵便・物流事業の売上と比べても2倍近くあり、保険事業がどれほど収益性の高い分野であるかがわかります。
しかし、私たちはこのような収益性の高いビジネスの裏で、保険会社が私たちを「お金を稼ぐ手段」として見ている可能性があることを忘れてはいけません。
広告宣伝費やキャンペーン・プレゼントなどに多額の費用を投じ、私たちに「信頼感」と「保険が絶対に必要だ」と感じさせるようなマーケティングを行っています。
こういった歯車に乗せられないためにも、保険商品を選ぶ際には、必要なものだけを最小限に絞ることが非常に重要です。
こうした賢い選択ができるかどうかが、将来の経済的な状況に大きな影響を与えると考えます。
今後、マネーリテラシーをしっかりと身に付け、保険や金融商品を賢く選ぶことが大切です。
これは、保険商品の選定に限った話ではありません。
命の時間を使って稼いだお金を無駄にせず、効率的に使っていくために、ぜひ今から行動を始めましょう。
私自身も、顧客に対してその志を持ち、ファイナンシャルプランナーとして皆さんのサポートを続けていきたいと思います。
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