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『令和の米不足から考える食糧自給率』

本日のテーマは、
『令和の米不足から考える食糧自給率』です。

9月が近づくと、私にとっては米の収穫シーズンの始まりを意味します。

私の実家は奈良県の北東部に位置する奥大和地方にあり、祖父母の代から続く兼業農家として米作りをしています。

現在は、口コミやインターネットを使って、全国各地にお米を届けています。

私が幼少期だった頃、米の収穫は9月下旬から始まるのが一般的でした。

しかし、近年はその時期がどんどん早まっており、今年は特に早く、8月下旬から収穫がスタートしました。

この早まりの主な原因は、気温の上昇です。

お米は毎日の気温の累積によって成長が促されるため、気温が高いと収穫時期が前倒しになります。

気候変動が農業に与える影響を強く感じました。

今年は「令和の米不足」という報道も見かけました。

その主な原因は、昨年の記録的な猛暑と雨不足による不作や近年のインバウンド需要の増加が、お米の需要を押し上げていると見られています。

これにより、実家でも夏の時期にはお米がすべて売り切れてしまいました。

この米不足を補うため、外国産のお米への注目が高まっているそうです。

特にタイでは「タイ米」の輸出が進んでおり、日本市場への販路拡大のチャンスとして捉えられています。

しかし、この現象は、日本の食料自給率の低下を改めて考えさせるきっかけでもあります。

戦後の日本は、食料自給率が非常に高く、特に米は国内で十分に賄われていました。

1950年代後半から1960年代にかけては、食料自給率が80%以上に達しており、多くの農作物が国内で生産されていました。

しかし、その後の高度経済成長とともに、工業化が進み、農業人口が減少しました。

また、安価な輸入食料の流入が増えたことで、自給率は急激に低下し、食料自給率はおよそ38%程度にまで落ち込んでいます。

日本の食料自給率の低下は、私たちの生活に影響を与える可能性があります。

資産形成セミナーでもよく話すのですが、お弁当箱を例にすると、お米以外のおかずのほとんどが輸入品に頼っている状況です。

今後、もしお米までもが輸入に依存するようになれば、完全に輸入依存のお弁当が出来上がるかもしれません。

そして、円安の影響で輸入コストが増加すれば、私たちの生活費にも大きな打撃を与えることが予想されます。

日本の未来にとって、自給率を再び引き上げることが重要であり、農業生産者を増やし、農業を安定した職業にするための改革が必要です。

そうなるにはかなりの時間を要すると想像できるので、明るい未来になるように願いつつも、私たちはあらゆる状況の変化に対応できるように、お金の対策は淡々と進めていきましょう。

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