タグを制する者はfreeeを制す!!
今回は、freee独自の機能「取引先」「品目」「部門」「メモタグ」(以下、タグ)と備考の使い分けについて説明します。
※法人プランのプロフェッショナルプラン以上でのみ利用できる「セグメント」というタグもあります。
なぜ基本的なタグを今さら?とも思われるかもしれませんが、ぜひ一読下さい!仕事柄多くのfreeeユーザーのサポートをさせて頂いていますが、正直8割くらいの方は上手く運用できてません。使い分けを理解して、ぜひ使いこなして下さい!!
タグを制する者はfreeeを制す!!
まず最初にお尋ねします。
全ての取引に取引先や品目をつけてませんか?
ダ○ソーとか○○タクシーとか
これは私も最初の頃やってました・・・
途中で、これ違うくない?と、気付いて修正しましたが、この処理はホントによく見ます。freeeのタグの概念は、今までの会計ソフトとは全く異なるので、慣れるまで違和感がありました。
うまく使えてなくて「freeeめんどくさい!」とか言ってる方いませんか?
まず、既存の会計システムと比較するのはやめましょう。
そして、一回頭をまっさらにして3ヶ月は我慢して使ってみてください! 判断はそこからでも遅くありません。
タグと自動ルール設定の理解なくしてfreeeを使いこなすことはできません。
慣れれば管理しやすく、とても便利な機能なので、しっかり理解しましょう。
4つのタグと備考
私が説明するときの全体像がコチラ
Twitterにこの図をアップしたところ、かなり反響あったのでうまくまとまってると思います!
freeeは従来の会計ソフトと同じスタンスで導入すると不便に感じることも多いと思います。会計帳簿を作るだけが目的であれば、すべて備考に入力すればいいので、タグを使う必要はありません。
しかし、より効率的かつ機能的にfreeeを使いたいのであればタグを使うべきです。タグは、会計帳簿作成後に監査、管理会計、分析などに活用することを目的として付けるもの、イメージしてください。
取引先の使い方
取引先タグは、従来の会計ソフトでいうところの補助科目です。
freeeではこの取引先タグを使うことで請求書を作成したり、入金や支払いの消込(売掛・買掛レポートの確認)、勘定科目内訳書の作成などのが可能になります。
すべての取引に、この取引先タグをつけている方がいますが、その必要はありません。管理が必要な科目だけに絞って下さい。
ただし、帳簿の作成上は相手先や内容の記載は必要ですので、取引内容(連動された明細)や備考への記載で補填してください。
(補足)取引先タグは貸借のどちらにもついてしまうのが難点で、管理が必要がない科目にもタグ付けされてしまう特徴があります。
この場合の対処法が
➀逆仕訳で相殺(非効率で面倒)
➁気にしない(無視)
この点はfreeeさんが改善してくれることを期待してます。。。
品目の使い方
品目タグは取引先に適さない補助科目+αと考えて下さい。
取引先に適さない補助科目とは、例えば預り金です。
品目は、源泉所得税、住民税、社会保険料といった感じです。
また、契約ごとに月次の推移などを確認したい科目(リース料や保険料など)も品目で管理することができます。
さらに弊社では、これまでは科目補助では管理してなかった、通信費や旅費交通費、水道光熱費といった科目も品目を取っています。
そこまで取ると負担が増えるのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、ほとんど自動仕訳ですので、初期登録さえしっかりすれば特に負担はありません。
簡単にまとめたものがコチラ
品目についての要望は、「品目管理」で備考や資料添付ができたらと思います。契約書や返済予定表などを会計freee内に格納できれば管理が楽ですし、すぐ確認できるので!ここはfreeeさんにお願いしましょうww
タグの管理
タグの管理は、設定より各タグの管理画面を確認できます。
使ってないタグや似たタグがある場合はこちらから削除してください。
※過去に取引で使われたタグは削除できないので、まず過去の取引についたタグを訂正してください。
取引先を登録する際に、相手が法人であれば
「正式名称、法人番号、住所を調べる」をクリックすると
下の画像のように検索で情報を取得できます!
ご紹介したのはあくまでも弊社の運用事例です。
こうしないといけないという縛りもありません。
自由に事業の形態などに合わせてカスタマイズしてください!
Twitterで#freee塾を検索すればfreeeに関する情報がキャッチできます!
追記:品目のテンプレートプレゼント
弊社で事業所を作成した際に一番最初に読み込む品目のテンプレートを公開します!ご自由にカスタマイズしてください。
インポートはこちらから行ってください。