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報告 まんまカフェ グース
ありがたいことに6月は後半に演奏の機会が集中しています。今回は浜松市内の「カフェ グース」さんでの演奏報告をさせていただきます。
すべての演奏箇所に、それぞれ固有の雰囲気と時間の流れがあるんだということを、先日肌で感じてきたばかりのえんじろう。今回はそれを逆輸入する形でしっかり味わいながらプレイしようと考えていました。
この日のお天気は曇で雨も降るかもと言われていましたが、到着時は晴れ間も見えるような状態で良かったなあと思っていました。
月末のグースさん
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グースさんに到着。いつもお店の前の花壇に着目したくなっちゃいます。
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小さな中に色とりどりの花たちが咲き誇り、それを見ているだけで「ああ、グースさんに来たんだなあ」という気持ちになれます。
既にこの時点で場所固有の雰囲気に呑まれていますね。そういう演出ができることって、やっぱり素敵ですよね。音心もそういった空気感、出せているのだろうか?
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木の葉の隙間から、グースの看板を覗いてみました。良い感じ。
完全生音演奏の準備
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今回は完全に生音での演奏をする予定でした。えんじろうは機材も一切持ち込まず、ただ楽器と良いポジション取りだけをこだわりました。
つい先日が音響を使っての演奏、そして翌日もまた音響を使うクローズでの演奏が控えておりました。その間に生音が挟まることで、それぞれの演奏をひとつずつ特別なものとして、切り離して考えられるようになってます。たまたまとはいえ、なかなかありがたいことです。
グースさんにはグースさんの特別な響き方があります。そういった「響き」を楽しむ間隔を学んだのはB-flatというカフェでした。
いろんなステージでの演奏経験が、今のえんじろうの感じ方を育ててくれています。そしてその感性を利用して先のステージを作り上げています。
何かを感じ続けること。それが本当の「積み重ね」につながるんだろうなと思えるようになってます。
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マスコットのグースくんの存在が、グースに来たときの楽しみのひとつ。
頭に触りお腹に触り、グースくんには迷惑がられているかも知れませんけど、ステージ仲間がひとり増えるような感覚になります。
オカリナ、見つめてますね。
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グースくんの右奥に、この日のチラシも置いてくださっています。
皆さんグースにお立ち寄りの際は、音心のチラシもぜひ御覧くださいね。と言うかぜひ当日遊びに来てください。
演奏開始
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実はこの日はたまたま、到着時点でお客様がおられませんでした。
そのため生音に慣れる目的もあって、早いうちからオカリナの音出しをしていました。お店の方がすぐに気づいてBGMを止めてくださったり、本当にありがたいです。
さてそのかいあって、演奏開始時の1曲めからかなりの集中力が発揮されていました。
この集中力って一体、何に集中する力のことを言っているのでしょうかね。考えたら主語なしですよね。えんじろうは良い演奏ができているときは「自分の音」特に「その響き」に耳を集中しています。
良い音、良い響きを聴きたい気持ちに自分を誘導すると、その手段として良い音を出すための吹き方の工夫を精一杯やるわけです。
生音で楽しめる響き
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吹いた後にちょっと残るグースさんの響き方。これはもはやそれぞれの建物に由来するから、この場所だけの響き方です。更にグースさんでは低音の楽器が特に響くんです。高音が響きすぎるとちょっときつい印象になってしまうので、この条件は最高です。
生音の今回は特にその辺りに耳を集中させながら、楽しんでいました。
マニアックな話も
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今回の演奏では9名のお客様がお見えでした。少人数であることから、ちょっとオカリナのマニアックなお話も多めにしてしまいました。
それが面白かったかどうかは若干不明ですが、あーなどとご納得の声などが聞こえたのでそれなりに楽しんでいただけたのかな?
オカリナってとてもシンプルな楽器だからこそ、無限に工夫を重ねることができるとも思っています。そんなことを色々やっていると、どんどん愛着も深まるというものですね。
演奏後のひととき
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玄関を入って右側のスペースが、いつも控えにさせていただいている場所。
その奥にこんなお花がありました。優しいピンク色に葉脈のような模様が浮かび上がっています。
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先日からすっかりお気に入りメニューになったスムージーというものを、今回もいただきました。先程のお花と同系色で、優しい気持ちになれます。
とってもストローが太いのですが、種的なものも入っているので、それらの存在も丸ごと楽しむためなようですね。
雨の帰り道
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そのまま曇りが継続かなと思っていたら、帰り道は小雨が降り、それが普通の雨にまで発展。お客様が来る間は降らなくてよかったなあと思いました。
ガラスの向こうは雨のしずくがあり、たしかに降っているのに太陽も見えます。
活躍した楽器たち
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今回活躍したのは7本のオカリナ。
ほぼ同じ内容の西尾のハミカミのときとは別の組み合わせです。響きが判っているところでは、そこに合わせた音色をチョイスできるのも良さのひとつです。
次の100分の数本は、どのオカリナたちでしょうか?その前に編曲をがんばりますね。
というわけで、この日もお越しくださった客様、本当にありがとうございました。
次回予告
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というわけで、次回は暑さマックスの時期でしょうか?詳しくは上の画像かこちらをクリックしてみてください。
その時にはえんじろうのニューアルバム「3つのオカリナがうたう 名曲の宝箱 第1弾」のCDも取り揃えていますので、ぜひご覧ください。