あなたは灯台
他人が複数集まって何かをしようとするとき、モチベーションの平均値から離れた人がいると、色々問題が出てくることがある。重要なのは実力でも能力でもなく「モチベーションの差」です。
今回のお話は、レッスン活動における「中心に置くべきもの」は何かという話題です。がその前に、最初にひとつのポエムをつづらせていただきます。
仲間と共に海を渡る
あなたは少し、くたびれた帆船。
風が来れば進み、なければのんびり漂う。
周りには、若い新造船たちが、
元気に動き回っている。
あなたはふと、自分の体を見てみた。
年期の入った船体、貫禄ある木の色。
そこには歴史という名の、人生の姿がある。
ちょっとため息。
その日、嵐がやってきた。
若い船は、少したじろぐ程度だが、
あなたは、大きなダメージを負った。
必死に堪えながら、嵐が過ぎるのを待つ。
そろそろ、引退の時期かなと、
そっと小さく、呟いていた。
この先どうしようかなと、思ったとき、
「あなたにできることを、やってはいかが?」と、
声がした。
「あなたにできること」とは、なんだろうか。
そこに灯台の光が、差してきた。
船たちを導き、希望と安心を与えてくれる。
それこそが、「灯台」の灯だ。
そうだ、灯台になろう!
あなたの瞳は、灯台の光を浴び、
キラキラと輝き出した。
それは既に、灯台の光だった。
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