報告 暖かな二川ハミカミ
この日の朝は不思議なホワッとした気分になる夢で目覚めました。とは言っても内容を思い出せないのですが、雰囲気は何となくという感じ。みなさんもそういう夢って見ることありませんか?
窓の外が薄い青色になってきているそれは5時ころ。そこに金色の月の姿がありました。幻想的で良い日になりそうな気がしました。
きれいだなあと言いながら、口をぽかっと開けて月を見ているえんじろうですが、そんな僕を月(もしくは月の住人)が見ているかもしれないと思うと、はっとします。
そんな3月15日、豊橋市の二川の「商家 駒屋」さんでの音心ハミカミの報告をさせていただきます。
心配なお天気
午前中に音合せをしていたのですが、そのときは非常に寒くて手がかじかみかけるくらいでした。本番もこの寒さだと前回のようにハミカミだかカジカミだか判らなくなってしまう。
前回人から教えてもらった「手をぶんぶん回すと良い」というのを実践したら、なるほど直後少しの間は手の動きが復活し、効果を実感しました。でもぶん回しすぎて少し肩を傷めそうな不安もありました(どんだけやったんだ?)
お天気を気にかけながら会場に向かって出発すると、羊の群れのような雲が移動しているように見えました。海辺も輝いて見えてきたので、これならお天気も大丈夫だなと安心できました。
お日様は出るに違いないと信じて太陽の方向を拝んでいると、明るくなってゆくことって結構ありますよ。
会場到着
雛人形第2の人生
この日の駒屋さんでは、家庭で仕事を終えた雛人形を展示する「福よせ雛プロジェクト」なるものが開催されており、人気というか人形気に満ちあふれていました。
親に買ってもらえた雛壇の段数なんかも、話題の少ない昭和では子どもたちのステータスだったように感じます。
えんじろうはお雛様よりもその下に敷かれた派手な色の毛氈(布でした)が綺麗で好きでした。緑一色赤一色ってなんか好き。単純なもの好きなのかも知れませんね。
一見何もない普段どうりの景色にも。もはや外国人を意識しているように思えてくる。
ひときわ気になった
なんだかお雛様の紹介記事みたいになってきていますが、様々見てきた中でもひときわ気になったのがこちらの雛人形でした。
言葉では説明できないのですが、何か吸い込まれそうな感覚になりました。どんな気持ちで、ここから見える景色や人間模様を見ているのだろうかと考えたくなってしまいました。
そして何故か勝手にこの人形もこの日のお客様としてえんじろうの中にカウントされていました。
霊感とかそういうものも何にもないえんじろうですが、思い込みでもいいんです、自分がそうしたい(そうした方が気持ちが良さそう)と思うことはあるんですよ。おかしいですね。
音心の舞台は?
今回はこのようなセットでお客様をお迎えしました。
前回に比べると寒さの心配はまったくないほど良い陽気になりましたが、やはりまだ足元は温めておきました。
演奏写真
今回はビデオより抽出して演奏写真をご用意しました。
テーマの「めざめ」に向けて、めざめるまえの雰囲気づくりから始まりました。オリジナル曲は2曲、皆様ご存知の曲も結構な数演奏したのにあっという間の45分でした。
春の午後の日差しの元、皆様のハミングが寄り添ってほのかに温かい雰囲気が満ち溢れていました。
人が集まって楽しそうにしているこの様子、この雰囲気をあのお雛様にも味わってもらいたい。それを懐かしみ愛おしく思って楽しんでくれるのではないか。そういうことだったのかもしれないなって勝手に思いました。
しだれの桜
今回のラストは特別に、この時期にこそふさわしいオリジナル曲「しだれの桜」を演奏して終了しました。
その場で聴いて覚えた旋律を次のサビで口ずさむ声が聴こえてきました。とても嬉しい気持ちになりました。世界で他に聴くことのない旋律を、ご自分の中に取り入れて一緒に発声してくれるなんて、とても光栄なことだと思います。そしてこれは子供の頃なら普通に自然にできていたこと。子供の感覚や行動ってやっぱり人のすべてのように思います。
演奏終了後にリクエスト曲をたくさんいただきました。今後のライブでテーマとすり合わせながら少しずつ編曲を加えた上でお答えしてゆきたいと思います。ぜひ今後ともお楽しみに。
この日のご褒美
この日は午前中の食事をおにぎりにしていたので、なんだかパン的なものを食べたい気持ちでした。というわけで、ご褒美はパンと思ったのですがメニューになかったのでパスタとグラタンになりました。どちらも美味しかったという記事を書いていたら、お腹が鳴りました(翌午前中)
収穫たくさんの日
この日も皆様のお陰で素敵な実りたくさんの日になりました。演奏にもひと工夫加えたりして、毎回色々発展の方向を探し続けています。紙を用意するだけでリクエストの確率が激的に上がることもよく判りました。世の中やってみないと判らんことだらけ。だから面白いんでしょうね。
感謝の楽器たち
北海道から大阪まで、広い範囲からやってきてくれたこの楽器たちは、この楽器たちだから出せる音で45分間の演奏を素敵なものにしてくれています。お雛様たち同様、作りての思いを受けこの世に形を得た楽器たちもまた、心を持っているんだと思います。
そんな思いの断片くらいだけでも、人に伝えられるお手伝いができたら、オカリナの音色に救われたえんじろうとしては大本望です。
聴いて下さった皆さん、次回に予約して下さった皆さん。本当にありがとうございました。次回の駒屋さんは5月24日となります。詳しくはこちらのページを御覧ください。
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