![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114380187/rectangle_large_type_2_b34f7e8edfc88fc91a2ca914bf78d453.png?width=1200)
報告 きーずハウス
数日前、音心は愛知県西尾市にございます古民家カフェ「集い古民家 きーずハウス」さんにお邪魔してまいりました。
お店の名前の「きーず」には、地域の名前を割り振ってあるのだそうです。言葉ひとつずつにも、人の思いが色々と宿っているものですよね。詳しく知りたい方は、ぜひきーずハウスにおもむき、オーナーに直接訪ねてみて下さいね。
では2回目の演奏となりましたライブ報告でございます。
雨とお天気と
この日は雷の音で目が覚めました。晴れ音心ですが今日は大丈夫なのだろうかと心配したりしましたが、道中のお天気は割とよく晴れ時々くもりと言った状況でした。
えんじろうは演奏に向けて調子を整えたかったので、昼食は控えて会場で黙々と準備を進めていました。
準備中の心境
![](https://assets.st-note.com/img/1692949674154-mN4HVGvnne.jpg?width=1200)
自分の分だけなのですが、準備が整ったステージの様子です。
静かな部屋でひとりマイペースに進める準備は、以外にも好きです。これであまりに時間に追われていると嫌ですが、ゆとりもあっての準備は、ホールでの支度の時間にも通じるものがあって落ち着きます。
落ち着く理由
ひとりで環境の様子を感じ取りながら進めているからというのもありますが、静かなところに自分のこだわりを配置していける時間というのは、借り物のその場書が自分のいていい空間に変わってゆく時間でもあるのです。
ここでじっくり[場」を感じておけば、本番になってからよその土地に来て演奏しているというイメージでなく、自分が用意した空間にお客様をお招きするという心境に近づきます。
この感覚は本当に本番においては大切だなあと感じます。
夕食に大喧嘩中の夫婦がいたとして、そこに1本の電話がかかって受話器を上げた瞬間に空気が変わるって話はよくありますね。
えんじろうはあんな風に瞬間的に空気を切り替えるのは苦手です。だからこの静かな時間というのがその切替タイムになると感じました。
![](https://assets.st-note.com/img/1692950225746-j5kyEoz2kI.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1692950225575-iQaakcLLog.jpg?width=1200)
演奏開始
今回はオーナーが撮影してくださった写真を利用させていただいてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1692950391972-CyQ5ljLt7K.png?width=1200)
今回はお客様の数は少なく、やはりこの暑さの影響などもあるのかなと感じていました。
それでもオーナー様の計らいで従業員の興味ある方にも聴いていただくことができ、ありがたい機会になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1692950487872-4J1zk9j6yv.png?width=1200)
実は1曲めでちょっと音がふらついた場面があり、それをきっかけにその後の集中力が一挙に上がりました。
本番を重ねてゆくと、何かあったときに心を保つレベルが少しずつ上がるのは感じられます。そしてそれの原動力になるのは「気持ちの切り替え方」だということもものすごく腑に落ちるようになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1692950641684-zGfqZoz9Mv.jpg?width=1200)
最初の2曲ではこの楽器を使って波の音を再現しました。楽器の名前が出てこないのですが、かなり音の鳴らし方を色々研究した末の披露でしたが、後で聴いてみると意外とその成果が人には伝わりにくいものだと感じたり。
こだわったことがウケ狙いのように伝わってそのまま終了というケース、えんじろうは結構あるのですが、一般的にそれを「すべる」というのかな?
![](https://assets.st-note.com/img/1692950777870-mTxwSXRmIn.png?width=1200)
リクエストを頂いていた曲を初披露する場面もありました。ちょっと皆様に手拍子をいただき調子を付けてもらったりして、無事に演奏をお届けできました。
演奏後のごちそう
![](https://assets.st-note.com/img/1692951480959-GTQUUDDrye.jpg?width=1200)
演奏後、初めて聴いたというお客様から感想をいただきました。オカリナの(特に音色)に深く伝わるものがあったようで、その方は何度も良かった部分を語ってくださいました。
構造も素朴な楽器なだけに、そこから予想以上に深い音が出ると驚かれるのかなと思います。だってえんじろうが初めて触れたときに、そう感じましたからね。
初の感覚
当たり前の話ではありますが、この「初めて感じる感覚」というのは、2回めになると味わえない感覚です。
知らないものを知る瞬間というのは、生まれてから生涯に1度だけ味わえる貴重な感覚なのです。
オカリナを間近で聴いたことのないという方に、尊敬してやまないオカリナの最高だと思う音色を最初にプレゼントできるというのは、大変光栄で嬉しいことだと思います。
初めての方によりオカリナに対する素敵なイメージを持ってもらうこと。それが僕の演奏活動の使命の1つだと思います。
うまくなろうとするのも、それが引き立つ伴奏を作る努力をするのも全部、そのためなんだろうなって思います。
そういう気持ちを振り返らせてくれたお客様と感想に、感謝できました。
感謝の楽器立ち
![](https://assets.st-note.com/img/1692951999604-X1xe2AhNrU.jpg?width=1200)
こちらが波の音を作り出した楽器です。中に小さなたまがたくさん入っており、それを転がして音がなります。
えんじろうの研究成果としては、転がす際に慣性に任せるか否か、傾ける角度とたまがある位置との関係、転がる面の硬さを変えることで音色を変えるなどあります。
音に関してはなんでも真剣に向かっているつもり・・・なのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1692952007911-NxigFztKZw.jpg?width=1200)
オカリナは5本、合計6つの楽器が活躍しました。
オカリナの選定も、今回は「夏限定」色が強かったのですが、その辺りを説明する時間は省いてしまいました。ちょっと後悔です。
今回のオカリナたちはこれから秋冬となると、音色が引き締まった厳しめの音に変わってゆきます。暑い暑いこの季節だけ、これらのオカリナが優しい声が出せるのです。
1本ずつ時間をかけて付き合うと、得意な次期や季節による音色の変化なども感じるようになります。オカリナのことをたくさん知りたい。そんな願いもどんどんかなってきている気がします。
色んな経験に感謝でございます。
ご褒美はカレー
![](https://assets.st-note.com/img/1692952501022-RWtKAJrqRp.jpg?width=1200)
この日のご褒美はカレーライスでした。オレンジジュースが飲みたくてドリンクバーも付けたのですが、非常に薄味で最後まで飲む気にならず、頼んだことをやや後悔。でもカレーは美味しくいただきました。
お客様の帰りがけに少し雨が降ったりしていましたが、全般的には朝のようなどんより天気でなくホッとしました。
お越しくださったお客様、どうもありがとうございました。