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練習につきまとう悩み
また、電車とバスに乗ってレッスンに行ってきました。外を歩いていると、変わってくる空気の匂いなどいろいろ季節を感じる変化があります。
そんな中、僕の生徒になってからあまり時間が経っていない方が言うのです。
練習に集中できる良い環境がないと。
オカリナ初心者トラップ
えんじろうも防音室などを持っていなかった頃は、練習場所にかなり苦戦していました。
周りからの目や耳を気にしだすと、まともな音が出せなくなる。まともな音を出さないで練習を続けていくと、まともな音を出さずに吹くことに慣れてしまいます。
特にオカリナという楽器は音量調節ができないという大前提を知らないうちからこんなことをすると、息の違いで音程が合わないのか、指の使い方で音程が合わないのかが判別できないまま永久に上達しない状況に陥ってしまいます。
最初から正しい音程を身につけるためには、必ず十分な息と音量を出せる環境が必要なのです。
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えんじろうの対処法
見よう見まねの独学からスタートしているえんじろうももちろん、例外ではありませんでした。
その辺りの知識すら乏しかったので、最初は自宅の中でそっと小さな音を出すように吹いていました。なかなか音程も合わないし、やっているうちに息苦しくなっていきますし、何かこのやり方は間違っている気がするぞと気がつくまで、数ヶ月くらりたったと思います。
部屋でできること
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気がついてからの対処は、割と順調なものでした。自宅の部屋の中でも、短い時間に集中する形で遠慮せずに堂々と音を出すようにしました。
成果はすぐに出てきます。これによって正しい息遣いをまず会得し、あとは指使いに問題がある時だけ変な音がするという状況になりました。
しかしこうなってくると、練習時間も長くしたくなってくるものです。自宅の部屋ではなかなか厳しくなってくるわけです。
河原での練習
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練習はしたい、でも他人には絶対聞かれたくない。いや家族にこそもっと聞かれたくないかもしれませんね。
そんな悩みの解決策として思いついたのが、河原での早朝練習です。
その頃は実家に住んでいましたので、近くの河原といえば大井川という巨大な河原でした。そこに早朝3時半ぐらいから出向き、水辺にほど近い環境を探しほぼ真っ暗な中でいっぱい練習を重ねました。
もしそれを遠くから見ていた人がいたなら、いつの間にか心霊スポットにされていたかもしれませんね(笑)
おかげでその頃から持っていたオカリナたちは、すっかり大井川の川の匂いを吸い込んでしまいました。吹く時に多少出てくるので、少し懐かしい気分にさせられます。
楽器に歴史ありってやつですね。
公園での練習
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やがてやんごとなき事情により街に出てくるようになったえんじろう。
この時期から音心の活動もスタートしていますので、失った練習場所を何とか確保するべく悪戦苦闘しました。
ホールに付随する練習室を利用するようになりました。ただそれだけでは練習量が全く足りません。移動するのも大変だし、お金もかかります。そしてようやく公園での練習というものにたどり着きました。
人見知りの激しい自分としては、一番やりたくない練習法なのですが、背に腹は変えられないという思いで始めました。
ある意味舞台に向けての(主に精神面の)修行にもなったと思います。
周りの人たちのことが非常に気になるし、誰かの足音がしようものならたちまちひっそりと身を潜めるという行動を繰り返していました。ある意味その行動の方がよっぽど不審者に見えるでしょう(笑)
公園での練習は仕事の昼休みにやれるので、とても効率は良い練習法でした。それでもなかなか完全にオカリナの音のことだけに集中できないので、あまり積極的にやろうという気持ちになりにくい練習でした。
発見カラオケボックス
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これは確か旧々のブログに書いた記事があったと思いますが、割と身近なところにたくさんあっていつでも通える可能性がある場所を発見したのです。それがカラオケボックスです。
中でも有名なシダックスは、練習に適した、カラオケの機械を使わない「楽器練習用プラン」が用意されていたりして、かなりびっくりしました。このプランは今でもあるのかな?機械を使わない分、少しだけお値段が安くなります。
思いっきり集中はできますが、音の響きを重視した部屋の作りになっているので、オカリナを長く吹き続けていると割と耳が疲れてきます。
えんじろうはこの中で、伴奏をイヤホンで流しながら吹くということをしていました。こうすれば、オカリナの音を和らげつつ、伴奏も流しながら吹くということができます。特に耳栓タイプのイヤホンの場合、かなり遮音性もあるので部屋の中を暴れまくるオカリナの音がきつくないです。
まとめ
オカリナを始めたばかりの方にとって何よりも大切なことは、正しい吹き方を身につけることです。
独学が得意でそういったことにすぐ気がつける人はそれで良いのですが、気がつかないまま練習を重ねた時間は、大変残念ですが無駄になってしまいます。是非しっかり遠慮なく音を出せる環境作りから始めてくださいね。
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