奇跡の中に生きているの
こんなセリフで始まるタイトルを見てしまうと、この続きにどんな文章が来るのだろうかと興味を持つ方もおられるのではないでしょうか?
言葉ずら的に「なんだか気持ちのよさそうなことをゆってきをひき、曖昧な内容で済ますのではないだろうか?」なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。でもそう思う方こそ、本当は自分が奇跡の中に生きていることを知っているのだと思いますよ。
サンキャッチャーに陽が灯る
今住んでいる部屋の南側には大きな窓がついています。1月の引越しの時に、前の家でも使っていたサンキャッチャーを、そのままこの窓に取り付けました。確か2月か3月頃までは光を放っていたのですが、それ以降は一切光が入りませんでした。
窓は大きくてもワンルームのベランダは障害物がたくさんあるのです。それらをくぐり抜けて、この高い位置のサンキャッチャーに光が灯るのは、とても短い時間に限られます。
人は簡単に起こらないこと、めったに起こらないことを有難いという言葉で表します。それを奇跡とも言ったりしますね。
半年間以上の闇を切り裂くように、太陽の光が入ったサンキャッチャー。まるで燃えるように、火が灯ったかのように、生き生きと部屋の中に光を響かせていたのが今朝7時10分頃の出来事でした。
太陽のかけら
虹が降り注ぐ位置にカメラを設置してやれば、そこには強烈な光源が直接入ってきます。今回捉えたのは分離された太陽の光の内、オレンジ色の波。位置を少し移動すれば、青でも緑でも紫でもなんでもなります。光も電波の1種で、その光の範囲をはるかに超える幅を持った電波を放出し続けている偉大な太陽。その中のオレンジ色の光だけを切り出して見ているのです。
極大期
やがて光の拡散は頂点に達します。部屋いっぱいに虹の奇跡が拡散します。かけてある衣類などの上で、たくさんの小さな虹が遊んでいます。
この写真を撮った1分前ぐらいの時が最大だったと思います。みるみる減ってゆき、やがて全ての2時は消えました。
その間約3分程、部屋が虹で満たされた奇跡の3分間といいたくなりますね。全体としては約10分位の出来事だったと思います。
奇跡の意味
奇跡という言葉の意味についても、記事にするから庭と思い調べてみました。やはり「有り難い」と同じく、通常めったに怒らないような出来事に対して使う言葉のようですね。
とすると、今回僕が言いたいこととは相反する事のように思えてしまいますが、僕が書きたい事は捉え方に対する話なので、まあいいかなと思っています。
例えば、このサンキャッチャーで考えても、それを売っている人からしてみたら?サンキャッチャーが虹のひかりを部屋の中に放つ行為は全く特別な話じゃありません。いつも店内はピッカピカでしょうから。つまり、奇跡には感じないと思います。それどころか、たまにそれが売れたときのほうが奇跡を感じると思うんです。
結局有り難みも奇跡も、感じ方は人それぞれで、それがその人が幸せな気分になる回数を左右してしまうことにもなると思うんですよね。
奇跡の末の今
でも大量に人間が生まれてくる中で、自分という存在が今ここに居るというのは、それだけでめったにないことだと思いませんか?これは奇跡と言えると思います。
視野を自分でなく全体に広げた場合、滅多にない出来事として生まれた個体が見ている世界というのは、ほかの個体では見ることができない世界です。だから観るもの全てがその人間からしか感じられない奇跡の世界だと思うんです。
この世界で見えるもの、聞こえるものすべてが奇跡だと考え直すと、なんだかちょっと嬉しい気持ちになります。別にサンキャッチャーを通して虹がでたときだけ奇跡を感じる必要はないと思うんですね。
祭り上げ
でも頭の中を無理やり切り替えて、すべての出来事が奇跡なんだとボーっと考えてしまうと、単に奇跡という言葉の価値が大暴落し、全然有り難い言葉でわなくなってしまいそうですね。
だからこそ、日本人が得意な「祭り上げ」を行うと良いと思うんです。サンキャッチャーの虹だって1種の「祭り上げ」だと思います。大したこと無さそうな出来事だって「祭り上げ」ると特別なことになっちゃう。そういうのが得意な民族ではないのかなと思ってしまいます。
定期的にお祭りを開くというのは、実は日常のあらゆる普通を奇跡として受け止める考え方を忘れないように、みんなで共有するためのものだったのではないかとか考えちゃいます。ガス抜きとか娯楽で済ませられるものではないのかもしれないって思ったりします。
お知らせ
もう間もなくですが、9日水曜日の午後に、似たようなコンセプトのライブを行ないます。それはえんじろうがその場で即興で考えたフレーズをみなさんにお届けするコンサート。何ができてくるのか自分でもわかりませんし、それが着実に思い通りに成功するかどうかも分かりません。
まあ、どっちに転んでも奇跡であることには変わりないのですが、そんな瞬間を皆さんと一緒に楽しめたらと思っています。詳しくは下記の記事をクリックしてご覧ください。
言葉を調べてたら
ところでまつりあげるという言葉について調べていたら、色々広がってしまいましたので、その辺の学んだことをシンプルにまとめておきますね。
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#奇跡 #サンキャッチャー #日常 #革新 #幸せ