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数千円から始める株式投資 - 1株投資のメリット・デメリット

1株投資の概要、メリット・デメリット、そして実際にどうやって始めるかについて詳しく解説します。1株投資は、投資初心者や少額でリスクを抑えた投資をしたい人に最適な方法です。

1. 1株投資とは?

1株投資は、通常100株単位でしか購入できない株式を、1株から購入できる仕組みです。これにより、少額で株式を購入することが可能になり、初心者にとってハードルが低くなっています。証券会社によっては「かぶミニ」や「S株」などの名称で提供されており、1株単位での投資が可能です。

1株投資は、正式には「単元未満株」と呼ばれ、最低取引単位である100株に満たない株数で株式を取引することを指します。この方法では、少額から個別株の購入ができるため、リスクを最小限に抑えながら株式投資の練習をすることが可能です。

2. 1株投資のメリット

1株投資には、以下のようなメリットがあります。

2.1 小額から投資を始められる

数千円単位で個別株の購入ができるため、大きな資金を用意する必要がありません。これにより、初心者でも気軽に株式投資を始めることができます。

2.2 リスクを抑えられる

投資金額が少ないため、万が一失敗しても損失が小さく抑えられます。これは、投資の練習や慣れるためには非常に有効です。

2.3 インデックス投資との併用が可能

1株投資は、インデックス投資と組み合わせて使うことができます。例えば、基本的にはインデックス投資を行いながら、特定の有望な企業に1株ずつ投資することで、リスクを分散しつつも個別株投資のメリットを享受できます。

2.4 配当金も受け取れる

単元未満株であっても、配当金を受け取ることができます。これにより、少額投資ながらも配当収益を得ることが可能です。

2.5 1株から株主優待が得られる場合もある

通常、株主優待は100株以上の保有者に提供されますが、一部の企業では1株だけの保有でも隠れ株主優待が得られる場合があります。これにより、少ない投資で優待を享受できる場合もあります。

3. 1株投資のデメリット

1株投資にはいくつかのデメリットも存在します。

3.1 売買方法の制限

単元未満株の取引には制限があります。通常の株取引では「差し値注文」を使って株価を指定して注文できますが、単元未満株では「成行注文」となり、注文が成立した時点の価格で購入することになります。これにより、希望通りの価格で取引できない場合があります。

3.2 対象銘柄の制限

全ての上場企業が単元未満株に対応しているわけではありません。証券会社ごとに取扱銘柄が異なるため、取引したい銘柄が必ずしも1株投資で購入できるとは限りません。

3.3 株主優待がもらえない

多くの企業では、1株では株主優待を受け取れない場合があります。配当金は受け取れるものの、優待を期待する投資家にとっては不満が残るかもしれません。

4. 証券会社の選び方

1株投資を行う際の証券会社選びも重要です。主に「楽天証券」と「SBI証券」が人気で、それぞれ特徴があります。

4.1 楽天証券

楽天証券では、「かぶミニ」という名称で単元未満株を購入することができます。リアルタイム取引が可能で、即時に注文を確定させたい人に向いています。

4.2 SBI証券

SBI証券では、「S株」という名称で単元未満株を購入できます。楽天証券よりも取扱銘柄数が多いのが特徴で、長期投資を検討している人におすすめです。

5. まとめ

1株投資は、少額から始められるため、初心者や少ない資金で投資を始めたい人にとって非常に魅力的な選択肢です。リスクを抑えつつ、投資の経験を積むために有効な手段であり、将来的により大きな投資を行うための練習にもなります。証券会社の選び方や注文方法について理解を深め、自分に合った投資スタイルを見つけましょう。



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