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屋根裏から出てきた母トモコの日記/ドラマ素晴らしき日々の件
これは大学生である私が
母トモコのむかしの日記を勝手に公開するものである。
1998/03/03(火)(高校3年)
いまアメリカのドラマをNHKでやってて、それがなかなか良かった。
「素晴らしき日々」
最終回で初めて感動した。
(最終回で初めて…)
主人公、ケビンアーノルド
少年時代のケビンを、大人になったケビンがモノローグで語る物語。
主人公のケビンがほんとについてないやつで、
地味で、パッとしない。未来からつっこみも入る。これは、彼がかっこよくなるまでの物語かと思うでしょう。
ところが最終回で、少年ケビンのその後がモノローグで語られるんだけど、その後の話も、普通の人生だった。彼の親も兄弟も、普通の人として物語は終わった。
そこがいい。人生っておもしろいなと他ならぬふつうのケビンを見て思たもんね。まさに「素晴らしき日々」。
ワタシの人生は全然素晴らしくないけど。
心に残ったのは、
ケビンが人生に迷って「自分探しの旅」に出たいと言ったときに
母ノーマさんがこう言うんだ。
「自分探しの旅もいいわね。
でもどこにいたって自分を見つけることはできるのよ。例えば、夜の公園で1人になって考えていたって自分の何かがわかることはきっとあるはずだわ」
そりゃあそうだ。その通り。
人生に迷うワタシとしては、「距離」が大切だと思っていたけど、夜の公園、そういう手もあるのか。
(1998/03/03)
…母単純すぎるでしょ。
ドラマ「素晴らしき日々」調べてみるととても古い上、さらにその昔を回想しているようなので、私にとっては歴史モノに近いビジュアルでした。