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献血とスピリチュアリストについて

今年最初の献血に行ってきた

先日、今年に入って最初の献血に行ってきました。
割りと空いていたのか、あまり待つことなく本採血まで終えたので、温かい飲み物を取りつつちょっと長めの採血後休憩を取らせてもらいました。

現代医療に欠かせない献血

がんや投薬治療、事故や怪我での手術等の際、輸血で失った血液を補充する治療が一般的です。
また現代の医療技術では、血液を長期保存したり代替品を生成したりすることができません。そのため献血によって必要な血液を確保し続けることが、現代の医療に必須なものと言われています。

献血を続ける動機について

献血センターを運営する日本赤十字社は、献血で得た血液を使って輸血や血液製剤として医療機関に販売します。そうした収益を元に災害救援や社会福祉が行われています。
そのため献血は、実質的には寄付に近い性質もあると思います。

献血センターで、輸血を受けた方のコメント掲示を読んだことがあります。
例えば2歳で小児がんになった子供が、輸血を含めた治療を受けて元気に回復している話がありました。他にも血液の病気、急な大手術で輸血に助けられたといった話も書かれていました。

またコロナやインフルエンザの流行で血液の供給が減りがちな今は、献血が普段以上に求められる時期でもあります。

私はどなたかの健康や生命が回復して人生のお役に立てるなら、できる限り貢献したいです。こうした動機から、提供条件を満たせる内は今後も献血して行きたいと考えています。

シルバーバーチの中での献血について

「シルバーバーチの霊訓」の中の移植医療に関する一節で、臓器移植や献血の悪影響を説明する内容があります。

シルバーバーチの説いているポイントをまとめると以下になると思います。

  • 移植や輸血はドナーの身体の一部とともに「幽質の要素」も他人に移すことになる

  • 「幽質の要素」は献血者の存在の本性に関わる様々な要素のこと

  • 他者の「幽質の要素」を移植して取り入れることは、肉体と精神と霊の三要素の調和を乱してしまう

  • この調和を乱すことは自然の摂理に反する。摂理違反となるためシルバーバーチとしては不賛成の立場を取る

  • 患者自身の身体部位や血液を本人に移植するのであれば、生理的要素も幽質的要素もまったく同一のため問題はない

  • 患者を救うという行為の尊さを割り引くようなことはしたくはないが、現在の医学で行われている治療法を絶対と思うのは間違い

  • 人間は本来霊的存在であり、すべての治療に際してはその霊性の存在を忘れないこと。霊性の観点に立てば、治療法は無数に用意されている

また、以下にスピリチュアリズム研究ノートにある献血の考察について引用させてもらいます。

移植や輸血はドナーの幽質を他人に移すことになる。

高級霊は臓器を不代替物であるとして、それを他人に移植した場合には、移植片自体が問題を引き起こすと述べている。「輸血に際して注入されるのは血液だけではなく、それに付随した幽質の要素も含まれている」「それは献血者の人間性の一部です。つまり輸血によってその献血者の存在の本性にかかわるさまざまな要素までもが他人に移されることになり、これは場合によっては好ましくないケースもあり得ます」(到来55頁)。

スピリチュアリズム研究ノート > 3.心霊治療・医療 > ③.移植医療とスピリチュアリズム

最後は自分の動機と自由意志で決めることが大事

人間の霊性が高くなった遠い未来では、カルマや摂理違反に由来する多くの病気や事故は減少しているのでしょう。
そうした環境であれば、輸血を必要とするような事故や病気もほとんどなくなっていたり、治療の代替手段が発明されているのかも知れません。

しかし現代においてはまだまだ輸血に頼った医療が主流であり、予防も代替手段も限られています。輸血に頼らずに医療体制を成り立たせるのはかなりハードルが高いと思われます。

この理想と現実の違いを踏まえた上で、各個人が動機や理性や自由意志で判断する必要があると思います。

私個人としては、本来の自然の摂理からずれていることを認識しつつ、献血によるカルマがあるならいずれカルマの負債を支払う覚悟を持ちたいと思います。
その上で現代医療にはまだ必要な献血をして行こうと考えています。

まとめ

スピリチュアリズムでは実践が大事と言われています。
今回「献血」について実践の一つとして取り上げてみました。

献血については、シルバーバーチの説く理想的な選択を現段階で100%実践することが難しい環境ではあります。それでも自分の自由意志と理性での照らし合わせをした上で決断してみました。

これからも条件を満たせる限り、理性と自由意志の判断をしつつ、献血を続けて行こうと思っています。

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