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【未経験者のための】医療事務の勉強講座①【外来・実践向け】


こんにちは、misaです。

今回からこちらで

未経験者のための医療事務講座(外来)をシリーズで書いていきたいと思います。


外来とは、その病院に「入院」している人以外に対する診療のことです。


というのも、職場に未経験者・無資格の新人さんが入社いたしました。

「1点=10円」というところからスタートです。


医療事務からすれば当たり前の話ですが、そうではない人にとってはもちろん「初めて知った!」が当たり前です。


経験者が有利と言われる医療事務ですが、場合によっては未経験者の方でも採用されることがあります。


そんなときに

「先輩が何を言っているのか分からないけど、分からないことだらけで質問しずらい…。」

「その専門用語は何?分からないけど話が進んじゃってるわ…。」

など

説明している側は「理解している人」なので、自分たちがいつも使っている専門用語を無意識に会話でも使います。


なので、こちらのシリーズでは

・未経験、無資格者向け

・実務に即した医療事務の知識(外来)

を書いていきたいと思います。


言い換えると、医療事務員が実際に後輩に教えるときの内容になります。


もちろん「これから医療事務を勉強したい」と思っている方でも大丈夫です。

実践形式の講座ではあるので、内容・順番は参考書にようになりませんが、実際に私が現場で伝えている内容なので役立つはずです。

ぜひ読んでいってみて下さい。



1. 保険証の仕組みについて


まずは医療事務の基本です。

保険証が使われる仕組みですね。


どの医療事務でも最初に経験するのが「受付」であるケースが多いです。

受付では、保険証の確認も必須作業となります。


保険の仕組み


では基本用語からいきます。


被保険者⇒私たちのことです。保険者に保険料を支払うことで「保険証」が使用できます。

保険者⇒私たちが支払った保険料を元に「保険事業」を運営しているところです。


私たちは、地域・年齢などにより異なりますが


0歳~小学校入学前:2割負担

小学生~69歳:3割負担

70~74歳:2~3割負担

75歳以上:1~3割負担


といったように、医療費全額(10割)を窓口で支払っている訳ではありません。


では医療機関は、足りていない金額をどこから支払ってもらっているのでしょう?


これは足りていない分を「保険者」から支払ってもらっています。

その保険者は、みなさんの保険料から支払っている訳ですね。


ちなみにまた別パートで詳しく説明しますが、このときに保険者さんに

この人が当院でこの内容で診察・検査を受けましたよ!

といった詳しい明細書を提示する必要があります。

この明細書のことを、診療報酬明細書(レセプト)と言います。


今の段階では「へ~、それがレセプトなんだ~。」くらいで大丈夫です。


とまぁ、少し脱線しましたがこういった仕組みで保険証を使用することができます。


なので、保険証の情報が異なっていたりすると、足りない分を保険者に請求するときに非常に困ります。


ですから、医療機関では最低でも月1回は保険証の提示をお願いしているわけですね。

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