夏のTPUチューブのいろいろと、100バニその2900本目
いつ頃からかバニーホップを跳ぶのが難しくなりスランプに陥ったり、仕事にかまけて身体を使い切るような乗り方が出来なくなったり、病床に伏してみたりしながら気が付いたらもう長いこと最大高さを伸ばす100バニが出来ないでいた。
こういうのが老いなのか、とも思うけど見苦しい言い訳は無しで。
とはいえ今回もガッツリ跳ぶ気はなく、相変わらずフワフワとやりたいこととやれることを適当にこなして暮れる夕陽を眺めつつ無駄な時間の使い方に頬を緩めまあ、体力が戻るよう祈りつつなんだかんだ遊んでいた。
公共の広場なので他のご利用者に恐怖やなにや与えるようなことがあってはいけないし、まあ隅っこの日陰で適当に出来ることをするのです。
ところが今回はさすがにこの暑さで出歩く人が少ないのかかなり広く遊べた。
こちとら気温40度でもマイナスでも外で遊んでいるが。
バニホは侵入速度もまあまあ要素としては大切というかあまりに遅いと対象物を跳び切る前に後輪が着地してしまうので物跳びだとある程度跳びきれる速度が必要なので、こんなチャンス逃すべからずってドタバタ跳んでいた。 数えてはいなかったけど多分50本くらいはゆうに跳んだだろうという頃にこれは100バニにしてしまおうと、もうちょっと本気で跳び始めた。
80本目くらいから調子出てきてかなり後輪に乗れるようになってきた。 鞄は上に載せた接触センサーの鈴を入れると50センチになるものを割と余裕で跳べている事が判ってきて、ゾーンに入ってからいつもの追加意識
「自転車送り出しをもっと強く」
「バー引きをもっと早く」
「脚をもっと使う」
「思うより早く刺しのモードへ」
「もう少ししゃくりを意識する」
をぜんぶいっぺんにはムリなので上から順番に二つずつくらいを意識して跳びまくるをやっているとあっけなく100本を越え、あと一本、あと一本と跳んでいて数えはじめてから70本は跳んだと思うからまあトータル100本を切ることはないだろうとして100バニ2900本目とした。
かつて、100バニを始めた頃はとにかく経験値とバニホ筋を付けることとやっていけば1000本目くらいでかなり高さにコミットできるのではと思っていたが全く以てそんなことはなかった。
それでも始めた頃は50センチに届かないくらいだったが、1800本目あたりで60センチに届きかけたような勢いだったのだがそこからぱったりと伸びなくなり、各種要因も加わり跳べる高さはズルズルと堕ちてしまいには45センチくらいをなんとか跳んでいるといった体となっていた。
それが今回の80本目あたりからのゾーン入りでいろいろ掴め、55センチは安定して跳べていたかつての高さに戻ってきた。 跳び方はかつてと全くといっていいほど違うのだが。 スランプの要因にフォーム改造もあるけど今の跳び方は肘にも優しい(治ってはいない)し、ラクに跳べるし高齢者向けの跳び方だなあと思う。 お若いプロライダー達のようには跳べない。
だがそれでもおそらく60センチにまたチャレンジ出来そうな感じになり、なんならカラコン70センチにも手が届くのでは、という手応えがありまたテンションが上がっている。
しかし、新しい跳び方はフロントアップまでの儀式と詠唱が長く、モノ跳びのタイミングが取れなくて悩んでいる。 物の位置とジャンプの最高点の位置がずれるので+5センチは跳ばないとクリアできない。 そのうち慣れるかと思って半年以上になると思うけど改善したようには思えない。
とはいえまだ60センチを越えたり70センチに届いたりしたわけではないので今まで通りの練習風景でしかないが、とりあえずテンションは高い。 それはもう。 年内に70センチかバニホ180をメイクする目標が今年は意外と手応えがあるかも。 楽しみ。
さて前回トラブルに見舞われたTPUチューブだけど、タイヤのビードがはみ出てくる問題を解決するためにタイヤの空気圧を60psiから推奨最低値を少し下回る80psiに上げることにした。 手首や膝や肘が泣き出すかのテストも兼ねて。
結果は思ったより堅い感はなく、いや硬いけど手首の折れる様な感じでもなかった。 ロールバックの着地もガツンと止まるけど堪えられなくはない。 筋力が違うのか、昔ゴムチューブで80ほど入れて乗ってみた時のようなコロされる感はなかった。 TPUチューブはやはり乗り味も柔らかいと思う。
フロントの新品に替えた中華のTPUチューブ1,454円と、補修パッチが5つくらい貼ってあるリヤタイヤのTubolito2,772円だと後輪のエアの抜けが結構早いことに気が付いた。 60psi運用の時は気が付かなかったが、80psi入れると翌日にはフロントは75psiになり、リヤは60psiまで落ちた。
中華TPUチューブの信頼性が取れていない頃は踏み切れなかったけど、サイクリング車に中華TPUチューブを入れ、90psiで走り回ったが問題なかったので練習車にも採用する事にして、ついでに真夏の熱問題も気になるのでまた貴重な練習時間を溶かされるくらいなら安いもんだと後輪も新品TPUチューブにした。 これで前後新品TPUチューブだ。
今回広場ライドをして、もてる限り全力のロールバックとバニーホップをして、タイヤのビードとチューブは全く問題なかった。
まあTubolitoやRevoloopを奢ってもよいのだが、見えないところのパーツだし機能性に差がないならこれもいいかと思う。
そう、前回のエントリを読めという程でもない話なのでここに再掲とするけど、TPUチューブの熱問題というのは、TPUチューブは熱にあまり強くないということらしく、ロードバイクのアルミリムのリムブレーキ車でダウンヒルなどには推奨されない、(ロードバイク界には耐熱性の高まったものも出始めているといったような話も聞いたが畑違い故調べてはいない)、というもので、今回フロントの突然のエア抜けは真夏の太陽に焼かれた黒リムと下手な補修パッチのコラボレーションなのかなと睨んでいるという話だ。
つまり対策は常に走りつづけリムに風を当て続けるか、休むときは日陰保管とするか、クロムのリム等に交換することである。
実際TPUチューブの耐熱性が何度までとかは知らないけれど、真夏の炎天下の黒いアルミが目玉焼きが出来そうな温度になることは承知しているのでまあ、あり得ない話でもないかな、 という。
7月、8月限定の問題になると思うけれど、うーん今回ポチったリムはクロムかアルミシルバーかポリッシュにすべきだったかもしれん……。
TPUチューブもそのうちに全体的に耐熱性や補修の問題が少しずつ改善していくと思うが今の所はこちらで対応するしかない。 まあ新品なので補修パッチからのトラブルはしばらく無いと思われる。 TPUチューブのおかげで完全にタイヤレバーを使わなくなり、脱着全て手で行えるようになったのも人類の大きな躍進だと思う。
あと、現地に予備のチューブも連れて行かねばなあと改めて思うようになりそれは中華TPUチューブというバリューにより実現するのだけど今回やはり思うのは携帯ポンプでゼロから空気入れるの辛い という事である。
今時は2023年、ラグビーワールドカップからもう4年も過ぎている事におののきつつそう、現代にはコードレス電動エアポンプというものがある、ということ。
本当はもっと早く買うべき代物なのだけれど、実は買うのが早すぎたのが買いあぐねていた理由で、今回買った電動エアポンプより大きさは3周りほど堂々とし、重さについては二倍以上の風格を持つコードレス電動エアポンプを買っていたからだ。
リュックに入れるには1.2kgはあまりにも存在感があり、特に夏場、水分を2L以上入れていくのには容積とマックスロードのせめぎ合い必死である。
まああまり役には立たないことを願うばかりの商品だけど、圧力オートストップも付いているしエア圧微調整とかも楽になるだろう。
前に買った悠々たる巨躯の電動エアポンプは家族の電動アシスト自転車の英式バルブ車に使ってもらおうと思う。 たまに家族に自転車の空気入れといて、と言われても常圧コンプレッサーで入れ、多少入れすぎても全く心配なく、エアゲージで調整しているぼくにかつてのタイヤをモミモミして空気圧を調整していく能力は既に失われていた。 ママチャリの空気を入れすぎてバーストさせたこと三回の実績があるので本当におっかない。 英式はエアゲージも使えないのでエアゲージつきポンプがないといい感じは望みようもない。
話が行って来いするが、かつての始めた頃100バニは60本くらいまでウォーミングアップをしてから70~80本を本気で跳んで後の20本は疲れ果てて惰性で跳んでいたものだったが、最近はウォーミングアップは5本程度になりあとずっと50センチオーバー級のガチ跳びをし続けるのでかなり体力的に辛い。 ずっと辛かったのだがそれもなんだか慣れてきたような気がする。
筋肉痛も昔よりかなり少なくなったのは必要な筋肉が揃い始めているのか、老化現象か。 痛むのは筋とかになってきた。 広場ライドを3時間とかやると20キロサイクリングとかよりかなり疲労してしまうので最近走れていないがまた遠乗りもやりたい。 時間貧乏が辛い。 いやぼくはマシな方だとは思うけど、誰かと比較するなんてナンセンスなのでやはり圧倒的時間貧乏である。
とりあえず、経過報告的なものでこのあたりでおしまい。
ご安全に。