バニーホップ180② 裏口入学からの進捗 BMX
前々回の記事以降、バニーホップ180を主体に取り組んでいるといっていい状態にある。
バニーホップ180を本格的に始めたのはいつだったか、バニーホップ180がバニーホップ180として出来始めたのはその前々回の記事からなので1ヶ月ちょい、ということになる。
バニホ180をやりたいと思ったのはBMXに乗り始めた頃からだったが全く何をどうやるのかわからなかった。
バニホ180のつもりで成したポゴ180、という記事が一年五ヶ月前なので、実際両輪の浮いた回転系を本気で取り組み始めたのは一年半前くらいなのだろう。
この文章シリーズの範囲はその1ヶ月ちょいの話になる。 ポゴ180からバニホ180へ、そこから高みへ、と。
話が脱線するけど、ストリートBMXのトリック修得ってスキルツリーみたいなのがあると便利じゃないかなと思ったりする。 ジャンプ系ツリーはポゴ、バニホ、そこから回転系へ枝分かれしてロールバック、ポゴ180、バニホ180、ハーフキャブ、などと。 あれ、そうするとフェイキーと戻りはどこに繋がるの?
つまり言いたいのは、基礎をしっかりやると先々の技の修得が早くなっていくなあということ。 バニホ180なんかでは特に感じる事だ。
例えばぼく的にはバニホは不格好ながらもなんとか刺しに手が届くくらいには跳べるようになり、ロールバックで身体の捻りを覚え、ポゴ180で両輪の浮いた回転への慣れ、力任せに180度回しきれる自信から、バニホ180を始めたら非常に理解と日々の進捗が速く感じられた。
ロールバックなんてものはいざ本気で始めてから一年以上はかかってフロントが止まるくらいには出来るようになったけれどおかげさまでその頃には自転車の扱いにかなり慣れたような感もある。
基礎と順序は大切なんだなって再確認したところという話。
さて、そのバニホ180だけれど、世のhow toによる手順を大きく端折って前回は片腕プッシュから即バー引きで瞬間的に回してしまおうというものだった。 もちろんそれは途上の技術であり、これが有用で完成形だとは思っていない。
表現するなら低空高速回転180といった所か。
低空高速回転180も場においては有用かもしれないけれど、バニーホップ180というならやはり物越えが華だよね。
低空高速回転180はポゴ180で代用可能だし、実際跳んでいる本人も途中からこれがポゴ180なのかバニ180なのか判らなくなっていた。
バニーホップ180で高さを出すには、 それはバニーホップなのだからとにかくフロントアップであることは判る。 それはバニーホップでイヤと言うほど取り組んできた事でもある。
ただそれが、捻りながらとなると思うようにバーを引ききれない。
強引に引っ張り上げると確かにフロントは少し高さを得るが回転力は低下し、90度横倒しジャンプになる。
何か、何かがおかしいが何がおかしいのか判らない、という状態に居て、ただひたすら答えを求め跳んで回り続けていた。
ところでここに貼る動画のストレージとしてYouTubeをご利用し始めているのだけれどそこでアドバイスを頂いた。 曰わく、ノーカウンターバニホ180ならもっとバニホ勝ちで、なんなら侵入は全くただのバニーホップからやる、とのこと。
うおおありがたい。 アドバイス、 本当に助かる。
動きを見てもらぅた上で今一番直すべき所を教えてもらえれば、リソースを相当につぎ込んで練習が出来る。
頭の中での理解とアドバイスから得たイメージが実を結んだ。
自転車をより立てて回転軸芯に小さくなる方が回しやすく高速回転する、というのはやりたかった事だ。 ただそれをどの様に行えば成すのかがわからなかった。
バーにかぶりついてから捻りプッシュを入れ、そこからバーを引こうとしてもあがらない。 回転方向に力は逃げてゆく。 おかげで自転車は回るのだけれど。
回転方向に消費される引き力を無理やり自転車を立てる方向に使用すると回転力が不足して回らなくなり横倒しになる。
アドバイスをよく噛み砕いて考えてみよう。
何度も何度もひたすらにバニ180をやっているうちに薄々気がつき始めていた、片腕プッシュとバー捻りはそんなに多くなくても自転車を回せるのでは? ということ。
片腕プッシュによる捻りが生む回転方向への回転モーメント。 どんなに頑張っても言うほど大きな力にはならない。 それこそ大回りカウンターバニホ180の領分ではないか。
もっとバニホ寄り、ただのバニホから、意識して捻る感じではなく後輪を見るように、 などと書いてある。
つまりはこういうことか、プッシュは両腕により行い、所謂先端で刹那に捻る感じ。
それでフロントはセンターからずれるのでバニホよろしく思い切り引けば自転車は立つし、回転力も得られる、 うん、なんか判る。
このイメージが掴めるというのは大切で、書いてあることや見たことを身体の動きとしてイメージ出来ない技は出来ないのだ。 咀嚼して消化出来ない物は栄養に出来ない。
で、やってみた。
なんかできた。 まだまだ動きとしては全然だけど、明らかに欲しかった動きがそこにあった。 これをブラッシュアップしていくのは出来そうに思う。 イメージ。 かなりバニーホップ寄りになったので滞空時間も長くなり沈着冷静さか増してきた。今なら後輪をもっと上げられるかもしれない?
後輪を見るようにはロールバックで体験した本当に身体の捻りを考えなく行える良いやり方のやつだ。 ただぼくのこれまでのやり方だと身体が捻れない。 身体が使えないのだ。
だが、このやり方だと回る先の地面を見ることが出来つつある。 回転力不足は自転車を立てる事による省力化と、身体の捻りを使えればかなり楽に回せる気もする。 たぶんこれで合ってるとおもう。
総括すると、ぼくは今まで捻ってから跳ぼうとしていたが、要はノーカウンターだとこういう事か。
跳んでから捻る。 180バニーホップじゃなくて、バニーホップ180を行うのだと。
忘れないうちに一気にダーッと書いたけれど、かれこれ3日間雨で乗れていない。 もう全て忘れてしまったかもしれない。
そうそう、バニホ180が出来るようになると一気にたくさんのスキルツリーの枝がアクティブになる。 そうね、ハーフキャブやりたい。 手も出しちゃう。 あとエアターンとかね。
まとめ
それではみなさんもご安全に。