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ユーティリティなイナフ🔪
最近、ちょっと集め始めてる海外の替え刃式ナイフの俗称、「ユーティリティナイフ」の事なんかを。
ユーティリティナイフとは
日本でいう「カッターナイフ」ですね。 カッターナイフの発明は折れる式刃のオルフア社。 大中小薄厚鋭角色々バリエーションありまして、 と説明するほどの物でもない程にメジャーな、成人している人なら誰でも一度は使ったことがあるのではという刃物。 それの海外版と言えます。
ブレードの特徴は折ってシャープエッジを稼ぐ日本勢とは異なり前後がシャープエッジな貧乏削りの台形です。
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折れない貧乏削りなので二回しか使えません。 その代わり丈夫に出来ていると思います。
この消耗品を日本で入手するにはそこそこコストがかかります。 2回使う度に割と大きな危険ゴミが出ます。 生身でビニルのゴミ袋に入れる危険さは折る刃式の比ではありません。 入れませんが、ではなぜそんな得もなく利便性もない物を使うのか。
完全に趣味です
趣味です。 この言葉の放ついいじゃん好きなんだもの、ほっといてよ感がぼくは好きです。
さてそれでは本題の、実用全振りの折る刃式にはない、セコい刃一枚をどう使うか各社工夫を重ね、替え刃での稼ぎを描いているような雰囲気もないメーカーもたくさんある、自社のロゴなりを持たせたいそれはただの自己満足とも取れそうな物まで、個性豊かな愛らしいツールたちを紹介したい。 これも自己満足。
ポチった順ではなく、届いた(手に入れた順)です
WORKPRO ユーティリティナイフ
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一本目。このワークプロというメーカー、中国のツールメーカーっぽいです。 よく知らずにポチりましたが、この木のグリップとメタルの組み合わせがなかなかイカす…
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畳んだときの仕舞いきれない感がまた。 細かいところは中国らしさを残しつつ、それでもなんかスゴいのあるーって雰囲気は上等です。
折り畳みはグリップ背を押し込む式ですがこのタイプに共通するのはわりかし硬い事。 閉じた状態をロックするバネも兼用しているので致し方ないのかな? 背面ロックを親指で押し込む時、ほかの指がブレード収納スロット上にあるのでいつかやりそう… と思わなくなり慣れた頃にやるかもしれません。 握って使う感じはかなりよい。 重さもよい。見た目もよい。
車のハッチバック横の小物入れで活躍中。
Parktool ユーティリティナイフ UK-1
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Parktoolといえばあのメーカーですよ。 自転車工具で強いあの。 ボディはアルミ、パークツールブルーのアルマイトが綺麗です。薄目なので、届いた自転車部品のアンパッケ時に、尻ポケットに忍ばせておいても邪魔になりません。
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畳んだときの仕舞いきれない度はワークプロを圧倒します。 これも背面ロックでそれなりに硬いですが、こちらの方がスムーズです。 これは機能性やデザイン云々より、自転車乗りなら持っておきたいツールの一つだと業界で言われているかもしれません。 使い勝手はよい。 軽いので防汚エプロンのポケットや工具箱に入れても大丈夫でしょう。 見た目もクール。
自転車用道具入れで自転車部品のアンパッケに活躍中。
Amazon Basics ユーティリティナイフ
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Amazon でユーティリティナイフを探していたら、生活用品たるユーティリティナイフなのでもちろん弊社のもありますよ! といわんばかりに出てきたし、安かったので買ってみた。 値段の割にクオリティが高い。 というか数の検証をこなした製品なのか、かなりいい。
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大きさ、重さとも手に馴染む。 これもアルミボディにアルマイト仕上げ。 そしてこの子は開閉ロックがボタン式。 横に飛び出たボタンは誇張しますが、何かの折にうっかり押されてブレードが開いてしまうような軽さでもない。 絶妙。
用途にもよるがボタン式がやはり使いやすい。 使い勝手はよい。 デザインもシャープ。 重さもよい手応え。 仕舞いきれない度の高さも高得点。
ガレージの入り口横工具箱でおもにアマゾンの箱を開けるのに活躍中。
Milwaukee Fastback1.27"
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はい、買ってないわけないですよね。 Milwaukee。 特徴は赤いです。 もちろんそれだけじゃないですけれど、とりあえず見て下さい。
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ブレード収納が付いています。 そういうトコです。 ブレードの使用回数が辛いユーティリティナイフにおいてこれ以上のギフトはありません。 この機能のおかげで工具箱から離れて戦える為、とても長い戦闘航続距離を誇ります。 そしてこの一見プラスチッキーな見た目のボディもアルミボディ。黒いブレード保持部はブラス? 替え刃収納部はプラスチックで、入手するまでは開けたらバラバラと落ちるだろうから気をつけないと、と思っていたらマグネットで保持されていました。 残弾が減っても落ちません。
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そして奥さん、完全収納ですよ、完全収納。 この閉じ状態のおかげで腰袋のサックにさっくりと収まります。 ついでに閉じた状態で紐切りが出来るスロットがあります。 隙間産業です。 公式には電線の皮むき的な事が書いてありました。 あと個人的な感想(全部そう)ですけど、 開閉ロックがボタン式で、非常に軽い。 ボタンもそこそこの押し具合で、ブレードのピボットは下に向けるとスルリと流れ出てくる軽さ。 危ないじゃん、という意見の人も居そうですがこれがですね、現場で使うと片手で開閉できるのです。 素晴らしい…(黎明卿顔) ここまでも、これからも片手で開閉できる製品はありませんでした。 必ず開も閉も両手を要します。 見た目は赤い。 使い勝手は鋭角。 重さも手頃。
腰袋のサックの中で活躍中。
Bosch Professional knife
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これぞプロフェッショナル、と言わんばかりの謹厳実直を形にしたような、もう顔がドイツ人なナイフです。 非の打ち所がない… 重さ、デザイン、使い心地も全てドイツです。 先ほどのウォーキーと双璧を成す存在とも言えそうですが、あちらがピーキーならこちらは実直。 ボタン式開閉もだらしなく開いたりはしません。 重くもなく、手で軽く開くことが出来ます。 あと開いたブレード保持部に紐切りがあります。 開いた状態では無用では? と思ったりしたのですが、これこそ電線の皮むき的な機能かもしれません。 ドイツ車には廃車にするまで知らない機能とかありそうです。 それです。
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替え刃も三枚入ります。 ウォーキー程ではないですが作戦航続距離はかなりのものです。 あと完全収納ももちろんです。 これはコレクターなら持ってて当然といえる、スタンダードなのでしょう。 開閉ボタンが赤く、操作ミスを防ぎあなたの手指を守ります。
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さっきユーティリティナイフは個性豊かなみたいな事を書いたばかりですが、この子は実用一点張りと言ってよい用の為のツールでしょう。 重さも丁度よい。 使い心地は当たり前の違和感なし。 デザインは銀色のドイツ車のよう。
サブ腰袋のサックの中で活躍中。
Screwpop Utility Knife 3.0 for Keychain
超小型、キーホルダータイプユーティリティナイフです。
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謹厳実直のつぎは遊びというかむしろもっと無駄がなさそうな、削ぎ落とせるだけ削ぎ落としたみたいなユーティリティナイフ。 に見えますが、その実使い勝手より所有欲を満たすだけのような、所謂侘び錆びにも通ずる何かを会得したような品物。
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キーホルダータイプということですが、日本だとどうでしょう。 刃渡り云々生活用品云々ありますけど、職質された時のお巡り殿の虫の居所次第とも聞きます。 ブレードの開閉 出し入れは、背の部分のラッチを持ち上げブレードを前後させ、背面の切り欠きに引っかけて留める感じです。 うっかりすると刃が滑り落ちますが、仕舞うときは奥にマグネットがありシャコっと引っ込みます。 また、持ち歩いているときにカタカタとノイズを出さず、ブレードが無駄に傷む事を避ける為とも思えます。
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シンプルの中に詰め込まれたアイデアとギミック、そういうのを得ると幸せな気分になりますがこれは何ジャンキーなのでしょうか。 そろそろお気づきかと思いますがぼくは刃物ジャンキーでありますが、刃物ジャンキーと書くとものすごいアレですので愛好家ということにしておきましょう。 どのくらい好きかというと、日本刀を3振り所有するくらいの愛好家です。 デザインはよし。 重さは軽すぎて掴み所がない。 使い心地は窮屈だけど、結束PPバンドを切るとかなら問題なく。
テストで車のエンジンキーにぶら下がって活躍中。
GERBER E.A.T. Lite
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今度もコンパクトタイプです。 デザインだけで買ってみたけど、ガーバーってなんだかそこそこ有名らしい? しらんけど。 存在が冗談みたいなナイフだけど作りはめちゃめちゃガッチリしている。 実際手に取るとかなりの高級感がある。 コンパクトタイプの割に展開すると割に持ちやすく使いやすい。
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こちらの品物も閉じるとナイフに見えなくなる。 なんだろうこれはとくるくる眺めると
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マネークリップだと言い張っているが、つまりマネークリップにナイフが付いたもの、という解釈らしい。 なるほどね。 いやまって、重量比的にもそれは無理がないか。 素直にポケットクリップでいいじゃない。 マネークリップにしては重いし……。
でも見た目はよいのでどこに連れて行っても自慢のナイフ、とまではいかなくても、話題を作れることがあるかもしれないし、ナイフで話題を作るなどというのは危険人物の思想である。 重さは軽い目だけど手応えはある。 小振りだけど意外に使いやすく、デザインはとてもよろしい。
バッテリーインパクトドライバーケースの中で活躍中。
替え刃
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替え刃はこのような姿で、大抵は一枚ずつ出せたり、5枚ずつ出せたりする。 使い終わった切れないブレードを収納できる箱もある。 欠点はやはりコストであるが、折る刃式と勝負は出来ないが使えなくもない値段。 箱3,000円~5,000円くらいなので、プラスターボードをガリガリやるのは折る刃大で、手元にはこの愛すべきかわいいナイフを忍ばせておきたいが、忍ばせておくと捕まるので運搬時等はお気をつけて。 近頃どう見ても業者な車にもイチャモンつけて銃刀法の不法所持なんぞに前科者にしてくる流れがあるそうなので、逃げ切ってください。(ダメ)
とりあえず一枚30円~50円だと思うと丁寧に使い、自ずとスキルが上がるという寸法です。 (そんな話はない)
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今後は国産のユーティリティナイフ等もチェックしていきたいし、まだまだ無限に存在するので収集完了はなさそうな趣味のひとつです。
刃物カテゴリーも作ろうかな。