
AI 描画:宇宙船ワープ航行完了。
亜空間からワープ航行で宇宙船が目の前に現れた動画をGIF アニメーション
にしてみました。

(再生のやり直しはネットブラウザの更新を使ってください。
もしそれで再生されない場合は本記事URL を再度ブラウザの新しい
タブウインドウのURL 欄に貼り付けてみてください。
あっ。画像をクリックすると1 回だけは再度再生するみたいです。)
GIF アニメーションをもっとゆっくりにしたかったのでしたが、
GIMP 2.10.30 ではこれが最遅設定のようで、先頭と最後のコマを
4 コマ、中間を2 コマずつダブらせてようやくこんな感じです。
(動画作成ツールを使って遷移効果も加えたほうがスムーズに
動きそうです。)
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追記:記事公開後にPremiere Elements 7 でMP4 作成したものを
YouTube 公開してここに引用しました。こちらのほうが動きが
スムーズで繰り返しての再生が可能です。
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今回もIMG2IMG 処理の応用で作りました。
AI 描画のアニメーションはまだこれから学び始めようという段階ですが
animateDiff を用いた王道のやり方とは少し違うアプローチを思いついた
ので実施してみました。
中間コマを補完するとかはなく、昔ながらの全コマ個別に作成します。
AI が描画してくれるのですから、コマ数はいくらでも用意出来ます。
AI 描画の静止画と同様に「女の子が画面中央で動く構図」の動画作例は
よく拝見するものの、あまり今回のような作例を見たことがないので、
ご参考までに作成経過を以下に纏めます。

この画像は以前の記事でご紹介した、
no humans,moon, space, scenery, earth (planet)+, star (sky)+, sky, starry sky
というプロンプトで基本描画設定のCheckpoint ファイルにrevAnimated_v122EOL.safetensors、またはfruitExplosion_fruitExplosionV10.safetensors に切り替えて、描画修飾設定のLoRA ファイルにmilkyMoon.safetensors (ブレンド量:0.7)を使って大量に描画させて選抜をかけたものの1 つでした。
この画像をNMKD StableDiffusion GUI においてIMG2IMG で指定して、
更にTXT2IMG で同じ上述のプロンプトを使って描画しますと、
Image Strength (Influence) の設定が0.1 (最小)であろうが0.9
(最大)であろうが、ほぼ同じ画像を出力します。
まるでTXT2IMG 処理が「おう。まさしくオレが描こうとした感じやん。
じゃあそのまま参考にしますわ。」と言った感じです(^^)。
それを確認しておいて、次に新たなIMG2IMG 処理用の画像を用意
しました。
このステップは好みの問題なので、やり方は必須ではありません。
宇宙船の描画ですが、これは毎々同様にmage.Space さんの無償SDXL
での描画が私の好みに合った重厚なものを手軽に提供してくれます。
(無償範囲でも本当に使えるサイトです。NSFW テーマに限りますが。)

これを一度、NMKD StableDiffusion GUI のIMG2IMG 処理を通して
好みの硬調に描き直した画(デッサン風の軟調を排除)を
Photoshop Elements 7 でくり抜いて….。

上掲の惑星画像の上に貼り付けます。
(本当はもっと下に配置したほうが構図的に安定しますが、後述の
理由でこの位置にしました。)

そしてこの画像を今度はIMG2IMG 処理で背景画に指定しました。
そうするとどうなるでしょう。
TXT2IMG 処理はこの貼り付けた宇宙船だけは描画するプロンプト
情報を全く持たない「異物」だと認識したかのように、
Image Strength (Influence) の設定が0.1 (最小)から0.9 (最大)に
変化させるにつれて、その「異物」を最終描画に反映する度合いを
変えて来ます。
そのようにしてImage Strength (Influence) の設定を徐々に増やして
描画をさせて行った大量の生成画像の中から、連続変化に見える10 枚
少しを選抜してGIMP 2.10.30 でGIF アニメーションにしました。
主な途中コマです。






構図上の宇宙船の配置ですが、安定した構図にしたく、もっと下方に
配置して同じ処理を先行させましたが、宇宙船出現の手前で大きく
下の惑星の海が割れて変形してしまい、何だかおお事っぽくなって
しまったので、その影響が出ない配置に宇宙船を貼り付けました。

同じやり方で宇宙船内の転送装置に徐々に美人船長が登場、みたいな
アニメーションも作れそうですね。
公開される最新のノウハウを追うばかりでは、誰もが同じような作例を
作るばかりになればつまらない、と最近CivitAI などの作例に感じ始めて
おり、以前の下記記事での灰色マスク合成をIMG2IMG 処理で扱うなど
と同じく、過去の知識を踏まえつつ、仕掛けを逆手にとった応用の
アプローチも、王道の情報収集と並行に考えて行こうと思います。
ご覧いただきありがとうございます。