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1年未満でCGデザイナーになった道のり

自己紹介

クリエイター名 Enigma

22歳、男

2021年3月まで全くCGと関係のない文系の4年生大学に通っていた

2020年5月に何気なく見つけたアーティストのCG作品に感動、自分もこのような作品を作りたい、仕事にしたいと決意。

2020年09月にデジハリの一年制のMAYAだけ学ぶコースに入学。

2021年5月に行きたい会社から内定をいただきました。

完全素人が一年未満で好きを仕事できた道のりは結構他の人の役に立つんじゃないかと思い、やってきたことなどの情報や苦悩したこと、その解決法などを書き綴ります。


入学前(2020/05~09)にしたこと

カメックス

入学後はCGの勉強だけで精一杯になると予想していたのでAdobe AfterEffects(AE)、Photoshop(PS)、Illustrator(AI)などCG周りの勉強をした。

具体的には

Videocopilot(AEの結構クオリティ高いの作る系)のチュートリアル

難しく内容も濃いので2〜3日に1つやるように計画

ダストマンさん、サンゼさん(初心者向け)のチュートリアル

AEでのカメラシェイクの作り方などは入学後にかなり役にたった。

Tomsudioさんのチュートリアル

Blenderのチュートリアルですが当時の僕にはUVとかわからんことだらけで2つだけやって断念。

友人と短編映画を制作しコンテストに応募

Linkedinlearningでの学習

PS、AE、AI、MAYA、Blenderなどを初心者むけに解説してくれます。その他にも、「映画の撮り方」などの講座があり興味のある講座は全て受講しました。

1ヶ月だけ課金し、吸収しまくって解約

森田悠揮さんのZBrush講座

Twitterで定期的に募集している講座です。ZBrushの体験版が当時不具合で使えなかったのが残念でしたが、肉感の付け方、クリーチャーの作り方を学習

入学後にしたこと(2020/09~12)

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・UE4、ZBrush、substancepainter、MARI、MAYA、BlenderなどCG系のソフトを一通り触ってみる

何事もまず広く知ることから、ということで一通り触り基本操作はできるようにした。そこから自分は何を学ぶべきかをを考え現在のBlenderとUnrealEngineに行き着いた。

・ひたすらYoutube、Udemy、Yihuuで学習

いっぱいやってきたけど厳選すると

BlenderのYoutubeチャンネルは「3Dのメモ帳」がおすすめ

初心者でもわかるようにかなり高度な技術を教えてくれる

これを何回も見て基本を習得したら

Yihuuでプロのチュートリアルを買って学習。

Substanceなど他のソフトはAnyというデジハリの映像教材で学習。

就活第1フェーズ(2021/01~02)

やり直しstep5ok

・初めてのポートフォリオ、デモリール

後悔した点としてはこれまでの作品の制作過程を残していなかったこと。

過去のファイルを開き、制作過程を持ってくることが面倒だった。

デジハリの先輩に相談し、おすすめの本を読みながらやった。

ポートフォリオ制作の教科書という名前の水色の本

・約20社応募して全てポートフォリオなど書類選考で落選

原因としてはオリジナル作品しかないので、現物をトレースする実力がわからないとのことだった。

就活向けの作品作りに専念(2021/03~04)

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名前をあげたらよく無さそうなので伏せるがTwitterでCG業界で実績のある方にDMでポートフォリオを見てもらい、自分に何が足りないかを教えていただいた。

ざっくりいうと自分に足りなかったのは

・車

・教会

・サビの表現

の作品であった。

なので、これらの作品をクオリティを落とさない最速期間を予想しスケジュールを組んだ。

就活フェーズ2

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アドバイス通り作品に模写等を入れて再び就活をスタート

第一志望郡3社応募、うち全て通過

その他強く行きたいと思う会社9社応募、うち7社通過

の系10社通過した。

オリジナル作品だけのポートフォリオの人は模写作品も2〜3個入れてみることをおすすめする。

これまでの悩み

メインツールBlenderで就活は不利なのでは?

時代は変わっている。入学したての頃は確かに不利であったかもしれない。

しかし、就活中に知り合った先輩から、Blender使えるってだけで昇給したという話を聞いたり、

自分自身Mayaは授業で使う程度でポートフォリオにMAYAを使った作品はほぼ無いが面接でもあまりそこは苦労しなかった。むしろ、面接で「Blenderでどう効率化しているのか?」などと興味を持っていただいた。

専門学校必要だった?

技術的なことで言えばあまり要らなかった。しかし、ここでできた映像関連の友人やライバル、尊敬できる先輩や先生との繋がりなどの面ではやはり必要だったのではないかと考えている。

また、MAYAのチュートリアルなどは少ないのでMAYAを学べ、質問ができる環境があったのでその面で必要であった。

デジハリへの不満

先生の作品や得意な使用ツール、公開可能な限りの業績、担当パートなどを公開して欲しい。UE4を使えると聞いていた先生にUE4の質問をしても、先生が触っていたのは数年前で今はあまり答えられないということがあった。

ただでさえオンラインになった今、飲み会などもなくなり、先生と話す機会も得られなくなってきているので、「誰にどの質問していいか分からない。」そこが不満であった。

これからの計画(2021/06~2022/04)

・ライティング、構図、色づかい、演出を学ぶ

・友人とのMVを完成させる

・Unrealの知識を深める

・Unrealのマーケットプレイスに自分のアセットを販売

・コンテストに積極的に参加

全体的に言えること

好きこそ物の上手なれ

という言葉があるように実際に内定を貰うまでの生活は、

「起きて、デジハリまでの移動中に電車の中でチュートリアルを見て、デジハリで作業して、ご飯食べながらチュートリアル見て、風呂に入り寝る。」

という生活を毎日続けていた。

なので、最終面接で「CG以外に最近ハマっていることは?」という質問に答えられなかった。

また、はじめたては学ぶことが多すぎるという不安があった。

その不安に対しては3ヶ月分のチュートリアルや学習スケジュールをMacbookのカレンダーに立て、毎週月曜日に一週間の監督のような気分でチェック、修正をしていた。そうすると自分の未来を合理的に推測でき、不安が和らぐ。


以上

ご愛読ありがとうございました。少しでも参考になってくれたら嬉しいです。




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