【くるまやラーメンしょっぱ過ぎ】

山岡家VSくるまやラーメン「くるまやラーメン」—あの独特な味噌ラーメンが頭に浮かぶ人も多いだろう。
けれど、正直に言おう。
しょっぱい。いや、正確に言うなら「しょっぱ過ぎる」。
私のラーメン歴の中でも、くるまやラーメンは一線を画している。特に味噌ラーメンは、パンチが効きすぎているのだ。

まず、スープを一口すすると、舌にビリビリとした塩味が押し寄せる。この時点で「おお、これだ！」と思う人もいるかもしれないが、私には少し強烈過ぎた。ラーメンのスープって、何口か飲んで、徐々にその旨みが広がるのが理想だと思っている。ところが、くるまやラーメンのスープは一撃でのどを持っていかれる感じがある。

もちろん、ファンも多いのは知っている。くるまやラーメンの濃い味にハマる人もいるだろうし、あの「ガツン」とくるパンチが癖になるという人もいるだろう。でも、私にとっては、もう少し塩分控えめにしてほしいなぁと思わざるを得ない。

一度、友達と一緒にくるまやラーメンに行った時、友人は「このしょっぱさが癖になるんだよ！」と笑いながらスープまで飲み干していたが、私はとてもじゃないけどそこまでいけなかった。水を何杯もおかわりしながら、麺だけを中心に食べ進めた記憶がある。

ただ、不思議なことに、しょっぱさを知りながらもまた行きたくなるのが「くるまやラーメン」だ。あの重厚な味わいと、昔ながらの雰囲気はやっぱり捨てがたい。だからこそ、次に行く時は「あえてスープは控えめに」と心に決め、塩分と上手に向き合おうと思っている。