※ここで書くことは、例のごとく、専門的な話でも、アカデミックで精緻な議論の上での話でもない、「個人的な、あまりに個人的な」見解あるいは妄言です。
(R)DB設計やSQLにおけるデータ構造について考えたことがある方は、このようなことについて疑問に思ったことがある方も少なくないのではないだろうか。
関係モデルの提唱者(創案者)であるE・F・コッドもよく聞かれたらしいよ
引用著書によると、コッドは以下のように応答えたらしい。
「どうして関係モデルと呼ぶのですか」という質問に対して、
本著では、「関係」と「表」の違いについて、特に現代的な意義のある(2)に言及している。
まあコッドの思想的背景よりも、RDB設計における正規形とかの絡みが実装時になじみが深くて、わかりやすいかもしれない。
確かにExcel表とかの帳簿とか経理系のデータとかは、よくそのままだと正規形でないため、テーブルに落とし込む際、修正(正規化)が必要なことがある。
特に上でも言われている第一正規形(1つのカラムには1つの値しか含まない、全カラムがそれ以上分割できないスカラ値のみ持ちうる状態)への言及とかそうじゃなかろうか。このあたりはOracleのDBAとかでも基礎概念周りで出てくるから、実感?しやすい、というのが個人的な印象だ。
補足
(いらん補足、蛇足かもだけど)コッドのいう「つなぎデータ構造」は原文だと(connectでなく)a linked data structureなので、データ構造の実装における参照とかポインタとか連結リストとかにあたるものだと思う。
一応該当部分の原文
https://dl.acm.org/doi/pdf/10.1145/1283920.1283937
DB周りは、理論的基盤として、集合論、述語論理が通奏低音になっているから、大変面倒力不足だから当分しないけど、その辺りもみていくと面白そう、linked data周りとかはしりとり圏とかの絡みで考えたら、圏論(Category Theory)周りにも話を展開できたら面白そう。
※Categoyって言ってもアリストテレス的な範疇論じゃないよ、そっちも面白そうだけど・・・
詳細は下記参照(Samuel EilenbergとSaunders MacLaneによるところ)
ほか参照
プログラミングと圏論まわりならBartosz Milewskiとかに詳しいかも
RDBの話だったのに、話が脱線しすぎてるかもしれない・・・まあいいか。
まあ、関係(relation)と表(table)でいうなら、エクセルでまとめられたいろんな表タイプとよくあるDB比べるとイメージしやすいかも、と思いました。
相変わらず、語学力、文章力、論理数理的素養にかける私には整理しかねるので今日はこの辺で、、、