自分の正解ってなんだっけ?
入社面接で「あなたは弊社で何を実現したいのか?」と聞かれて「地球環境に貢献できる製品を作りたい」と答えていた。
それから何年も過ぎ、ふと思ったんだ。
自分の中の正解に自信が持てていないのではないか。
若手の頃は自分の意見を言っていたのに、気がつくと、なんとなく正しいことを言ってそうな、上司の顔色を伺ったり、先輩のコメントをまるで自分の意見のように。
誰かの正論に飛びついて楽をする。
他人の正論と自分の中の正解は違うにも関わらず。
これがサラリーマンの宿命だと自分に言い聞かせてやってきた。
でも、他人の正論に自分の言動や行動を置きに行くことを続けると、自分の正解が段々わからなくなってきます。
自分は何がしたかったのか、と。
もちろん、人の意見を聞かなくてもいいという極端な話でもなければ、自分が正しいと思ったことを何でも口にしていいわけでもない。
大切なのは、自分の価値観を見失わないこと。
そして、自分の意見は殺さなくてもいいということ。
自分の正直な意見は、そっと心に忍ばせておけばいい。それはいつか使うぞと言う時に、行動を大胆にしてくれると思います。
いつか、それを使う日までぼくは強者に対して物分かりの良いフリをし続けるつもりだ。
それを使うタイミングを、ぼくが間違えるはずがない。