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年収が120万円以上アップした障がい者雇用の転職戦略

2023年12月末に障害者雇用で働いていた生命保険会社を退職して、2024年1月にインフラ系メーカーに障がい者雇用で転職することができました。

インフラ系メーカーに障がい者雇用で転職したことで昨年は前職と比べて年収が70万円以上アップし、今年は前職と比べて年収が120万円以上アップする見込みです。

昨年と今年で年収差が50万円ありますが、これは昨年の夏のボーナスが寸志でしたが、今年の夏のボーナスが満額支給される予定のためです。

今回はどのように障がい者雇用での転職活動を進めたかについてお話しします。

1. 障がい者雇用に特化した転職エージェント2〜3社に登録する。

まずは障がい者雇用に特化した転職エージェント2〜3社に登録しましょう。

転職エージェントのビジネスは企業から求職者の採用時にお金をもらうビジネスモデルであるため、求職者側は基本的に転職エージェントに無料で登録できます。

ハローワークを使って、転職活動をしている人もいると思いますが、それはオススメできません。

理由としては、企業が無料でハローワークに登録することができるため、お金を出せない又は出したくない企業が求人を出している可能性があり、求職者側が安く買い叩かれるリスクがあるからです。

それに対して、転職エージェントに登録している企業は、求職者の採用時に求職者の年収の30〜35%を成果報酬として、転職エージェント側に支払わなければならないため、お金を沢山出せる優良企業のみが登録していることが多いです。

そのため、ハローワークではなく、転職エージェントに登録することをオススメします。

私が登録した転職エージェントは、以下の転職エージェントになります。

障害者雇用バンク

障害者雇用バンクは、紹介求人数が業界トップクラスで20代・30代向けの転職エージェントになります。

トゥモローブライト

トゥモローブライトは、正社員転職・年収アップを目指すことができる転職エージェントです。

2. 転職エージェントに履歴書と職務経歴書を提出する。

転職エージェントに登録した後に、求職者の基本的な情報をまとめた履歴書と求職者がこれまでに経験した職務内容や実績、スキルなどを具体的に記載した職務経歴書を提出する必要があります。

ちなみに履歴書には履歴書用の写真が必要です。

現在は、電子データで履歴書を作成することが一般的になっているので、スタジオで写真撮影して、データとして貰うことをオススメします。

3. 転職エージェントの担当者と面談する。

転職エージェントに履歴書と職務経歴書を提出した後に、転職エージェントの担当者と面談を実施します。

面談の中でエージェントの方から質問されるので、その質問に回答すれば大丈夫です。

面談で聞かれる内容は主に以下の通りになります。

・転職理由
・希望職種
・希望年収
・希望の勤務地
・転職の希望時期
・これまでの仕事内容の詳細

4. より良い転職エージェントを選択する。

面談でヒヤリングした情報を基にして、転職エージェントから求人を提示されます。

提示された求人が希望職種、希望年収、希望の勤務地が合致した求人であることを確認しましょう。

この時点で、1社の転職エージェントに絞ってしまっても問題ないです。

担当者との相性や提示された求人を比べて、より良い転職エージェントを選択しましょう。

私の場合、『障害者雇用バンク』を選択して、転職活動をしました。

又、面談でヒヤリングした結果、「残念ながら希望条件に見合う求人がありません。」と転職エージェントから言われることがあります。

この場合は、希望条件に見合うスキルや実績が不足しているのか、希望条件の範囲が狭すぎて、紹介できる求人がないのかなど、何かしらの理由があるので、その部分を転職エージェントの担当者にヒヤリングしましょう。

希望条件に見合うスキルや実績が不足している場合は、企業が必要としているスキルを身につけたり、現職で実績を作りましょう。

希望条件の範囲が狭すぎて、紹介できる求人がない場合は、希望条件の優先順位をつけて、希望条件の1位は妥協せず、それ以下は妥協するということも重要です。

一応補足になりますが、希望条件の1位は妥協してはならないと言っても、例えば、希望条件の1位は「年収」だけど、現職で年収300万円の人が「希望年収を1000万円にしたいです。」と言っても、転職エージェントの担当者に鼻で笑われるだけなので、現実的なレベルで希望条件を伝えましょう。

ちなみに私の場合、希望条件の1位はもちろん「年収」でした!

それ以外は多少妥協しても良いことを転職エージェントの担当者に伝えていました。

年収に拘ったからこそ、年収アップの転職が実現したと思っています。

5. 転職エージェントから提示された求人に応募する。(書類選考)

ここから、転職エージェントの担当者から提示された求人に応募します。

求人に応募したいという旨を伝えることで、転職エージェント側で応募したい求人に応募してくれます。

求人に応募した後は、書類選考の結果を待ちましょう。

ちなみに私が利用した『障害者雇用バンク』では、書類選考の通過率はおよそ10〜20%ほどと言われましたが、実際の書類選考の通過率は70%ほどでした。

そのため、書類選考の通過率の高さは人によるのかなと感じました。

6. 応募企業との面接を実施する。

書類選考に通過した後には、いよいよ応募企業との面接に臨みます。

優良な転職エージェントは、面接前に模擬練習を行なってくれます。

優良な転職エージェントは応募企業でどういったことを面接で聞かれるかを熟知しているので、そのことを事前に聞けるのが転職エージェントを利用するメリットだと思います。

面接で聞かれる志望動機、転職理由、これまで経験してきた仕事内容などの最低限の部分はしっかり準備した上で、面接に臨んで下さい。

もし現職の退職の希望時期を聞かれた場合は、仕事の引き継ぎを踏まえて、1〜2ヶ月後に設定するようにして下さい。

又、企業によっては、複数回にわたって面接を実施するところもあります。

少なくとも応募企業からの内定通知が出る前に、転職エージェントの担当者に対して、応募企業から内定を出す際に、書面で給与の条件等を提示するように依頼して下さい。

給与の条件等を書面で提示してもらう理由は、条件面で後々トラブルになることを避けるためです。

7. 転職エージェントより応募企業からの内定通知を貰った後に、配属予定先の先輩社員との面談を設定してもらう。

面接の結果、応募企業からの内定通知と給与の条件等が記載された書面を転職エージェントを通して貰うことができたら、配属予定先の先輩社員との面談を設定してもらいましょう。

これは職場の人間関係の部分で合う合わないがあるかどうかを確認するためです。

もしこの面談で明らかに人間関係が合わないと感じた場合は内定を辞退することを検討しましょう。

条件面だけに釣られて、焦って内定を受託しないようにして下さい。

8. 応募企業からの内定通知を正式に受託する。

配属予定先の先輩社員との面談で問題がなければ、応募企業からの内定通知を正式に受託しましょう!

転職活動、よく頑張りました!

9. 現職で一緒に働く直属の上司に退職希望の旨を伝える。

転職活動は内定通知を正式に受託して、すぐに終了ではありません。

内定通知を正式に受託した後に、現職で一緒に働く直属の上司に退職希望の旨を伝えて下さい。

『帰るまでが遠足』とよく言いますが、現職を退職するまでが転職活動であることを忘れないようにして下さい。

10. 現職で一緒に働く仲間に仕事の引き継ぎと感謝をする。

最後に自身が担当していた業務を現職で一緒に働く仲間にしっかり引き継いだ上で、これまでの感謝をしましょう!

ここをしっかり行なっておくことで、まさに「立つ鳥跡を濁さず』で円満退職をすることができます。

転職した後にまた同じ会社に戻ってくる『出戻り転職』になる可能性もゼロではないので、しっかり仕事の引き継ぎとこれまでの感謝を行いましょう。

逆に転職活動が終わった瞬間に、現職での勤務態度が急に悪くなる人がいると聞いたことがありますが、それは絶対にやめましょう!

まとめ

1. 障がい者雇用に特化した転職エージェント2〜3社に登録する。

2. 転職エージェントに履歴書と職務経歴書を提出する。

3. 転職エージェントの担当者と面談する。

4. より良い転職エージェントを選択する。

5. 転職エージェントから提示された求人に応募する。(書類選考)

6. 応募企業との面接を実施する。

7. 転職エージェントより応募企業からの内定通知を貰った後に、配属 予定先の先輩社員との面談を設定してもらう。

8. 応募企業からの内定通知を正式に受託する。

9. 現職で一緒に働く直属の上司に退職希望の旨を伝える。

10. 現職で一緒に働く仲間に仕事の引き継ぎと感謝をする。


障がいというハンデを持った中での転職活動は時として苦しい時もあると思いますが、ゆっくり着実に転職活動を進めていけば、いづれ道は開けると思います。

私の転職活動の経験が現在、障がい者雇用での転職活動で悩んでいる方の役に立てることができたら幸いです。



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