CAMS - 高高度の戦い

3月に受けた、CAMSというIQテストの結果が返ってきた。

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結果はIQ131.6(sd15)だった。IQ131.6というのは、人類全体の上位2%程度という意味だそうだ(小泉構文)。

さて、結果の報告はこのくらいにして、ここからはCAMSを受けた自分なりの雑感である。

実は自分ながら、自身のIQにはそこそこの自信があった。というのも、かつて図形推理のIQテストにおいて、"International High IQ Society"への入会を認められたことがあるからだ。

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しかし、CAMSを受けてみて思った。

今までの「IQテスト」とは、格が違うと。

確かに僕は、このテストが測定レンジ115-180(sd15)の、所謂ハイレンジであることは聞いていた。だが現実に僕が現場で目にした問題群の難易度は、想像を超えていた。どんなに目を凝らしても、どんなに思考を巡らせても、答えには届かない。「何を問われているのか」すらも分からない問題もいくつかあった。なのに周りの受検者たちは、スラスラと解き進めている。

そこは例えるならば、並の航空機では風を捉えることすらも叶わない成層圏の世界。高高度機しか飛行できないような空の高みに、自分だけが普通の戦闘機で、全力でエンジンを吹かしながらやっとこさ踏みとどまっているような感覚だった(下図はそのイメージ。「夜光雲のサリッサ」第一巻冒頭部より引用)。

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そんなこんなで、僕はこの3時間の検査で、今まで経験したことが無い程疲弊してしまった。ただ座って、考え事をしただけなのに。

でもこの検査は、ただ「苦しい」ばかりではなかった。むしろ、「楽しかった」とさえ思っている。それは多分、僕が謎解きゲームなどで「頭を使う」ことが元来好きだからなんだろう。

最後に、この検査を実施して頂いたHIQAの理事、幸田直樹氏に、この場をお借りして深く感謝申し上げます。 



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