トアホテルの絵葉書
著作権に関する考え方
トアホテルの絵葉書を掲載するにあたり、絵葉書の著作権について。
著作権の保護期間は、法改正の都度、長くなってきていますが、現行法では下記のとおりです。
93908401_08.pdf (bunka.go.jp)
トアホテルは、1950年には消失している(トアホテル - Wikipedia)ので、トアホテルが作成し公表した絵葉書の著作権は、保護期間が一番長い現行法が適用されたとしても、2020年までには保護期間が終了していると考えられます。
したがって、それ以後は、著作権は消滅し、自由に利用できるものとなっています。
航空写真でみるホテルの全体像
トアホテルを航空写真でみると、
①ホテル棟は、くの字になっており、
➁ホテルの玄関から出て、少し石段を下ると庭があり(ここでは仮に「上庭」という)、
➂その「上庭」の下に、広大な庭もある(ここでは仮に「下庭」という)、
④その「下庭」の入り口に、写真から見ると5メートルくらいの高さの門柱が2本立っている。
⑤この門柱を入ると、ロータリーのような道があり、その真ん中は少し盛り土がされており、大きな岩が配置されている。
⑥ロータリーの奥には、朱塗りの欄干があり、石灯籠が配されている。
4000坪の広大な敷地に、地下1階[3]、地上木造3階建、建坪300坪、延べ1000坪[4]。内部には89室の客室と250名を収容できる食堂、読書室、ビリヤードやカードを楽しむ部屋などがあった。最新式の発電・照明設備を整え、客室ごとにバス・トイレ、電話が完備。客が気分や健康状態に合わせて部屋を自由に選べるよう、壁紙の彩色に合わせて家具や寝具をコーディネートするなど、随所に細やかな心配りが見られた[5]。
古い地図
絵葉書を見ると、トアホテル建物の西に墓石が見えるものがあるが、上記地図だと追谷墓地はホテル建物よりかなり北に見えるのが、謎であった。
しかし、「追谷墓地はもと南側地続きの城ケ口にあったもので、神戸の街が・・・漸次、市は以後の傾斜地にせり上り、ついにこの城ケ口墓地が市の美観を奪うこととなったので、大正10年現在地へ後退、新たに墓地が設営されたのである。城ケ口は現在、移住あっせん所のあるところ・・・」
(「神戸の外国人 : 外国人墓地と華僑風俗」鴻山俊雄 著、華僑問題研究所
1984年6月出版」 神戸の外国人 : 外国人墓地と華僑風俗 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp))とのことなので、トアホテルの西に映り込んでいる墓石は、この城ケ口墓地のものと思われる。
なお、この城ケ口という地名は、再度城の城門があったことに由来している。(「猩々池の再度城は1333年ごろ、当時後醍醐天皇側についていた赤松氏が築城したものである。城門が三か所にあった。大手門は城ケ口、今のトア・ホテルの西の墓地のあたりで…」出典:「神戸外国人居留地 : ジャパン・クロニクル紙ジュビリーナンバー」ジャパン・クロニクル社 [編] 神戸新聞出版センター 1980年3月出版 神戸外国人居留地 : ジャパン・クロニクル紙ジュビリーナンバー - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp))
この城ケ口墓地は、北野背山の広大な官有地を無料で払い下げさせ、城ケ口へ本願寺派兵庫別院を誘致し、墓地用地を造成したものである。(「神戸財界開拓者伝」赤松啓介 著、1980年7月太陽出版刊 神戸財界開拓者伝 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp))
門が中央(左に掘立小屋)・庭・建物・山々ーカラーーかなり遠くから
門が中央(左に掘立小屋)・庭・建物・山々ー白黒ーかなり遠くから
門が中央(左に掘立小屋)・庭・建物・山々ー白黒ーかなり遠くからーはがき書込みあり
門が左(左に掘立小屋・その奥に瓦葺小屋)・庭・建物・その左にホテルとは別の建物・山々ー白青ー鳥居マーク付
鳥居のマークは、「現在トアロード北沿いにある神戸外国倶楽部の前身、トアホテルの庭園には赤い鳥居の ついた稲荷神社があって庭園の特徴的な装飾の一つとなっていたようだ。但、現在は赤い鳥居の み残っている由」との記載のある文献があるので、その鳥居をシンボルマークにしたものと思われるが、絵葉書や写真で鳥居を写したものは見当たらなかった。(引用元:「旧神戸居留地十五番館裏話」2007年10月 編集 野澤太一郎 神戸市中央区浪花町十五番地 株式会社ノザワ 最高顧問15ban02.pdf (nozawa-kobe.co.jp))
門が左・庭・建物・山々ー門にぐっと寄った画像ー白黒ー鳥居マーク付
門と下庭と建物ー鳥居マーク付ー切手貼付
少し斜め角度の建物と庭(遊歩道・中央に石灯籠・石段)ーカラー
建物と庭(中央に朱塗り柵・右に石段)ーカラー
建物と庭(中央に石段・右に石段)・手前に人力車3台-カラー
建物と庭(左に岩肌・中央に石段)-カラー
建物と庭(左に木の柵・中央にソテツ・右に石段)-カラー
建物のアップと庭(中央にフロントへの石段・右に石段)-カラー
建物アップ(左端棟1/3見切れ)と庭(赤い木柵・右に石段)-カラーー裏面の印字の色が茶色
建物アップ(左端棟1/3見切れ)と庭(赤い木柵・右に石段)-カラーー裏面の印字の色が青
建物と庭ー白黒ー少し違う情景
建物と庭ー白黒
建物と庭-白黒
建物全景ー白黒
トアホテルと錨山ーカラー
トアホテルと錨山ー白黒
建物全景ー横
この角度からの画像に、墓石のようなものが映り込んでいるのが気になっていたが、下記のとおり、本願寺の墓地の一部をトアホテルが使用しており、その所有権をめぐって、訴訟があり、和解により解決したとのことである。
(以下、「補修神戸区有財産沿革史」出版者:神戸市、出版年月日:昭和16年の画像を掲載。なお、著作権は既に消滅済み 補修神戸区有財産沿革史 - 国立国会図書館デジタルコレクション (ndl.go.jp))
阪神大水害(昭和13年(1938年)7月3~5日)の被害と、東側より建物を見た写真
ホテルの塀(TOR HOTELと書かれている)
建物全景ー横(上の写真と若干角度が異なる)
建物全景ー横(遠景)ー遠くに神戸の街
建物全景ー神戸の街ーパノラマ
建物全景と前庭
建物全景と前庭の写真ー白黒
建物全景の写真
建物全景ー前庭ーフロントへの石段ー山ー奥に瓦葺の別の建物ー白黒
門ー馬車ー建物
門ー馬車ー人力車ー建物
門ー白黒ー青字
門-白黒ー青字-別角度
門ー白黒ー裏面違い
門ー中央に子供2人大人一人ー脇に大人2人ー奥に建物ー白黒ー赤字
門と建物
門-カラー
門ー建物ー荷馬車ー人力車ーカラー
庭ー石灯籠-池ー建物
入口(Front Entrace)ー階段ー前庭
下庭と池
石灯籠と庭
庭園の一角
玄関(石段の一番下の石に鳥居のマークあり)
ロビーと階段
ロビーと階段
ロビーと廊下と椅子
ベランダ
庭の一角
庭の一角ー白黒
庭-鳥居
メインダイニングルーム
クリスマス
全景ークリスマスー客室-組合せ
客室
客室
神戸 三ノ宮通リ(遠景にトアホテル)
神戸三ノ宮通リ(遠景にトアホテル)
神戸三ノ宮通(遠景にトアホテル)
三宮神社界隈(みかん水を売る店)奥にトアホテルか
神戸三宮町トアロード
神戸(トアホテルは見えないかもしれない)
全景-白黒
優美なるトーアホテル
写真ー全景
広告
新聞広告
Private Code of the Japan Hotel Association
ハンドブック
リーフレット(建物全景、下庭、階段、鳥居)
ラベルー丸
ラゲッジ・タグ
ラベルー四角
ロゴマーク付き皿
三宮通
小松益喜氏【山本通風景 トーア・ホテル前 】絵画
参考リンク
https://yasudayasuyuki.deci.jp/w10584kobe-kitano-tor-hotel1.jpg