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インド英語聞きにくい問題の真相
英語を話していると、やはり聞き取りにくい発音ってありますよね。
日本語でもそうですが、母国語の影響がなかなか抜けないのは、どの国の人でも同じです。
僕も学生時代に学会などでいろんな国の人と交流する中で、特にインド訛りの英語には苦戦した覚えがあります。
インドの方の訛りは、僕だけでなく多くの日本人にとって聞き取りにくいと感じるものではないでしょうか。
実際、学生時代の学会でインドの方から英語で質問が飛んできた時はうまく聞き取れず、てんてこ舞いになることが何度もありました。
英語でプレゼンする前に聴衆の中にインド系の方がいないかどうかを確認していたほどで、「今日はいない」とわかると内心ホッとしていたくらいです。
それでもやはり学会という場である以上、どんな訛りの英語にも対応できるようになるべきだと思い、どうしたらインド訛りの英語がもっとスムーズに聞き取れるかと日々四苦八苦していました。
そんなある日、研究室の後輩と一緒に大学近くのインドカレー屋さんに入って昼食をとることになりました。
そのお店の店員さんはインドの方で、僕たちに日本語で話しかけてくれました。
ところが、その日本語が全く聞き取れないんです。
日本語で話しているはずなのに、独特のイントネーションとリズムで、言葉が全く頭に入ってこない。
「これがもし英語だったらもっと難しいだろうな…」と思った瞬間、自分がいかにインド訛りに慣れていないかを改めて痛感しました。
何度か聞き直してみたものの、結局自信を持って内容を理解できたとは言えないままでした。
その瞬間ふと思ったんです。
「インド訛りの日本語ですらこんなに難しいなら、英語で聞き取れないのも無理ないな」と。
そして同時に、少し安心した気持ちにもなったのを覚えています。
訛りや母国語の影響は簡単に拭い去れるものではないし、それによって聞き取りが難しくなるのは決して自分だけの問題ではないんだ、と妙に納得しました。
P.S.
ちなみに、そのインドカレー屋さんのカレーは本当に美味しかったです!
あの時の経験は、言葉の壁や母国語の影響について考えさせられるものだっただけでなく、インドカレーの魅力も再発見させてくれた瞬間でした笑