久しぶりのTOEICを受けて・・・
英語学習の旅は、それぞれに異なるスタートラインがあります。
私の場合、その旅は30代という、社会的には「遅い」と言われがちなタイミングで始まりました。
しかし、この選択には、深い思いや、自分自身への挑戦が込められていました。以前の記事「私の英語学習の旅」で触れた通り、英語学習への取り組みは、私のキャリアにおいて非常に重要な役割を果たしています。
今回の記事では、その続きとして、久しぶりにTOEIC試験に挑戦した私の経験を皆さんと共有したいと思います。
前回の記事で設定した、TOEICで800〜900点を目指すという目標に向けての具体的な計画とその達成への道のりですが、今回は、その一環として受けた試験の体験談と、そこから得た教訓、そしてこれからの英語学習における計画について詳しくお話しします。
前回の記事で紹介した学習計画の策定や、時間効率の重要性についての理解を深めつつ、実際の試験体験を通して新たな発見や挑戦があったことを、皆さんに共有できればと思います。
TOEIC試験への再挑戦は、私にとって新たな学びと自己発見の機会であり、この経験を通じて、英語学習における新たな目標と計画を皆さんと共有することで、共に成長していければ幸いです。
さて、久しぶりのTOEIC試験に挑むにあたり、私が直面したバカなハプニング、そしてそれらから得た教訓について、詳しくお話ししていきましょう。
正直、バカな経験をしていますが、それは笑って許してもらえたらと思います。
試験当日のハプニング
試験当日、私の朝はいつもと同じように、一杯のコーヒーでスタートしました。
この日ばかりは特別な日、何年ぶりかでのTOEIC試験のため、少しでも頭をシャープに保ちたいという思いがありました。
しかし、この単純な日課が、後に私を待ち受ける予想外のドラマの伏線となるとは、この時点では露知らず。
会場に着いた時、私は自分が完全に試験モードに入っていることを感じ取りました。
緊張と期待が入り混じる中、リスニングセクションがスタート。しかし、セクションが進むにつれ、朝のコーヒーが私の体内で悪戯を始めたのです。
突然の「トイレに行きたい」という衝動が、私の集中力をジワジワと侵食し始めました。
最初は「これは試験のプレッシャーかな?」と思いましたが、間もなくしてその感覚は物理的なものだと悟りました。
リスニングセクション中、スピーカーから流れる声よりも、自分の体内からのSOS信号の方が遥かに大きく感じられました。
この瞬間、私は二つの選択肢を迫られました。
座っていて集中を試みるか、
それともトイレへの短い旅に出るか。
後者を選択した場合、貴重な時間を失うことになりますが、前者では集中力が持たない恐れがあります。
結局、私は「集中力」を選択しました。なんとか自分を落ち着かせ、トイレに行きたい衝動を抑えながら、問題に集中しようと試みました。
まるで砂漠を歩く旅人が水源を求めるように、私は解答を求めていました。
しかし、この決断は甘かったかもしれません。なぜなら、リスニングセクションが終わった時、私は自分がどれだけの問題に真剣に答えられたのか、ほとんど覚えていなかったからです。
このようなバカな経験をしている人は少ないかもしれませんが、試験当日のコンディションを整えることの重要性を、私は身をもって学びました。
特に、午前中の試験に挑む場合は、その時間帯に最高のパフォーマンスを発揮できるよう、日頃から朝早く起きる習慣をつけるなど、日々の行動が非常に重要になります。
私の体験が示すように、試験の準備は知識を蓄えることだけではありません。
体調管理もまた、成功への鍵を握っています。
体内時計を試験の時間帯に合わせることで、本番でのパフォーマンスを最大限に引き出すことができるのです。
試験前日には、体をリラックスさせるための軽い運動を取り入れたり、消化に良い食事を心掛けたりすることで、試験当日の体調を整えることができます。また、十分な睡眠を確保することも、集中力を高める上で欠かせません。
試験の成功は、準備の全てが組み合わさって成り立っています。
知識のインプットだけでなく、体調管理にも気を配ることで、試験当日に最高の結果を出すための土台を築くことができるのです。
私のような失敗を経験しないためにも、試験前の日々の行動がいかに大切かを、皆さんにも心から理解していただきたいと思います。
TOEICの結果は・・・
さて、話が逸れてしまいましたが、
TOEICの結果は結論から言うと、690点でした。
このスコアを見た瞬間、正直なところ複雑な気持ちになりました。目指していた800〜900点という壮大な目標には届かなかったものの、長年のブランクを経ての挑戦としては、決して悪くない結果だと自分に言い聞かせました。何より、この試験を通じて得た経験や、試験前の準備過程で学んだことの価値は、単なる数字以上のものがあります。
初めての挑戦で高いスコアを目指したのは、確かに大きな挑戦でした。しかし、目標に到達しなかったことで感じる失望よりも、この旅が私に与えてくれた教訓の方がずっと大きいのです。
失敗は成功のもととよく言われますが、この経験を通じて、その言葉の真意を深く理解することができました。
690点のスコアを受けて、私の中で一つの決意が固まりました。
それは、決して諦めずに再挑戦すること、そして次はもっと高いスコアを目指すことです。
失敗は、私たちが成長し、次に向かうための貴重な糧となります。今回の結果を受け止め、今後の学習計画に活かしていくことで、きっと次はもっと良い結果を出せるはずです。
この点数を得たことで、自分の英語力の現状を客観的に知ることができました。弱点を明確にし、それを改善するための具体的なアクションプランを立てることができるのです。英語学習は長期戦であり、一回の試験で全てが決まるわけではありません。この経験を糧に、さらなるスキルアップを目指して、次なるステップへと進んでいきたいと思います。
今後の学習プランについて
TOEIC試験を挑んだ結果、自分の中で明確になった課題があります。
具体的には、
リスニングのPart3/4が苦手であること
リーディングパートでの時間不足
この2つが大きな課題でした。
これらのポイントは、スコアを伸ばす上で重要な部分なので、しっかりと対策を練っていきたいと思います。
単純に問題を解く回数を増やすことも一つの方法ですが、これだけでは根本的な解決にはならない可能性があります。そこで、より効果的な学習方法として以下の解決策を考えました。
リスニングパートの対策
発音学習の強化:リスニングの苦手意識を克服するためには、単語だけでなく、発音にも注目する必要があります。英語の発音を正確に理解し、聞き取れるようになることで、Part3/4の対話や講演を理解する力が向上すると考えています。毎日のリスニング練習に加えて、英語の発音ルールを学び、実際に発音練習を行なっていくことで、聞き取り能力の向上を目指します。
リーディングパートの対策
リーディングパートでの課題について深く考察した結果、時間不足の根本的な原因が見えてきました。
英語の文章を読んで訳し、その後で答えを英語に置き換える過程で多くの時間を消費してしまっているのです。
この方法では、英語を効率的に理解することができず、結果的に時間内に問題を解き終わることができませんでした。英語をそのままの語順で理解し、日本語に置き換えることなく処理する能力が不可欠であると気づきました。
この課題を解決するために、リスニング教材を活用して独自の対策を考え出しました。具体的には、リスニング教材を1.25倍、1.5倍の速さで繰り返し聞くことにしました。この速度だと、英語を聞いている間に日本語で思考してしまう余裕がなくなります。
この練習により、英語をそのままの形で迅速に理解するスキルを養うことができると考えています。1倍速で聞くと日本語で思考してしまう癖を矯正し、日本語に置き換える前に英語の情報を処理する能力を高めることが目的です。
この方法により、リーディング時にも英語の情報をそのまま迅速に処理し、より速く正確に問題を解くことが可能になると期待しています。
英語を英語のまま理解し、思考する力は、TOEICのリーディングパートだけでなく、英語を使った実際のコミュニケーションにおいても非常に重要です。
この新しいアプローチを取り入れることで、リーディングのスピードと理解力を同時に向上させることができるはずです。
これらの対策を講じることで、次回のTOEIC試験では、より高いスコアを目指すことができるはずです。リスニングとリーディングのスキルアップは、英語全体の能力向上にもつながるので、学習のモチベーションを高めながら、日々の努力を重ねていきたいと思います。
英語学習は一朝一夕にはいかない長期的なプロジェクトです。今回の試験を経験し、得たフィードバックを活かして、自分の学習計画を見直し、より効果的な方法で取り組んでいきます。この過程を通じて、英語能力をさらに伸ばし、次回のTOEICでの目標達成に向けて、一歩ずつ前進していきたいと思います。