イギリスのPre-sessional コース
この記事を書いている2021年12月1日現在、世界はまたもや新たなコロナウイルスの変異種の出現に頭を悩ませており、各国が渡航制限を厳しくしている中、留学を目標にしている方々は、モチベーションの維持が大変であろう。
今回は、イギリスの学部(Undergraduate:学士号コース)に入学する前に受講しておきたいおススメのコースについてお話したい。
イギリスの大学は日本の4年制とは違い、3年間で学士号を取得できる。ただし、日本人は、教育制度の違いから、1年間はFoundation yearと呼ばれる学部進学のための準備コースを受けなければならず、実質、大学に通う期間は4年間になる。
今回お伝えしたい内容は実はFoundation yearのコースではなく、Pre-sessional と呼ばれる学部進学前の英語コースを紹介したい。
Pre-sessionalはたいていの大学が用意している場合が多いのだが、国際留学生のために学部進学にあたってのアカデミックイングリッシュを鍛える場である。当然、一般的な語学学校より厳しい。
ちなみに筆者は英国留学時にこのPre-sessionalコースを経験してから学部に移行しいる。
以下、このコースの特徴になります。
様々な国の留学生と学部進学前に交流できる
コース入学前にIELTSの成績によって、受講期間が異なる
コース終了後、学部進学に必要なIELTSスコアを取得したとみなされる
IELTS対策を学校でクラスメイトとやる感じ
実際の学部授業に必要なスキルを身につけられる
1か月から3か月程度の受講期間が多い
正直、厳しい
ライティングやスピーキングがかなり身に付く
とまあ、こんな感じだが、筆者がお伝えしたいのは、学部進学の意思がなくても、短期コース感覚で受講しても良いのではないかということだ。(実際可能である)
IELTSを日本で受験するだけだと、単なるテスト対策や受験になってしまい、記憶には残らないが、Pre-sessionalの授業は一生記憶に残る。(留学なので当然かもしれないが)そこで身につけた英語も一生自分の身に残る。そこで知り合った様々な国の学生とも一生の友達になれる。
語学留学の厳しいバージョンとして、短期留学の選択肢としてPre-sessionalコースを取るのもおススメなのである。
冒頭で挙げたFoundationコースは正規学部編入ルートなので、1年間で200万円以上かかるが、Pre-sessionalのコースだと、3か月の相場としてはだいたい50~60万円となる。
以下、ランダムにイギリスの3大学を選び、Pre-sessionalコースについてまとめてみました。
(*2021年12月1日時点:各大学ホームページより)
(*1ポンド=150円で換算)
各大学でコースの期間やIELTSの基準や授業料に開きがあるので、きちんと調べていきたいところである。
Pre-sessionalコースを受講するためには、日本でIELTSを受けて事前にIELTSのスコア要件を満たさなくてはならないが、そこまで高すぎる目標ではないはず。大学によっては4.5のスコアでも受け入れているところもある。(但し受講期間は長くなる)留学準備と捉えてしっかりと英語の勉強をしてから、留学したい。
語学留学は簡単そうだし、学部に行く程、余裕がないし、と言う方は、Pre-sessionalコース受けてみてはいかがだろうか?
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