カーボン・クレジットで億万長者になる②
これは2021年にマリン・カツサ氏率いるKatusa Researchが出した無料eBook "MAKING MONEY OUT OF THIN AIR CARBONOMICS: How Carbon Credits will mint the Next Generation of MILLIONAIRES" の要約である。
今日は「カーボン・クレジットで億万長者になる①」の続きになるので、まだ読んでない人はまずはこちらをどうぞ!
地球温暖化は温室効果ガス(GHG)が原因だと思われている
今日はまず、温室効果ガス(英語ではgreenhouse gases)についてすこし触れておきます。
「温室効果ガスは人間の経済活動によって急激に増加している」といわれており、特に重要視されているのは空気中の温室効果ガスの濃度である。
空気の中で二酸化炭素(CO2)は0.04%のみであるが、二酸化炭素(CO2)は温室効果ガス(GHS)の76%を占めている。
それ他の温室効果ガスには、メタンや亜酸化窒素、フロンなどもある。これらは知名度が低いが、実はもっと害が多い。
温室効果ガスは年間どれくらい排出されているのか?
2019年に温室効果ガスは520億トン以上排出された。排出量は世界各国のGDPと比例して上がってきている。
年間排出量は長い間、毎年1.5-2.5%上がってきていた。それが第2次世界大戦以降急上昇し、さらに中国の産業化が拍車をかけた。
上の図を見てもわかるように、「このまま温室効果ガス排出量が増えていくのは持続可能でなない」と世界中が思っている。
気温の上昇
この温室効果ガスの排出量が増えるにつれて、人類の歴史上最も速いペースで気温も上がっている。
気温が上がることによって海水の温度も上がり、それにより海洋のCO2の吸収も減っている。さらに世界中の森林はますます伐採され、これも大気中のCO2の吸収を減らしている。
このような状況下で、気温の上昇のペースは地球にとって『黄信号』であり、科学者の中には「(現状が続けば)近い将来、地球が元に戻れない状態になる」と言っている人もいる。
気候変動や地球温暖化には諸説あるが、世界中の国々の政府、政治家、リーダー、NGOが現在、考えているのは上記のような事なので、協力し合って地球を救おうと躍起になっている。
『カーボン・クレジットで億万長者になる③』に続く