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駐在妻時代の最大の悩み→英語が上達しない

振り返れば楽しい思い出ばかりの駐在妻生活だけど、当時は1日1日を生きるのに精一杯でした。

その最大の原因は、自身のつたない英語力。

現在は全国通訳案内士資格を取り、英語を活かして仕事ができるようになりましたが、駐在妻だったころ悩み抜いた「英語の上達」について、自身の経験と主観を交えながらお伝えします。


駐在妻の現地での生活とは

私の場合、専業主婦+子供なしという状況だったので、そもそも人と言葉を交わす機会がかなり限定されていました。

・ご近所さんとすれ違う時に「Good morning!」
・ゴミ収集車のおじさんに「All right?(Helloの意味)」
・スーパーのおばちゃんと「Do you need a bag?」「I'm all right, thanks」

だいたいこの3パターンで毎日乗り切れます(笑)
そのくらい英語で会話するチャンスは少なかったんです。

一方、近所には私と同じ境遇の日本人駐在妻さんが1〜2人いたので、日本語を話す機会には恵まれていました。

お茶をしながら日々の出来事を話したり、ESOLという英語クラスにも一緒に通っていたので何かと心強く、遠い異国の地で心のより所だった大切な友人です。そんな彼女たちには心から感謝しています。

でも家では夫と日本語で話し、外でも日本語で話していたら、当然英語は上達しません。

当時の私の英語学習は、週1回×3時間のESOLクラス、自宅で英語の音読を毎日30分、オンライン英会話を週3回×25分、そしてESOLの宿題(意外と時間がかかる)も真面目にやっていました。

TVは英語字幕をつけてイギリスの番組だけ見るようにしていたし、一時期は週1でヨガのクラスにも参加していました。

それなのに、お店の人の英語が分からない。
簡単な会話でも、Yes / Noしか返事ができない自分に嫌気がさしていました。

ちょうどその頃、日本に一時帰国する事があったのでTOEICを受けてみたら515点(初受験)

イギリスに来て8ヶ月が経った頃のことでした。

英語圏に住んでもオンライン英会話必須

現地で何らかのコミュニティに属していない限り、駐在妻には英会話(外国語会話)のチャンスはそう多くありません。

だから私は英語圏に住みながら、オンライン英会話に入会し、非ネイティブ講師とレッスンしていました。(ネイティブ講師の授業はお高い)

オンライン講師は、英語学習者に慣れているので忍耐強く、文法など間違った時は指摘してくれるし、より良いフレーズを教えてくれたりもするのでありがたい存在でした。何より聞き取りやすい!

ただ時には何言ってるか分からない事もあります。
そんな時、イギリスに住んでると言った手前「今の話、全く理解できませんでした!」と無邪気にカミングアウトできず、笑ってごまかすことも。

こんな状況を日本にいる家族や友人はなかなか理解してくれません。

一時帰国するたびに「英語ペラペラになった?」って聞かれるのがちょっとつらかったです。

私が思う、駐在妻の英語上達のカギ

日常生活を送るだけでは、劇的に英語は上達しないと身をもって知った私が声を大にして伝えたいのは、英語上達のためにはコミュニティに所属するのが1番ということ。

学校でも趣味でも何でもいいのですが、おすすめはボランティアです。

私はイギリス生活の後半、Oxfamというチャリティショップでボランティアをしていました。

語学の実践のついでに就労体験に近い事ができるのが魅力でしたが、実際に就労証明書みたいなのも発行してもらえるそうです。

若い人からお年寄りまで、幅広い年齢層のスタッフ・お客さんたちと話ができるので、英会話は必然的に上達します。

内線でバンバンかかってくる電話を取ったり、値引き交渉を受けたこともあります。

英語を体系的に学ぶのとは違い、100本ノックみたいな感じでしたが、現地の生活をより深く知ることができました。

それに、一から自分で作り上げた人間関係は何よりの宝物。

今でも当時のマネージャーと、同僚だったフィリピン人の友達とは定期的に連絡を取っています。

私の持論ですが、ボランティアに時間と労力を捧げられる人は精神的にゆとりがあるので、私のように英語がうまく話せなくても優しく受け止めてくれるし、「私だって日本語話せないから心配しないで」なんて言ってくれたりするんです。

ボランティアを始めるには最初めちゃめちゃ勇気がいったけれど、それ以上に得たものが大きかったのでオススメです。

私と同じように英語で悩める方のご参考になれば幸いです!

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