スピードラーニング英語版 第14巻 P.56 CHILDREN’S SCHOOL LUNCHES(子どもの学校のランチ)
日本語書き起こし
ナレーター
加藤夫妻が、息子の新しい学校と、
そこで出されるランチについて話します。
加藤氏
どうだい、孝は新しい学校に慣れてきたかい?
加藤夫人
ええ、もう心配することはないみたい。
喜んで学校に行ってるわ。
加藤氏
まだ幼稚園生だからかな?
加藤夫人
よくわからないけれど。
先生がとってもいい人なの。
孝の学校は、教育レベルが、とても高いんですって。
加藤氏
そういえば、同僚が、この辺は税金が高いとぼやいていたな。
でも、税金が高いのは、皆が、
ここの公共の教育に価値を置いている証拠だよね。
加藤夫人
幼稚園が一年間義務教育だってことには、驚いたわ。
公立の学校だと学費もタダだから、助かっちゃった。
家の前まで、スクールバスで送り迎えしてくれるし。
お弁当を作る気づかいもいらないし。
日本じゃ、毎日のお弁当のことを考えるのが大変だったの。
先生も、栄養のバランスをよくしてくださいなんて言うの。
それで、赤いもの、緑のもの、黄色いものが、
毎日入ってなきゃいけなくて。
お弁当箱にも、気配りが必要だったしね。
加藤氏
ここでも、お弁当箱を持っていくんだとばかり思っていたよ。
加藤夫人
お弁当箱を持っていってもいいし、
カフェテリアでランチを買ってもいいの。
お弁当箱は、たいていサンドイッチに牛乳、フルーツとスナック。
一番人気のあるサンドイッチは、ツナサンドと、
もう一つは、ピーナツバターとジャムのサンドイッチよ。
子ども達は、それを茶色い紙袋やランチボックスに入れて持っていくだけ。
孝は、カフェテリアが物珍しくて好きなのよ。
加藤氏
好きな物を食べるのかい?
加藤夫人
ええ、毎月にメニューがあって、毎日、2~3種類の献立から選べるの。
だから、学校のランチを食べたくない日は、お弁当を持っていくのよ。
結構、いい物が出ていてねえ。
たとえば、月曜日は、ミートボールのスパゲッティと
ガーリックトースト、野菜、果物、牛乳。
金曜日は、ピザと野菜スティック、果物、ピーナツバターのお菓子、牛乳。
加藤氏
へー、僕よりいい物を食べてるよ!
加藤夫人
安いの、たった2ドル程度ですって!
加藤氏
そりゃ安い!
加藤夫人
もちろん、子どもが大好きなハンバーガーやホットドッグ、
チキンナゲットなんかも、メニューには入っているの。
別料金で、スナックも買えるのよ。
たとえば、クッキーとかポテトチップス、
ジュース、アイスクリームまであるわ。
加藤氏
本当かい?日本じゃ、子どもが学校でスナックを食べるなんて、
考えられないね。
加藤夫人
でしょう?孝ったら、しょっちゅう、アイスクリームの
お金ちょうだいなんて言ってるのよ。
他の子も皆食べてるんだからなんて言われると、
ダメとは言えなくて。
孝が言ってたわ。お友達が、今朝はお腹が空いてなかったんですって。
朝ご飯を食べなかったから、スナックを学校に持ってきてたって。
加藤氏
学校にスナックを持っていってもいいのかい?
加藤夫人
それがいいんですって。
でも、授業中に食べてはいけないのよ。
加藤氏
ふ~ん、アメリカの学校は厳しくないんだね。
加藤夫人
ええ。でも、親と子どもが、校則が良いとか悪いとかをめぐって、
意見が合わなかったりすることもあるんですって。
加藤氏
生徒は、あまり締めつけられたくないんだね。
加藤夫人
そうね、私から見ると、アメリカの子どもは、
とても自立しているような気がするわ。
赤ちゃんの時から、自分の部屋で寝るし。
親は、夜でも、夫婦だけでよく出かけるしね。
加藤氏
ベビーシッターを雇って、子どもを見てもらうんだろ。
加藤夫人
ええ。そんな時、子ども達は簡単な晩ごはんで済ませるんですって。
加藤氏
高級なレストランでは、子どもは入れないところがあるしねえ。
加藤夫人
確かに、子どもがいたら、ゆっくり食事ができないものね。
孝が生まれてからは、外食といえば、ファミリーレストランだけでしょう。
一度でいいから、素敵なレストランで優雅に食事がしたいわ。
加藤氏
そうだね。今度、一緒に食べに行こうじゃないか。
友人が、いいベビーシッターを紹介してくれるそうだよ。
加藤夫人
嬉しいわ!ここでの生活をもっと楽しまなきゃ。
郷に入れば郷に従えよ!
いつにしようかしら?
加藤氏
できるだけ早い方がいいね!
英語書き起こし
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