スピードラーニング英語版 第17巻 P.24 PICKED UP AND PULLED OVER(車でお迎え、止められて)
日本語書き起こし
ナレーター
小野夫人は、夫を駅まで迎えに行く準備をしています。
小野夫人
あら、もう4時だわ。
お父さんを迎えに駅まで行かなくっちゃ。
健二、真紀、さあ、行きましょう。
健二
えー、僕、今ビデオ・ゲームをしてるところなのに。
小野夫人
悪いけど、あなたを一人で残しておけないの。
健二
どうして?僕、もう大きいんだから、自分のことは自分でできるよ。
小野夫人
でも、ここはアメリカよ。
ここでは、責任感のある親は子供が12~13歳になるまで、一人にして家に置いていかないことになってるの。
習慣が違うってこと、忘れないでね。
子供を放っておくとたいへんな問題になりかねないんだから。
健二
1時間だったら、放っておくってことにはならないよ。
小野夫人
どっちにしても、アメリカに来たばかりなんだから、新しい習慣に慣れないとね。
それに、新しいテレビを買いに行くのよ。
さあ、急いで!
健二
新しいテレビ?やったあ!
ナレーター
小野氏が駅から出てきます。
小野夫人
あなた、お帰りなさい。
小野氏
ただいま。もう反対側を走るのには慣れたかい?
小野夫人
ええ、最初は怖かったけれど、だんだん楽になってきたわ。
道は広いし、交通量は少ないし、
何といっても、歩行者や自転車が脇にいないことが一番ね。
小野氏
今日は何かあった?
小野夫人
まだまだ片付かなくって。
買わなきゃいけない物もたくさんあるし。
まずは、ベスト・バイへ行って、テレビを買わなくっちゃ。
小野氏
やった!4月からの野球シーズンに間に合うぞ。
何といっても大リーグの迫力はすごいからね。
小野夫人
アメリカのチームでプレーしている日本人選手が何人かいるんでしょ?
小野氏
うん、いるよ。
大リーグに抜てきされるのを、夢見ている日本人選手は多いからね。
そのうちの何人かの夢がかなったんだ。
ねぇ、ヤンキースタジアムはここからすぐだよね。
ニューヨークを本拠地にする大リーグのチームは二つ、メッツとヤンキース。
どちらかのチームがニューヨークで試合をやってるとき、たいてい、もう片方のチームは遠征に出ているんだ。
ニューヨークでは、たいていいつでも試合が見られるんだよ。
ナマの試合を見に行こうよ。
仕事仲間のジョンソンさんが、ヤンキースの大ファンで、
一緒に試合へ連れて行ってくれるって言うんだ。
小野夫人
そりゃあ、行ってみたいとは思うけど…
小野氏
それじゃ、決まりだね!
小野夫人
前にいるバス、ずいぶん長い間止まっているわね。
小野氏
抜かしていっていいよ。
小野夫人
本当に?対向車線から?
小野氏
いいよ、対向車は来てない。
道路の真ん中にある線が点線だったら、対向車線に出て追い越していいってことだよ。
小野夫人
はいはい…
小野氏
あれれっ。
小野夫人
何?
小野氏
車を寄せた方がいいよ。パトカーがライトを点滅して、ついてきてる。
小野夫人
いやだわー!いいって言ったじゃない。
小野氏
いや、そう思ったんだけど。
警察官
こんにちは、奥さん。
あのスクール・バスの、赤いライトが点滅していたことに気づいていましたか?
小野夫人
すみません。
対向車線から追い越せば、大丈夫だと思ったんです。
警察官
赤いライトが点滅しているときはダメですよ。
両車線とも、停止しないといけません。
免許証と登録証を見せてください。
小野夫人
はい、これが私の免許証です。
えっと、それから、これが登録証かしら?
警察官
そうです。すぐ戻ってきますから、ちょっと待っててください。
健二
お母さん、大変なことになっちゃったの?
小野夫人
ちょっとね。お父さんのせいよ。
健二
じゃあ、今日はテレビを買いに行けないってこと?
小野氏
大丈夫だよ、警察の人がお母さんに、違反切符を切るだけだから。
健二
あっ、お巡りさんが帰ってきた。
警察官
ムービング・バイオレーションの交通違反の切符を切らなければなりませんね。
切符に指示が書いてあります。
支払いはご自身で直接持参するか、郵送、インターネット、または電話でもできます。
郵便かインターネットで審査のし直しを請求するか、裁判所へ行くこともできますよ。
じゃあ、気をつけて。
小野氏
すみませんでした。失礼します。
小野夫人
あなたに運転してもらえばよかったわ。そしたら、あなたが、違反切符をもらってたところよ。
ナレーター
小野夫妻はテレビを買うために、ベスト・バイの店員と話します。
販売員
こんにちは。今日はいかがですか?
小野氏
いいといいんですけどね。
今、警官から切符を切られちゃって。
販売員
それは災難でした。
気を取り直していただくために、何か私にできることがございますか?
小野氏
ええ、このテレビを買いたいんですが、うちの車には、入らないと思うんですよね。
配達していただけますか?
販売員
もちろん!平日で、2日から4日ぐらいかかりますが。
小野氏
配達料はいくらですか?
販売員
49ドル95セントです。
小野氏
じゃ、お願いします。
販売員
ありがとうございます。私どものプロテクション・プランは、いかがですか?
小野氏
何のことですか?
販売員
プロテクション・プランをお買い上げになると、部品や修理の保証が二年間延長されます。
それに、必要でしたら商品の交換もさせていただきます。
小野夫人
メーカーの品質保証は、ついているんですよね?
販売員
はい、でも最初の一年間だけです。
私どものプランは、45ドル足すだけですから。
小野夫人
いらないんじゃないかしら。
販売員
わかりました。では、ここで精算を済ませて、配達の手配をいたします。
今週の木曜日には、配達できるようですね。
朝8時から12時の間か、お昼の12時から5時の間では、どちらがよろしいですか?
小野夫人
早ければ、早いほどいいわ。
英語書き起こし
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