スピードラーニング英語版 第17巻 P.74 THE AMERICAN DREAM(アメリカン・ドリーム)
日本語書き起こし
ナレーター
順子は、友達の学にアスター・プレイスのカフェで会います。
学
やあ、順子。調子はどう?
順子
結構いいわよ。ありがとう。
そちらのほうはどうなの?
学
僕もいい感じだよ。もうニューヨークには慣れたかい?
順子
今のところ、うまくいってるわ。
学
ニューヨーク大学のほうはどう?
順子
うん、クラスの課題ですっごく忙しいの。
でも、せっかくここにいるんだから、しっかり楽しまないとね。
学
わかるよ、その気持ち。
それで、観光はしてるの?
順子
ええ、おじさんがエンパイア・ステート・ビルと自由の女神に連れて行ってくれたわ。
でも、地元の人と同じようなことをもっとやってみたいな。
学
例えば?
順子
ほら、クラブへ行くとか、ライブ・ミュージックを聞きに行くとか。
学
僕は、何度かブルーノートですてきなジャズのライブを見たよ。
すごくいい演劇もいくつか見たし。
順子
演劇には、ぜひ行ってみたいわ。
野球にも行ってみたいな。
学
へえ、野球好きなの?
順子
そうでもないんだけど、日本人選手も結構アメリカで人気者になっているでしょう。
だから、ちょっと見てみたいなっと思って。
学
僕が前にニューヨークで、歴史的な野球の試合を見たこと知ってたっけ?
順子
知らなかったわ。いつのこと?
学
1997年に、家族でニューヨークへ観光に来たとき、
シェイ・スタジアムでメッツ対ドジャース戦を見に行ったんだ。
僕は、アメリカの野球のことあまり知らなかったんだけど、試合は楽しめたよ。
その日は、当時の大統領、クリントンが観戦に来ていてね…。
順子
へえ~、すごい!
学
まあまあ、なぜ彼がいたと思う?
順子
わからない。
学
ジャッキー・ロビンソンって知ってる?
彼をたたえる式典がそこであったんだ。黒人で初めてメジャーリーグ入りした人。
ジャッキー・ロビンソンは黒人で初めて殿堂入りした選手でもあるんだよ。
しかも、彼の背番号「42」は永久欠番になったんだ。
順子
ということは、背番号「42」はほかの選手には二度と与えられないってことね。
学
そのとおり。
そんな歴史的イベントに立ち会えたんだから、ラッキーだったなぁ。
ほら、アメリカって、人種差別の歴史があるだろ。
順子
でも、市民権運動のおかげで、ずいぶん開放的で平等な社会になったのよね。
学
そうなんだけど、差別がまだ残っているところはあるんだ。
だから、ジャッキー・ロビンソンはヒーローなんだよ。
成功を収めるために、チャレンジすることを恐れない。
それが、アメリカン・ドリームなんだよ!
順子
日本人の野球選手たちもアメリカン・ドリームを追いかけてるのね。
学
そうだね。
順子も夢を持ってアメリカに来たんだよね。
順子
ええ、まあね。でも、本当にアメリカンドリームを追いかけているのは、うちのおじさんなのよ。
アメリカで成功を収めたいって、思っているらしいんだけど、
勇気あると思うわ。
家族を伴って、アメリカに渡ってきたんだもの。
学
本当に?知らなかったよ。
僕も、何かを達成したくって、アメリカへ来たんだ。
順子
そうだったの?例えば?
学
コスモポリタンになること。
順子
コスモポリタン?
学
ほら、国際的で洗練されているってこと。
そして、アメリカのビジネスのやり方を学べば、
ここで就職しても日本へ帰っても、役に立つと思うんだ。
順子
それから、英語もうまくならなきゃ、ね?
学
はっはっ、もちろん、それも!
英語書き起こし
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