TOEIC900点は結局キャリア(就職・転職)に役立ったのか振り返ってみる
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TOEIC900点を目指して勉強している人の多くが、就職・転職に活かしたいという気持ちを持っていると思います。
私も過去にこんな投稿をしていますが、TOEIC900点が結局役立ったのかについて振り返ってみます。
就職活動について
結論からお伝えしますと、就職活動においては900点あるから内定獲得できるというような即効性は一切ありません。
よく世間では900点あるから、有利だ不利だと盛り上がっていますが、これについてはどちらでもないと思っています。
ただ、企業によってはTOEICで足切りを設定しているので、そこをクリアできるという意味では役立ちました。
しかし、TOEIC900点は「900点=内定」みたいなものではないですが、900点取ったエピソードを使って、自己PRや志望理由と関連させると説得力が増すのは事実です。
例えば、将来海外で活躍できる仕事がしたいと思いますという志望理由があったとしたら、「自分は将来海外で活躍するという目標を持って、大学入学時はTOEIC400点だったのですが、3年間かけて勉強してきました。そんなに頑張れた理由は、将来海外で活躍したいという強い思いがあったからです。」
これだとどうでしょう。ただ海外で活躍するというよりも、説得力が増しますよね。
こんな感じで、900点を使って自分の想いに説得力を持たせることができるので、間接的に900点が内定に直結することはかなりあります。
「900点だから内定」ではなくて、900点取るまでの過程を含めて説明することで志望度や自己PRの精度が上がり内定率が上がるが正しいと思います。
私の場合も似たような感じでTOEIC900点を使ってました。わざわざ「頑張ったことはTOEICです」みたいな打ち出し方ではなくて、説得力をもたすための補足として使っていましたね。
その結果、私は狙っていた企業からは結構内定が取れたと思います。
余談ですが、入社後の配属ガチャや色んなミスもあり、内定は取れましたがその後の仕事は微妙な部分は多かったですね。その点についてはまた別のところでまとめてみます。
社会人になった後のTOEIC
就職活動よりも社会人になった後の方がTOEICが役立ったと感じています。
TOEICは日系企業の間ではかなり代表的な資格ということもあり、色んな場面でTOEICスコアを提出することが求められます。
前職でも今の会社でも、管理職や海外出張や駐在の要件にTOEICが設定されていたりと、何かとTOEICが必要な場面は多かったです。
また、社内で「あの人はTOEIC900点持ってるらしいよ」などの噂とかが立ったりするので、錯覚資産としても役立ったと思います。
さらに、社会人になると部署異動の場面があると思いますが、そのときにTOEICはかなり効きました。
これは就職活動のところと似てるのですが、「海外系の仕事をしたい」とただいうよりも、「海外系の仕事がしたくて自分で英語を頑張ってました。実際にTOEIC900点持ってます」というほうが説得力が増しますよね。
なので、希望の部署に異動するのにTOEICは役立ちましたね。
転職活動でのTOEIC
どこの会社でも英語人材が不足している現状があるので、英語ができる人は一定求められる現状はあります。特に中小企業などではTOEIC600点前後と募集要項に書いてあるなど、英語人材を採用する難しさが伺えます。
また、大手企業については英語力だけで採用が決まるというものではないながら、なんだかんだTOEICは見られます。
私は900点持っていたからか、「なぜ900点持っているのか」、「どうやって勉強したのか」、「帰国子女なのか」、などと色々面接で聞かれました。
転職エージェントからも900点持っているので、色々アピールしやすいと言ってもらえたこともあり、なんだかんだ役に立ったのかなと思います。
しかし、忘れてはいけないのは「転職市場で求められているのはTOEICスコアが高い人材ではなく、英語ができる人材」ということです。
極端な話、TOEICを受けていなかったとしても英語を使って仕事をした経験があったり、海外とのプロジェクト経験などがあれば、そっちのほうが評価は高いです。
採用側の目線に立ったら当たり前ですよね。実際に入社後の実務で使える人が即戦力なわけなので、その経験がある人が欲しいに決まっています。
なので、そう考えると以下になってしまうのではないかと思います。
英語実務経験>>TOEIC900点
私も実際に英語での実務経験や海外プロジェクトについて面接では質問されることが多く、900点そのものよりもそっちへの関心が強かったと思います。
でも、冷静に考えると自分が英語実務経験を積めた理由って何だっけ?と考えると、それはTOEIC900点があったからなんです。
TOEIC900点→英語実務経験のチャンスを獲得→海外でのプロジェクト経験→転職でアピールする、という順番を踏んでいただけなので、振り返ると最初はTOEIC900点を取ったところからなのです。
そう考えると、TOEIC900点を上手く活かしきれればキャリアは大きく変わると言えますよね。
900点取りました→転職で高評価&採用みたいなのは、比較的小さな企業への転職を目指す場合では起こりうるかもしれませんが、大企業に転職して収入を上げようとする場合は、そんな単純な話ではないと思います。
900点を獲得しそれを活かしていくことで900点が活きて年収が上がっていくという流れが正しいです。
まとめ
私はTOEICのおかげでかなり得をしてきておりますが、それはTOEICを活かしてキャリア構築できたからだと思います。
900点を取って終わりではなく、それを使ってどう市場価値を上げるのかという頭の使い方をしていくのがポイントだと私は考えています。
少しでも参考になれば嬉しいです。
TOEIC800点→900点の勉強法はこちらに公開しています。