語頭の /p/ /t/ /k/が音声認識されない原因
「どんなに練習しても pathとpatとkeyが認識されないので諦めました」と、生徒さんが落胆していたので詳しくお話しを伺うと、以下のような誤認識が発生しているとのことでしたので、
path が hathと認識される
pat が hatと認識される
Key が heと認識される
実際に発音を聴かせていただいたところ誤認識される原因は吐く息があまりに弱いということが分かりました。
/p/ /t/ /k/ は吐く息の勢いが日本語の6倍強い
path, pat, key に共通するのは語頭の音の吐く息が相当強いということです。音の分類としては「破裂音」に属しますから、破裂させるように発音します。
pathとpatのp、keyのk、共に腹筋を使って吐く息を意識的に強くするよう説明し、何度か練習していただくと驚くほど素直にpath, pat, keyが認識されたので生徒さんがとても驚いていました。
自分で練習した時はどんなに頑張っても認識してもらえなかったのに、、、とおっしゃるので、まぐれでないことを確認するために5回連続で path path path path path, と試していただくと正確にpathが表示されました。
日本語は全て吐く息が弱いので、文字で「強く息を吐く」と書いてあったとしても本当の強さは分からないものです。
レッスンでは「もっと強く、パソコンの画面越しに息が突き抜けるくらいの強さ」という風に説明をさせていただいておりますが、皆さん口を揃えて「腹筋が痛くなります」とおっしゃいます。
そうなんです。
それほど強くして初めて認識してもらえるんですよね
ということで、この強さが分かった生徒さんは今後、語頭に p,t,kが来る単語は全て正確な発音ができるようになる訳です。
発音記号は50種類ほどしかありませんから、
1日に2種類ずつ習得したら1か月以内で終わるんです。
難しいという意識が先行して見て見ぬふりをしていると永遠に習得できません。会話は音声の交換で成り立っているので、聴き取れない音声を発しても会話は成立しません。
初期段階で発音習得しておくと、後の学習が相当楽になりますので発音改善に目を向けてみましょう。
では See you tomorrow (^▽^)/