of には強弱がある
前置詞やBe動詞には「強形」と「弱形」がありますが、ほとんどの場合「弱形」を使います
Cambridgeオンライン辞書で確認してみると
強形 strong ・弱形 weak と表記されています。
英語の音はカタカナで表記しにくいのですが、できるだけ近い形で
書いてみました。 強形は全角・弱形は半角。
どうしてもカタカナで書けない部分は発音記号をそのまま使用しましたのでご容赦ください。
of の発音
strong /ɒv/ ・・・ オv
weak /əv/ ・・・ アv
as の発音
strong /æz/ ・・・ ェアz
weak /əz/ ・・・ アz
to の発音は弱形が3種類もあります!
strong /tuː/ ・・・トゥー
weak /tə/ ・・・タ
weak /t̬ə/ ・・・ダ(t の下の小さな下向き矢印がポイントです)
weak /tu/ ・・・トゥ
is の発音
strong /ɪz/ ・・・エz (イとエの中間的な音ですがエで表記しました)
weak /z/ ・・・z (カタカナの「ズ」ではありません)
are の発音
strong /ɑːr/ ・・・アーr
weak /ɚ/ ・・・アr (曇ったアにrが付いた音)
まとめ:前置詞やBe動詞は通常、弱形を使いますが話者が強調したいときは強形を使います。
カタカナ表記ですと、オブやアズやイズなど、日本語読みになってしまうので強弱が付けられません。だからカタカナ表記はやめた方がいいのですがどうしても最初、読めないときは使わざるを得ないという日本語独特の音声の壁があります。
TOEIC高得点とっても発音が通じないという事態に陥っている方が多々いらっしゃいます。せっかく膨大な時間とエネルギーを費やしたのに、蓋を開けてみたら全然通じなくて辛い思いをするのはあまりにも悲しいと思います。
英語のスペルがこんなにも読みにくいのはイギリスの歴史と関係があります。そもそも英語の30%がラテン語由来で、30%がフランス語由来、元々の英語は30%しかないのです!! 残りの10%はギリシャ語や古北欧語やケルト語由来、その他で構成されています。
こんなに様々な言語が入り混じっているのでスペル通りに読まなくなってしまったんですよね(;´∀`) では、スペルが読めなかったらどうすれば良いのでしょう?
答えは「発音記号」を読む、です!
私たちも漢字が読めなかった小学1年生の頃は振り仮名を読んでいたはずです! 不思議なもので小学校3年生頃になるとだんだん振り仮名がなくても漢字が読めるようになってきましたよね? それは読める漢字が多くなったからなのです。
英語も同じです。読めない単語は発音記号という振り仮名を使って読むようにするとよいのです。その前に発音記号を正しく読めるようにならなくてはいけないので、殆どの方が見て見ぬふりをしています。では、私たちはいつ、ひらがなを覚えたんでしょうか?
おそらく早い子ですと2歳頃からひらがなを読む練習を始めていると思います。「発音記号=ひらがな」と捉えると、英語学習の一番最初にやるべきことではないかな、と思います。
ローマ字が身近に氾濫しているので、何となく読めてしまうという環境が
英語を適当に読んだり、カタカナで読み仮名を振ってそのままカタカナ英語になってしまうケースが多いのが悲しいですよね。
学校は、使える技術を身につけさせてくれる場所であるはずなのに。。。
どうして発音指導をしないのでしょうか? 私が思うには以下の2者しか
選択肢が無いように思うのです。
①初期に楽をしてカタカナ英語で学び、将来苦労する。
②初期に苦労して正しい発音を学び、将来楽をする。
私は発音で苦労したので、もちろん②を選びたいと思います。
では See you tomorrow (^▽^)/