見出し画像

*大失敗から始まったカナダ留学*

高校生のときのホームスティ経験から英語を話したい!モチベーション満々の私は、大学に入学すると、さっそくカナダ姉妹校への留学プログラムへの参加を志願しました。無事選考に通り、留学までの半年間、私が取り組んだことは・・・アルバイトを増やして留学中に使えるお小遣いを増やすこと。この選択が大きな間違いだったのですが、英語はきっと現地に行けば話せるようになるんだ!と甘くみていた私は留学が決まってからの半年間、英語の勉強は一切せずにアルバイトに打ち込みました。

そして迎えた留学初日。大自然のカナダに到着。そして大学の寮の自分の部屋に向かうべく、いざエレベーターに乗り込むと、同じ寮の現地の学生と思わしき若者から「Hey, How xxxx xxxx xxx?」えっ?!なんだって?!なんと聞かれたのかさっぱり分からず、焦った私の口から出てきたのは「Thank you!」にこっ!・・・そこから沈黙の時間が過ぎて・・・さっきの若者がエレベーターから無言で立ち去っていきました。留学初日から赤っ恥をかいてしまって、情けないやら恥ずかしいやら。こんな具合に波乱万丈な私の半年間の留学生活は始まったわけです。

留学初日の私のように、ネイティブの英語が聞き取れない原因はいくつか挙げられます。
例えば、
①   英語の単語やフレーズを知らないから聞き取れない
②   英語特有の発声ルールに慣れていないこと
③   音は聞き取れても、それを意味としてすぐに理解できない

このような原因が考えられます。

①    英語の単語やフレーズを知らないから聞き取れない:
この問題を解消するには、ネイティブが日常的に使う表現を覚えること。実はネイティブが日常的に会話で使う単語はそんなに多くありません。単語数としては中学校で習う単語で十分です。その代わり、句動詞(動詞と前置詞または副詞の組み合わせの表現(たとえば、“check out”や”look forward to”など))や英語のイディオム(2つ以上の単語が結びつき、特別な意味を持つようになった言葉(たとえば、“A piece of cake”など)を覚えるようにするといいでしょう。多少の日常会話で使われるスラングなんかも使えるようにしておくと、打ち解けた会話にも発展できるかもしれません。

→おススメ学習法:海外ドラマを使って、日常会話を実際に使われるシーンを映像とともに覚えよう

②    英語特有の発声ルールに慣れていないこと:
英語には日本語にない特有の発声ルールがあります。特に日本人を悩ませるのがリエゾン、リダクションといった、いわゆる”つながる音”、”消える音”です。この問題を解消する方法として、ネイティブの会話を実際に真似して発音してみるという方法が有効的です。例えば、リスニングの学習方法に“オーバーラッピング”という方法がありますが、これは、ネイティブの会話を覚えて、同じペースで同じように発音する練習です。この練習を繰り返すことによって、英語を英語のまま発音できるようになり、自然とリエゾン、リダクションが聞き取れるようになります。自分で発声できる音は聞き取れるからです。

→おススメ学習法:“海外ドラマ”や“TED Talks”などで、英語字幕のあるものを選び、30秒から1分ほどの特定のシーンを何十回も、セリフを全部覚えてしまうくらい、何度もネイティブの会話と同じペースについていけるまで練習するとよいでしょう。

③    音は聞き取れても、それを意味としてすぐに理解できない:
この問題の原因は、聞こえた英語の文章を頭の中できれいな日本語に訳そうとしてしまうことです。それでは到底、英会話のキャッチボールについていけません。英語は英語の語順のまま理解する癖をつけましょう。

→おススメ学習法:日本語の1行ほどの簡単な文章を5秒で英語に直して声に出して言う練習を繰り返してみましょう。英語脳、いわゆる英語を英語の語順のまま理解する癖がついてきます。

何よりも大切なことは、英語を話せるようになった先のゴールを見失わないこと。これが最大の英語学習へのモチベーションになりますから。そして、効率的に英語学習の効果を上げるためには、今何を鍛える学習しているのか、一つ一つの学習への効果を意識しながら行うことが大事です。

こういったことを意識して留学に備えていたら、私のカナダ留学生活はきっともっと充実したものになったでしょう。自身の経験を踏まえて、多くの方に、もっと効率的にモチベーション高く、楽しく、継続的に英語学習をしてもらえたらと願っています。

いいなと思ったら応援しよう!