【大学入試 共通テスト英語】長文リーディングをどう攻める?
英語力UPコーチの坂倉ゆきえです。
3月からスタートした『共通テスト+4技能コース』。先日は長文問題を「いかに早く、正確に解くか」を解説しました。
共通テストのリーディングはとんでもなく量が多く、80分で約6,000語の英文を読んで解かなければなりません。これは以前のセンター試験より約1,500語(ざっくり長文2本分)増となります。
なので全てを読んでいては間に合わない。そこで大切なのが以下の2点になります。
「論理的な構成」を理解
英語で自分の意見や主張を文章に書くときには「論理性をもって書く」というルールがあります。英語の論文や、ニュース記事、エッセイなどは論理的な構成になっています。
そうじゃないとただの自由作文で、読み手には非常に分りにくい文章となってしまうからです。
共通テストの長文も論理的な構成で書かれていますので、それを理解した上で取り組むのと、それを知らずにやみくもに読むのでは大きな差が出ます。
またこの論理性はリスニングやスピーキングにも共通していますので、英語の4技能には欠かせません。
「2つのスキル」を使う
英語の論理性を理解した上で、 SkimmingとScanningというスキルを使って問題を素早く解きます。この2つのスキルは、共通テストのみならず、大学や仕事で大量の文書を読まなければならないときに大いに役立つ実践的なスキルです。
レッスンではこの「論理的な構成」と「2つのスキル」を、分りやすい洋書の問題集(日本のものだと論理性がアヤシイ場合があるので)を使いながら丁寧に解説、実際に解いてもらったところ「こんなに早く解けるとは!」と生徒がびっくりしていました♪
ただし、こんな風にすんなりいくためには前段階での準備が必要です。次回はその点について書こうと思います。