第9回 名詞の複数形って何?①
みなさん、こんにちは。
今日は暖かい日になりそうですね。
少しずつ、春が近づいているのを感じます。
今日も、パンとコーヒーを片手に、
気楽に読んでくださいね。
☆これまでの復習☆
「1人、1つ」の名詞が単数形になるのでしたね。
今回は、名詞の複数形(ふくすうけい)について
学びましょう。
複数形とは?
複数とは、「2人以上」や「2つ以上」という意味です。
複数形とは、名詞を複数で使う時の形のことです。
複数形の作り方は?
複数形の作り方には、大きく分けて
5つのパターンがあります。
今回は、①~③について解説しますね。
① 語尾(ごび)に「s」を付ける名詞
語尾とは、単語の終わりの文字のことです。
(例) a dog (1匹の犬)
→ two dogs (2匹の犬)
an apple (1つのりんご)
→ three apples (3つのりんご)
a boy (1人の少年)
→ four boys (4人の少年)
ちなみに発音は、
dogs(ドーグズ)、apples (アポーズ)、
boys (ボーイズ)となります。
② 語尾に「es」を付ける名詞
(例) a tomato (1つのトマト)
→ five tomatoes (5つのトマト)
a bus (1台のバス)
→ six buses (6台のバス)
a watch (1つの腕時計)
→ seven watches (7つの腕時計)
a dish (1枚の皿)
→ eight dishes (8枚の皿)
a box (1つの箱)
→ nine boxes (9つの箱)
ちなみに発音は、
tomatoes (トメイトーゥズ)、buses(バスィーズ)、
watches (ワッチーズ)、dishes(ディッシーズ)、
boxes(バクスィーズ)となります。
※この note では、
アメリカ式の発音を載せています。
同じ英語圏でも、
国によって発音は微妙に違います。
ではなぜ、
「o」、「s」、「ch」、「sh」、「x」で
終わる名詞には、
「 s 」ではなく、「 es 」を付けるのでしょうか?
ためしに、bus (バス)に「 s 」を付けて
言ってみましょう。
×buss (バスス(ss)……。)
なんだか言いづらくないですか?
日本語の「ス」には
「ウ」という母音が含まれるので、
「スス(煤)」は問題なく発音できますよね。
でも、英語の「 s 」には
「ウ」という母音が含まれないので、
文字通り、「 s 」という子音だけなんです。
みなさん、上下の前歯を閉じて、
歯と歯のすき間から息だけ出してみてください。
声は出さずに、息だけですよ。
「スーーー」
はい、それが英語の「 s 」の音です。
さっきの「×buss」を
もう一度言ってみてください。
どこまでが最初の「 s 」で、
どこからが2つめの「 s 」なのか、
区別できますか?
できませんよね。
なので、「 e 」という母音字を足して、
「 es 」(イーズ)という、
発音しやすい語尾にするんです。
英語のつづりが複雑なのは、
こういう発音上の理由もあるんですね。
③ 語尾の「 y 」を「 i 」に変えて、
「 es 」を付ける名詞
「子音字」とは、
「a / i / u / e / o (あ/い/う/え/お)」以外の
文字すべてのことです。
英語のアルファベットは26文字ありますから、
「a / i / u / e / o」を除いた21文字が、子音字です。
(「 y 」は母音字(ぼいんじ)に含まれることも
あります。)
たとえば、どんな子音字がありますか?
ちょっと頭の中に思い浮かべてみましょう。
「 c 」、「 d 」、「 f 」、「 s 」、「 t 」……。
たくさんありますよね。
それらの子音字に「 y 」が付いて終わる名詞を
複数形にする時は、
「 y を i に変えて es 」を付けます。
(例) a baby (1人の赤ちゃん)
→ ten babies (10人の赤ちゃん)
a city (1つの都市)
→ some cities (いくつかの都市)
a fly (1匹のハエ)
→ many flies (たくさんのハエ)
ちなみに発音は、
babies (ベイビーズ)、cities (スィティーズ)、
flies (フライズ)となります。
「あれ? boy も y で終わるのに、
なぜ boys なの?
boies にはならないの?」
と、疑問に思ったみなさん。
鋭いですね!
そうです、「×boies」にはならないんです!
なぜでしょうか?
「 boy 」の
「 y 」の前にある文字を見てください。
はい、「 o 」ですね。
「 o 」は、母音字ですよね。
子音字ではないので、
「 y 」はそのまま残ります。
「 boys 」と、
語尾に「 s 」を付けるだけでいいんです。
①のパターンですね。
つまり、
という風に、区別すればいいんです!
いかがでしたか?
今回は、
名詞の複数形の作り方①~③について
解説しました。
次回は、
名詞の複数形の作り方④と⑤について
解説します。
また読んでいただけたら嬉しいです。
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最後まで読んでくださって、
ありがとうございました。
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