スタートアップの革新と崩壊—『ブラックベリー』に見る友情と理想 | 1996年の挑戦
1996年、カナダで小さな会社が“PocketLink”という革新的なデバイスを開発していた。それは、携帯電話とメール、ポケベルを一体化したもの。しかし、この製品の誕生は、祝福ではなく混沌と苦闘に満ちた道のりだった。
この実話を元にした『ブラックベリー』は希望に満ちたスタートアップの物語を描く。マイクとダグという親友の創業者、そして彼らの前に現れた野心家ジム。革新的な発明を市場に送り出そうとする彼らは、成功の影で友情と理想が揺らぐ瞬間を迎えることになる。
成功の喜びと失敗の苦さが交錯する『BlackBerry』。ジムの冷徹なビジネス感覚とマイクの純粋な技術への情熱、その間で翻弄されるダグ。友情とビジネスの葛藤、そしてiPhone登場という運命の瞬間が、見る者の胸を打つ。