大学教員公募 業績は多いと必ず書類通過するのか?
ここ最近、私の記事が読まれているようで大変ありがたい。私もいまだに「就活者」であるので、偉そうなことは言えない。
しかし、同じような状況にある方も多いので、自分がせっかく経験したことを隠すことなくお伝えできれば幸いである。
今回は前回、履歴書そして業績書について書いた。少し誤りがあったかもしれないが、相当立派な業績があれば「一次通過の可能性は高い」が絶対に通過することはないと述べておく。
出願する大学にもよるが、もし応募したい大学が「研究機関」として有名であれば、かなりの業績が求められることは間違いない。「この人を採用すれば研究業績を上げて、大学の知名度アップに貢献できるか、そして学生に知の共有ができるか」と考えるであろう。
もし応募する大学が中堅化やや低いところであれば、正直研究よりも「指導力」が必要であると考える。まずきちんとした授業を学生にできるかの比重が高く、研究経験があるが、指導経験があまりない場合は恐らく厳しい。難しい研究のことを学生に話しても、そもそも学生がついていけない可能性が高い。
大学生の学力低下が著しいと言われているが、私もそれは感じる。英語を指導していても、話す姿勢は堂々としているが、肝心な「基礎」がないことがわかる。中学校程度の文でもしっかり表現できない学生は多い(もちろん基礎力が高い学生も多いが)。今は指導力と研究力が半々または指導6・研究4という比率が多いかもしれない。
出願をする際、「こんな大学なら書類ぐらいは通るだろ」という考えはやめた方がいい。本当に一次審査(書類審査)の過程は不透明なためわからない。自分が求める教育像と合致するのであれば、研究業績だけでなく、「教育や研究の抱負」のようなエッセイでアピールすれば通過する可能性は高い。
私はチャレンジで6大学の1つに応募し、一次審査に合格したことがある。嬉しいというよりも、びっくりした気持ちが強かった。二次では「きちんとしなければ」と堅くなりすぎてしまい、ボロボロの模擬授業を晒してしまったこともある。
出願の前にまず出願する大学はしっかりと確認をしておくことは絶対である。自分の教育像と合致するのであれば、ぜひ立派な書類を作成して出願してほしい。
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