「Sign」という曲を作詞させていただきました
まずは心境を吐露するお時間。
やりたいこと、なりたいものを描いてはかき消して、
迫るリミット、或いはもう既に過ぎてしまったかもしれないリミットに、四六時中心を奪われる毎日です。
「今すぐ動き出せ」という叫びがぐるぐる頭を駆け巡って、何とか目の前のやるべきことをこなし、やりたいことを必死に握り続けている。
願望が叶わない環境、上手く行かないことばかり。
夢を口にすることすら、2年経った今も恥ずかしい。
この20年以上もの時間を、一体何に使って、何を感じて来たんだろう。
何が今の自分にできるのか。今死ぬなら、何を残せるのか。
でも、そうだとしても、まだ立ち上がりたい。もう一度前を見たい。
希望を信じてみたい。
今はまだ耐えることばかりだけど、いつかは解放されると信じてる……。
もっと、人生は自由で、何を使ってもいい、何色で塗ってもいい、自分だけの宝物であるはず……。
自身も根拠も無い、いわばただの「願い」だけど……。
声に出すことを我慢して、言葉にすることを諦めて、
己を殺してきたすべての人に、愛とエールを送りたい。
心に従え。
何が苦しいのか、何がやりたいのか。
自分だけが知ってる、輝く光を見つけて欲しい。
あの日笑ったこと、悔やんだこと、泣いたこと。
感じたことは何?考えたことは何?
何に心を動かされたのか。
もう一度思い出して、もう一度描き直さねば。
もう一度顔を上げて、あの日見た光を、見つめ直して。
そんな、心からのサインに従え、今すぐ動き出せ。
作詞しました
敢えて一人称を出していません。
もっと、概念的なことを書こうと思いました。掟のような、戒めのような、教訓のような曲にしたくて。
比較したがりの自分、夢から目を逸らしそうな自分を奮い立たせるための言葉であり、
そんな自分と同じ心境を持つ人にエールを送るための言葉です。
【 曲名である「Sign」について 】
・「合図」の意味のSign
心からのサイン=本音、本当にやりたいこと、本当になりたい自分
心が思うままに、感じるままに。それが心からの合図!
・「記号・象徴」などのSign
心の声、本音、つまり心からの合図というのは、自分自身にしか分からない暗号のようなものだから。
・「署名」の意味のSign(2番サビの「あの日刻まれていたサインを」)
何がしたいか、どうなりたいか、という「自分自身」。自分が自分であることを明らかにするために記したもの。
また、1番の歌詞で、夜から、夜明けを待つような時間経過がありますが、
曲全体(特に2番)の言葉の明暗、強さ、心情の変化のようなものも、暗い状況から明るい状況に向かう、という変化があります。
いつも夜更けになると一人に慣れて、集中できたり、考え事をしたり、そうやって悩んで寝れなくなったりします。
そこから夜明けを待つように、徐々に心境も変わって、長い夜が明ける。少し前を向こう、と思ってみたりする。
そんな雰囲気です。
色々大変な時期でした。悩んだ時期でした。(今もですが)
グッと、心に入り込むことができる、背中を押すことができる、そんな言葉たちになったら嬉しいです。
遅くなってしまってごめんなさい!
自分の「歌」ではありませんが、初めて言葉を形にすることができた作品です。
こうして世に出してくださった、ごんぐちゃんぐP様(ごんさん)、本当にありがとうございました。
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