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FDMタイプの3Dプリンタの糸引き対策を試行錯誤したが、どれも効果なかったことの報告
私は、Anycubic社のMega i3 MaxとKobra Maxの2台のFDMタイプ3Dプリンターを使っています。特にKobra Maxでは、購入当初から糸引きの問題に頭を悩ませてきました。もちろん、これまでに様々な対策を試みましたが、いずれも効果が見られませんでした。
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試行錯誤の記録
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多くの先人たちが糸引きの対策をブログやYouTubeで紹介しています。その対策の内容は例えば、リトラクトの増減、ノズル温度の調整、トラベルスピードの変更、フィラメントの乾燥、ノズルの交換、フィラメントのフロー倍率の調整などです。私も先人たちが紹介してくれた対策を尽くしました。
しかし、特にフロー倍率を50%まで下げても糸引きが止まらないのは、非常に困惑する結果でした。
問題の発見
原因が分からず、「この3Dプリンターはこんなものなのか」とあきらめかけていたところ、3Dプリンターのノズルとは異なる箇所から糸引きしていることを発見しました。
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さらに深く問題を追求するために、ホットエンドを分解して調査してみたところ、ホットエンドより上の部分で樹脂が漏れ、焦げ付いているのを発見しました。おそらくこの漏れた樹脂が造形物に付着したり、ノズルに落ちてくることが糸引きの一因であると推測されます。
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解決に向けて
この発見を受けて、私はホットエンドを交換することにしました。部品はAliExpressとAnycubicの公式サイトから注文できるようでしたが、価格がAliExpressの方が安かったので、AliExpressで注文しました。まだ新しいホットエンドは届いていませんが、届き次第交換を行い、その結果を皆さんに報告したいと思います。
学び
この経験から、糸引き問題に直面した際には、ホットエンド自体の問題も疑ってみることが重要だと感じました。外部からのアドバイスや既存の対策が効果を示さない場合、プリンター内部のより深い部分に原因が隠れていることもあり得ます。
まとめ
もし、同じような問題に直面している方がいれば、この記事が何かの手がかりになれば幸いです。また、ホットエンドの交換が問題解決につながるかどうか、今後の報告をお楽しみに。
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