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【合格体験記】販売士(2級)


note概要

このnoteは、私の販売士2級の合格体験を記事にしたものです。

これから販売士を受けようと思っている方や、販売士について少しでも興味がある方には読んでいただければ、参考になると思います。

私が受けることにした理由

私の職業はSE(システムエンジニア)ですので、販売士を受けた人として、かなりレアケースかなと思います。

なぜなら販売士とは、以下のような人材像を掲げているからです。

マーケティング、マーチャンダイジングをはじめとする流通・小売業における高度な専門知識を身につけている。
販売促進の企画・実行をリードし、店舗・売場を包括的にマネジメントできる人材

販売士2級の程度・能力・人物像(https://www.kentei.ne.jp/retailsales/class2)より

それでも受けたのは、私はゆくゆく、中小企業診断士を受けようと考えているからです。

中小企業診断士の試験には、「運営管理」の科目があります。
この科目は「生産管理」と「店舗・販売管理」の2つに分かれますが、後者が非常に販売士の内容と近いのです。

そこにむけた対策の一環で、学習の定着度を測りたいと考え、受験することを決めました。
なお、学習前には、マーチャンダイジングという言葉すら意味わからん、くらいの人でした。

販売士2級の試験概要

  • 試験時間:70分

  • 5科目(小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理)存在する。

  • 合格条件:すべての科目で50%以上かつ、合計点が70%以上

  • 各科目は、正誤判定問題10問、語句選択問題(4択)10問の計20問

  • 電卓持ち込み可

詳細は、公式サイトをご確認頂ければと思います。


受験までの基本データ

対策期間

対策期間は1ヶ月弱(2024年12月中)です。

12月の最初に参考書を買い、クリスマスに受験しました。
(クリスマスに試験受けているのは中々あれですが…。)

ですので、かなり短期間での受験となりました。

参考書

私が使用したのは次の2つです。
参考書は好みがあると思うので、これでなくてもよいとは思います。

  1. 販売士教科書 販売士(リテールマーケティング)2級 一発合格テキスト&問題集

  2. リテールマーケティング(販売士)検定2級完全攻略問題集 1000

まずは、1の本(一発合格テキスト)を買いました。
1の本は、参考書としてはわかりやすいのですが、問題演習がかなり少ない印象でした。

個人的には、試験対策のほとんどは問題演習に依存すると考えているので、問題集が必要と思い、2の本(完全攻略問題集1000)を買うことにしました。

2の本は、各科目に対して180問(正誤問題90問・語句選択問題90問)あり、かなり問題量が確保されています。
この問題集が合格にかなり寄与したと考えていますので、おすすめです。

対策内容

まず、1の本を2周読みました。
赤シートがついているのですが、正直2周読んだだけでは、中々暗記できませんでした。

定着させるためには問題演習が必須ですので、そこからは2の本をメインにして、各科目ごとに2周ずつしました。

また、学習の中で特に重要だと感じたのは以下の3点です。

  • 正誤問題は問題文をかなりしっかり読むこと。

  • 計算問題をしっかりと解けるようにしておくこと。

  • 法律系の問題は細かいところも押さえること。

正誤問題は問題文をかなりしっかり読むこと。

販売士2級の問題の半分は正誤判定の問題です。
ですので、ここをきっちり解けることは大事です。

問題集を解いている中では、さらっと「正しい」と判断してしまうと、意外と細かいところで誤りがあり、間違えることが多々ありました。

例えば、以下のような問題を考えてみます。

代金前払いであるデビットカードは、与信機能が付随しているわけではないが、消費者には、現金を持ち歩く必要がないこと、カードの破産リスクが非常に少ないこと、といったメリットがある。

これは×なのですが、誤っているのは、「代金前払いである」という部分です。文章の流れだけ見ると、後半に着目しがちですが、前半にさらっと誤っている部分があるので、私にとっては間違えやすいものでした。

こういう経験を踏まえ、正誤判定の問題は特に注意深く問題を読むようにしました。

計算問題をしっかりと解けるようにしておくこと。

計算問題は必ず試験に出ると思われます。
具体的には、

  • 値入・売価の計算

  • 売場の効率化指標(人時生産性・労働生産性・労働分配率など)

  • 経営指標(流動比率・売上高営業利益率・売上債権回転率など)

などです。
この辺りは、式をしっかり覚えることが第一です。
私は簿記2級も持っているため、ここに関してはあまり苦労しませんでしたが、必ず解ける問題、というのは大事だと思います。

法律系の問題は細かいところも押さえること。

法律系の問題も販売士では問われます。
具体的には、

  • 独占禁止法

  • 特定商取引法

  • 不正競争防止法

など。
細かい話が正誤問題では問われたりしたので、ここの暗記は苦労しました。
人によっては捨ててもいいかもしれません。

受験した問題にも、一部そういうものがありました。
(少し具体的に言えば、特定商取引法のうちの、あるビジネス体系のクーリングオフの期間が問われました)

記憶が得意な人はしっかり細かいところまで覚えると、得点源になるかもしれません

試験結果

結果は、以下の通りでした。
合計は、470/500であり、94%の正答率だったようです。

試験の感想

正誤問題と、語句選択(4択)なので試験自体は思ったより早く終了しました。(試験時間の半分くらいを残して終わりました)

試験の難易度としては、正直そこまで高くないと思います。

とはいえ、普段遠い業界に勤めているため、知らないことも多く、頭に入れるものが多かったのは事実です。知らない知識を得られるのはある意味楽しくもありました。

消費者としては、必ず接点がある小売業の話なので、日常のスーパーやコンビニが違う視点から見えるようにもなり、世界が少しだけ広がった気がします。

総じて、学んでよかったです。

ちなみに、合格すると、立派な証明書(カード)が届きます。

終わりに

販売士2級の合格体験は、以上です。

もし気になる内容や質問などあれば、コメントいただければ、可能な限りお答えしようと思います。

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ここまで読んでくださり、ありがとうございました!!

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