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《失敗経験2》他人の失敗談を糧にしろ、成功談はあてにするな
おう、いらっしゃい!
酒場のマスター、シシャモだ。
先日はミスについての話をしたが、今回はお前さんじゃなく他人の話をしよう。
もしお前さんがもっと仕事を成功させたい、
クエストを余裕で受けられるようになりたい、
と思っているなら、たくさん失敗をするといい。
失敗こそが、自分の経験になるからだ。
成功談を話すやつはあまりあてにしなくていい。
成功談なんてものは後からいくらでも美化できるからな。
たまたま上手くいった、周りからの手厚い協力があった、条件が整っていた、運がよかった・・・
挙げたらきりがないくらい、上手くいった理由なんていくらでもある。
それをたった一回、あるいは何度か当たりを引いたくらいで、
自分の力で上手くいったように錯覚しているようじゃ、そいつはまだ二流だな。
上手くいった条件に当てはまらなくなったとき、きっと再現性がないだろう。
どうやったら上手くいきますか、成功する方法を教えてください、と最短距離を取りたがるやつはたくさんいるが、このアプローチもあまりおすすめはしないな。
その方法を教えます!という親切なやつもたくさんいる。
だが、その教える人が上手くいく方法は教えられるが、あなたが上手くいくかどうかまでは責任を持ってくれない。そういうケースをたくさん見てきた。
同じリソースを費やすんだったら、それよりも、
失敗談から得られる経験を、その人と一緒に共有したほうがいい。
これはコスパもいいし、タイパもいい、最高のショートカットだ。
失敗を知っているということは、その失敗を自分で避けたり、似たようなケースにも鼻が利くようになるということだから、その分、上手く行く方向へ近づけられる。
自分で上手くいく責任を取れるんだ。こっちのほうが断然いいだろう?
自分一人の経験で補えない分は、周りの人間を参考にするといい。
身近で教えてくれる人がいるなら、べったり張り付いて一番前で見せてもらえ。
もしいないんだったら、本を読むといい。
本は、一冊の中にその人の経験したエッセンスが詰まっている。
そこから失敗経験を前借りするといい。
そうすれば、お前さんは同じ失敗経験を擬似的にでも経験し、積み上げたことになるからな。
騙されたと思って、10,000冊くらい読んでみな!
1つの華やかで派手なクリアより、
10,000の地味で泥臭い失敗を知っておけ。
そうなったとき、お前さんは間違いなく強いぞ!